愛犬耳袋

 コーギー犬・アーサーとの生活と喜怒哀楽

犬に肉

2006年10月27日 | 愛犬の日常




 肉が届いた。
 愛犬アーサーの肉である。肉の種類は馬肉切り落とし、鶏心臓、ターキー角切りなど。
 近隣のスーパーでちょっと手に入れるのが難しい種類のものを、アーサーの食事の為に取り寄せているわけだ。
 我ながら甘々の愛犬馬鹿丸出しだとは思うが、これも愛犬の健康の為と言い聞かせて突き進む事にする。

 早くも興味津々で冷凍肉の袋を舐め回すアーサーを牽制しながら、今日の夕食には馬肉スライスをチョイス。今日の食事にはある野望があるのだ。
 普段は犬の食事本などを参考に、火を通した食材をアーサーのゴハンとして提供している。
 しかし最近読んだ記事に、
「犬は元々草食動物を捕まえて、頭からしっぽ、骨から内蔵までバリバリ生で食べていた訳なので、肉も加熱せず生で与える方が良い」
 というものがあった。ネットを見ると生肉を与える人の話も多く、それならば一度試してみようと、届いたばかりの馬肉でやってみる事にしたのである。





 消化を良くするため、おろし大根とおろし人参、マッシュポテトを付け合わせ、生肉を乗せ、風味付けの粉末昆布をまぶして完成。お手軽である。
 さて、食べてくれるだろうか。
 アーサーは今まで火を通した肉類か、ドライフードしか食べたことが無いのである。

 アーサーをいつもの食事スペースであるサークルの中に誘い、皿を置いてやる。
 喜んで口をつけたアーサーだが、いつもなら一気食いするところなのに、しばらくすると動きが止まってしまった。肉をくわえては食べにくそうに持て余し、こちらをしきりに見てくるではないか。



「これ、火、通ってませんよ?」


 上から覗き込むと、





 野菜だけ食べて肉残してる! すっかりいつもと逆じゃないか! ヴァー! そんなに嫌か?! 生肉は?!
 オマエも犬だろ?! 獣の本能を見せてみろ、コンチクショー。

 このままではらちがあかないので、肉だけ火を通してやろうと近寄ると、取られるのが嫌なのか、慌ててズルズルと飲み込み始めた。
 残すほど嫌いというわけでは無いようである。
 しばらく様子をみていると、食事スペースの脇にある、同じくサークル内にある布団スペースに移動してしまった。
 え? もう寝るの?!





 アーサーは皿周辺に飛び散って残っていた生肉を、一枚ずつつまんで持ち上げると、寛ぎつつ、舌先で舐め転がしながら、ようやく食べ始めた。
 これは、昨日のブログで書いたうれしいオヤツを貰ったときの仕草。
 一応、生肉はお気に召したという事だろうか。
 これで明日、耳をかゆがったりお腹を下したりさえしなければ、万々歳である。

 次は、もうちょっと食べ易いサイズに切っといてやるか(←犬馬鹿)。