MIYAGI VILLAGE

夏は雷、冬はからっ風、人は義理人情を重んじる・・・。

勝とうと思ったほうが勝つ!!みんなを信じてる!!

2007-01-12 23:55:29 | ラグビー
熱すぎる・・・、過去に経験にしたことのない熱さがそこにはあった。

2006年1月12日、大学選手権決勝前、試合練習。

責任と信頼、信じられる仲間たちとともに東条組は戦う。

毎年恒例となっている決勝戦前のBCマッチ、通称ウチゲバ。

今年は21-34でなんとCチームが勝利!!

スキルで上回るB相手にCは気合で挑みました。接点での激しさ、かち上げるタックル、感嘆符を打ちたくなるような一生懸命さでした。おまけに密集からのトライでの勢いも大切、行けー!と思ったところで行けてしまう、そんなゲーム運び。いいチームです。三井-細川のHB団は4年生の意地を感じさせてくれました。

Bは突破力など能力は見せるものの、それを継続できてなかった。やはり関東戦の敗北や赤黒が着れないショックなどが効いているのかもしれません。しかしながら、伊勢のすばやい捌きや大島のナイスタックルなど随所に見せ場はあったと思います。

Cチームが勝ったときのジュニアやコルツの選手たちの喜びようがすごかったです。それとは対照的に膝を地面につくBチームの悔しさも忘れられません。


(激しかった接点での攻防。)


(Bは何度も突破を試みたが・・・。)


(茫然自失のBチーム)


(歓喜に沸き返るCチーム)

そして、その後の試合前練習へ。

試合前練習は、それほど激しいものではなく、基本プレーの確認という感じで、笑みも交えながら、穏やかに行われていました。サンスポで取り上げられていた、22人が体を密着し、横一列になってボールをパスして前進する儀式が印象的で、コミュニケーションをとるうえで確かに重要な練習だと感じました。

そして、そのあとのタックル練習・・・。ヤバすぎでした・・・。部員全員が集まり、全員が叫んでいる中、選手が雄たけびをあげて関東のジャージを着たタックルに突っ込んでいく・・・。ものすごい光景でした。正直、下の写真ではこの気迫は伝わらないと思います。

そのあとはポジション別の練習。FWはスクラム、ラインアウトの練習、BKはパスなどの練習・・・。五郎丸はキックを蹴りこんでいました。


(FWからボールを出して、BKへ展開するイメージは既に出来上がっている)


(矢富のジャージには寄せ書きジャージ。多くの人のメッセージをエネルギーに変えて戦う)


(関東のタックルダミーを用いた、熱すぎるタックル練習)

そして、全部員を前にして、円陣を組んでの決意表明。

泣いていました。部員もファンも・・・。ものすごい空間。

これが早稲田ラグビーだと思いました。

林「明日体を張らないのは男じゃねぇ!絶対中竹さんを男にするぞ!!」

菅野「絶対トライとります。」

茂木「黒澤たちの分まで・・・。」

東条「ここまできたらもう気持ちの問題。勝ちたいと思ったほうが勝つ。みんなを信じてる。いっしょに荒ぶるを歌おう!!」

他にも矢富の檄、曽我部の涙・・・、22人の思いが141人の思いになったシーンでした。その後の北風の合唱。これで、141人は完全に一体化しました。明日はこれにファンの思いをのせて、国立が一人になればと思います。


(決意表明と北風)


(練習後の矢富のパス練習。受けるのはCチームで戦った細川。4年生の絆。)

FW、FW、FW !!

2007-01-02 17:52:30 | ラグビー
大学選手権準決勝をテレビ観戦。結果は55-12で早稲田の勝利!!

卒論の都合上、自宅観戦。となったのが残念ですが、テレビだと細かいところまで見れるので、これはこれで好きだったりします。ただ、ラグビーはスタジアムに行かないとあの興奮と感動が味わえないので、楽しさは半減するんですけど…。

今日は両校のFWの意地がぶつかり合った試合。前半は京産のFWが気合い入りまくりで早稲田にプレッシャーをかけることに成功し、早稲田陣内で試合を優位にすすめる。

しかしながら、前半終了間際に谷口→畠山が怒濤の突撃でトライを奪い、その後のモールトライとあわせて、一気に早稲田ペースに傾いた気がする。その後はFWが京産を上回り、BKが自由に走り回るように…。京産はかなり疲弊していて、タックルが高くなっていました。やはりフィットネスの差が出たと感じました。早田があんなにスルスル抜けられるとはビックリです。

ロスタイムの京産のゴール前スクラム選択をターンオーバーし、その後ロングゲインしたプレイが今日のハイライトでした。早稲田のFWは今年も依然として大学最強ではないかと…。

次戦は関東学院。大体大をノートライに押さえたディフェンスと、体格豊かなFWとセンス抜群のBKの織り成す鋭利な攻撃に勝たねばなりません。とにかく失点を少なくすることが勝利への絶対条件。守れ、刺され、早稲田!!

