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カノケンブログ

釣り道具リール整備に関する事や日常の出来事などを書いています。

へっぽこリール工房。

2019-03-25 04:46:18 | 日記
平成最後、内税最後のリール2割引きキャンペーンも終了し、お預かり分を順次仕上げてお返し致します。

キャンペーンは終わりましたが、3/31までにお預かりすれば内税価格。
今時、内税で頑張っていますなんて所聞いたことありませんが、まだまだ少しお得になります。

マメな方でも1年に1度位のオーバーホールです。
1度もやった事が無い方はたまには道具をいたわってあげましょう。

何もしない人も沢山いますが、いざ買い換えるとなると青ざめ一大決心する位重要なアイテムです。

是非、お待ちしています。

へっぽこリール工房。

2019-03-17 10:56:12 | 日記
グリスアップの勧め。

これまで何度も新品でのグリスアップをお勧めして来ました。

「何故か?」

それでは、この新品リールを分解してみましょう。
※注意。
例題としてこちらメーカーのリールですが、現在の日本国内全メーカー結果としては同じ傾向です。
ピニオンギア上部ベアリングです。
かなり負荷のかかる場所ですが、シールドと内側フレームの隙間はカラカラでグリスなど入っていないのが分かります(このクラスのリールでもブロンズシールドカバーの比較的安価ベアリングなんですね)。
これがマスターギアです。

いかがでしょう?
皆さんが自分で塗布するとしたらこの位の量で納めますか?
摺動子のクランク部もグリスの保護膜不足で鉄粉を含み真っ黒です。
恐らく、店頭で手に取り回転させられただけなのでしょうがこのレベル。

各メーカーでは1年前後でのオーバーホールを推奨しています。

水洗い前提にて1年間安心して使えそうかどうかの判断は皆さん1人1人がする事です。
悪口でも何でもありません。
「事実です。」

このサイズだと本体グリスアップ料金1620円で出来ます。

新品価格プラス1620円掛けたリールと何もしていない新品リール。
長持ちしそうなのはどちらでしょうか?
皆さんならどちらを使いたいですか?

所有者の判断です。

へっぽこリール工房。

2019-03-14 06:27:40 | 日記
内税最後のリール2割引きキャンペーンも残り1週間となりました。

最近リール整備をしていて気が付く事は、新品リールの整備が増えた事です。

「新品なんだからやる必要無いじゃん。」

と思う人もいると思います。

リールメーカーだけに限らず、自動車メーカーや家電メーカー、全てのメーカーで言える事として「市場ニーズに応える。」と言う課題があります。
そしてリールでの現在の流行りやユーザーニーズは「軽い巻き心地」です。
例えそれが「耐久性」を犠牲にしてもメーカーは市場ニーズに合わせなければ商品は売れません。

SEXY-DYNAMITE'Sにてオーバーホールをされたリール。
特にソルト仕様。
先程書いた事から言えば当てはまらないと思います。
滑らかだけどしっとり。
人によれば「重くなった」と表現する人もいます。
適材適所にそれぞれ見あった粘度に調合した油脂を必要な場所に当たり前に付けています。
耐久性の為にはメーカーの組み立てでは塗布しない場所にまで塗ります。
市場ニーズには全く答えていません。
むしろ、塩分と戦うユーザーの現実に答えれば「重くなった」表現のリールが必要になります。

それが嫌な人が本来なら使うべきでは無い仕様リールです。

ですが何故か分解整備をする際、リピーターのリールほどサクサク作業が出来るのは何故でしょうか?
多少のトラブルを抱えていても最悪のケースは回避されています。
逆に厄介なのは初めての依頼品が殆どです。

ソルト仕様は初めて手にしたユーザーは少し戸惑うと思います。
市場ニーズに逆行している訳ですからね。
でも、人間の感覚なんていい加減や曖昧な部分もあり、慣れてしまうんです。
そして、それが当たり前になってからがヤバイです。

店頭で手に取り回した新品リールでさえ滑らかだけど、どこか線の細い不安な滑らかさだと感じてしまう方々が沢山います。

整備1つを取っても、メーカーや僕達の様な業者がいて、好みによりチョイス出来るなんて贅沢な時代になりましたね。

リールと言う機械本来の姿として組み上げた結果がソルト仕様。

そう解釈してもらえれば正解です。


ツナギあるある。

2019-03-12 04:43:27 | 日記
普通のズボンだと用をたす時、上から下に下ろしますよね?

ツナギだと逆で、下から上に上げムスコさんを出します。

無意識に用を足した時には普通のズボンの記憶に従い、閉め忘れる時無いですか?

「チャック開いてますよ。」

と、コンビニのレジで言われた笑

店内を全開で歩いてたんすね笑

通報されなくてよかった・・・・

ツナギあるある。

へっぽこリール工房。

2019-03-10 06:05:03 | 日記
画像と本文は関係ありません。

先日、他府県のお客様から連絡があり、
オーバーホールをしたリールにPEを巻いてもらう為に釣具店に持って行った際、店員さんがリールの巻き心地を見て感動して何処に出したのか聞かれましたと。
ウチの話をしている途中に丁度、シマノの営業の方が来られ三人で巻き心地を語りました。
と感謝のお電話で、何故こんな仕上がりになるのかカラクリを聞かれました。

一番の理由はグリスにあると思います。
市販品では無く、オリジナルな物を油脂メーカーに作ってもらっており、各部に使うにはオイルで粘度調整は自分でやらなければいけないマニアックな品ですが、ソルト仕様を作る為に凄くお金をかけています。

メーカーのオーバーホールを否定しているのでは無く、リールの組み立て方の1つの方向性としてシマノの営業の方にとらえてもらえれば良いのですが。