猫は「寝子」に通ずると言われるほど良く寝る。育ち盛りの仔猫たちなので、遊ぶ時は壮絶に遊ぶが、寝る時の眠りも壮絶に深い。
今日は猫部屋に入ると、日の出のように顎を突き出して寝る兄猫の姿に出くわした。
妹猫はというと、
スコティッシュフォールドのように、耳折れ状態で爆睡中だった。
ちょうどいいので、普段は撮れないアップの写真を山ほど撮らせてもらおう。
例えば、猫のキュートな隠し球、肉球なんか。
兄猫の肉球は、大ぶりでムチムチパンパン。触るとツルンとしつつも、ちょっとペタッとしていて、外を歩く愛犬のザラリとした感触と全く違う。
一方こちらは妹猫の方。
妹猫の肉球は、必ず掌の部分が黒く、指がピンクというカラーリング。
兄猫に比べるとちんまりと、控えめなのが、なんともいじらしい。
しかし、猫の肉球というのはどうしてこうもおいしそうなのだろう。中にカスタードでも入ってるのではなかろうか。
とかやってると、
起こしちゃった。ごめんごめん。兄猫は……
寝返り打って、また寝てた。
仔猫たちが毎日こんな寝顔をさらしている猫部屋は、我が家ではクローゼット兼書庫になっている。
用事があって本や服を探しにいったはずが、寝顔に魅了され、手ぶらで帰って来たことは一度や二度ではない。
さすがに1日に3回、用事を忘れた時には、自分の馬鹿さ加減が心配になった。猫の寝顔には魔物が棲んでいる。
心温まる画像とと文面だけで安らぎを覚えます
里親さんはすでに決まっていたのですが、お引き渡しの日が決定しました。
猫の恩返しですが、すでに充分してもらっています。こんなにかわいい寝顔を見せてくれているんですから。