来年も慶應が早稲田の壁か

2006-12-29 00:58:54 | ラグビー
東京に帰ってきました。

慶應のラグビー部のHPに早慶戦後の夜における円陣の映像がアップされていました。

松永監督の、檄がやばい。

「四年生には申し訳ない、ごめん・・・(号泣)、いいか、三年生、肝に刻め!早稲田を倒すぞ、死んでも倒せ!おい、いいか!」

やばいです。泣けます。

対して、青貫のやりきった感のある挨拶も印象的でした。

「来年も強いから大丈夫。」

早稲田的には全然大丈夫じゃありません・・・。

早明戦のあとに笑ってた明治と、号泣していた慶應では天と地ほどの差があると感じました。明治も来年強くなってくるでしょうが、慶應の熱さには勝てないでしょう。

やはり、慶應が・・・、いつか近いうちに早稲田を倒すんじゃないかな。

その場に立ち会えたらいいですね。来年の早慶の争いも見逃せません。

来年は慶應はFW、BK、ほとんど残ります。

対して、早稲田はBKに関しては五郎丸以外は全員卒業・・・。

さぁ、どうなるかな。

俺は、春は慶應優位と見るが・・・。どれくらいの時期から慶應の新チームが始動するのかもおおきなポイントかな。今年は2月上旬には打倒早稲田で動いていたんだよなぁ、いやはやおそるべきライバル。夏、秋と早稲田が調子をどこまで上げられるかなぁ。

まぁ、とりあえず、今年は絶対、優勝、早稲田!だね。

首藤復活!!

2006-12-24 18:59:46 | ラグビー
とりあえず、短めの投稿をば。

大学選手権2回戦は熱戦に次ぐ熱戦。早稲田の速さが慶應の粘りに競り勝った。前半は早稲田が勝ち、後半は慶應が勝ったゲーム。

今日のキーマンは首藤。首藤の爆走2トライが早稲田を救った。早稲田の高速展開に酔い、慶應の魂のタックルに燃えた。やはり、早慶戦はこうでなくては・・・。青貫にはラグビーを続けてもらいたいが・・・、残念だ。噂によると、ゴールドマンサックスだとか。本当なのだろうか。できれば、社会人になってもタマリバに入ってクラブ日本一を目指してほしい、即レギュラーの力はあるのだから。

慶應が2回戦で消えるのは残念。どう考えても、2位か3位の力のあるチームなのに・・・。関東慶應戦が見たかったなぁ。来年は山田も最上級生になり、もっと慶應は強くなる。早稲田は、来年勝つのがいっそう厳しくなる。

3月の全早慶はぜひ見に行きたいものだ。今年、負けてしまったしね。東条組通算で早稲田の3勝2敗。来年は何勝何敗になるんだろう。

さて、早稲田の次戦は京産大。重量FWが自慢だが、明治に勝った早稲田が負けるわけにはいかない!

関東VS大体大も注目の一戦。ことしの準決勝は一味違う!!














死闘前夜

2006-12-23 22:08:41 | ラグビー
この緊張感は、あのトヨタ戦以来かもしれない。

早稲田にとって、今もっとも当たりたくない相手と、2回戦で当たってしまうというその日を前に俺の緊張感はマックスです。

打倒、慶應。

「早大の守備はよくない。次は前半からリードを広げる戦いで勝ちたい」と息巻く山田を早稲田DFは止めることができるのか。早稲田は早慶戦を前に、まだ本調子ではない首藤をスタメン復帰させ、本気モード。曽我部も早慶戦には出場することになり、中竹監督の気合いが伺える。

慶應は、間違いなく、今シーズン最高の激しさで攻めてくる。早稲田は能力で上回っているが、その上、気持ちでも攻めていかなければならない相手だろう。




――目前に迫った大学選手権2回戦の予想をお願いします。早稲田は昨シーズンと同じで慶應と戦うことになりました。

「一般的な話を言うと、同じ相手と2回戦ったら、必ず点差を詰めることができる。やっぱり点を取られたチームの方が、改善するのはたやすいよね。どうやったらもっと点を取れるかということよりも、取られたものを補修する方が楽なのね。でも、アタックの面でも、こうやったらもっと取れたってものも、もちろんあるわけ。そこらへんがスタッフの勝負だね。相手がどうやってくるかというのを予測して、準備する。慶應の側に立ってみると、こうやったら良いというのは見えるけどね。それは、ここでは言えません(笑)」

――早稲田側から見ると、まずは山田選手対策ですか?

「いや、そうじゃないな。それよりも、勝っているところをもっとどう活かして点を取るかということかな。あと、相手の弱いところが見えているんで、そこをいかに効率良く突いて得点につなげるか」

――11月の早慶戦は、清宮さんの予測どおりの結果になりましたけど。

「でもね、慶應はそんなに特別なディフェンスをしてこなかった。普通にやってた感じ」

――今度はもっと厳しいディフェンスになるんでしょうか。

「何らかのことはしてくるだろうね。これで普通にやって普通に負けたら、見に来た人たちは満足しないよね。やっぱり伝統校の工夫みたいなのをね、魂を…。早稲田はもちろん山田には走られちゃいけないし、最強チームとしてのプライドを持った崩し方をしてほしいな」

――キーマンとなりそうなのは、誰でしょう。

「曽我部は出るんだよね。ケガは治ってるの? ギャンブルだね。まあ、慶應は当然そこを突いてくるだろうね。誰に言われるわけでもなく」








これはあのお方のインタビュー録。

慶應は11月の早慶戦では普通のディフェンスしかしていない。今回は普通でないディフェンスをしてくる可能性があるということ。ラインアウトや、接点での戦略やら、激しさが前回とは違う可能性があるわけですね。

さらにキーマンが曽我部。しかし、ポジティブな意味ではなくて、曽我部が穴だと・・・。

いったい、明日はどうなってしまうんだ・・・。

明日は死闘になる予感・・・。

慶應に注目してみよう

2006-12-21 21:55:12 | ラグビー
今週末のワールド戦にサントリーの竹本が先発するらしいです。

竹本は昨季の慶應のキャプテン・ナンバー8。清宮さんは竹本が相当お気に入りらしく、大学時代から、竹本はいい男!とコメントされていますが、今回も褒めてますねぇ。清宮さんが彼はいい!と一人の選手を褒めてるのってあんまり印象にないので、珍しい気がします。他には隆道くらいじゃないのかな。

まぁ、ナンバー8で主将の選手には特別な思いがあるんでしょう。

俺も竹本はやべぇな、と思っていたのを思い出しますね。魂のタックルですよ。春の早慶戦では隆道を病院送りにしてますからね、激しすぎです。早慶戦でも低いタックルが印象に残ってます。トップスピードの菅野のランを止めたのも竹本だったと思うけど、違うかな。菅野本人は山縣って言ってたけど、まぁ、早慶戦では菅野は何本も止められてるからな、いずれかだろ。

でね、今日はそんなわけで、最近ハマってる慶應について語るよ。

今年のキャプテンの青貫もヤバス。ディフェンス、アタックともに良!早稲田で言うところのジャガーみたいなプレイヤーだね。インゴールに飛び込むすべを知ってるFL。早慶戦でもトライしてたね。タックルもバシバシ行くし、慶應のお手本のようなプレイヤー。卒業後はラグビーやめてしまうらしく残念だけど、まぁどっかの一流企業で頑張ってくれるはず。夢は日吉に二郎を出店することらしいから、夢に向かってがんばれ!ちなみに松永監督も二郎を日吉に出すのが夢らしいね。やっぱ慶應の体育会は伝統的に二郎中毒なんだね。

で、一列にも注目。石津、金井、雷太郎の3人にリザーブの廣畑。石津はよく知らないけど、金井は群馬の太田高校出身、一浪で入学した苦労人。しかしながら大学でも指折りのHOとして注目されているプレイヤー。明治戦ではスクラム組むときに笑ってた。慶應スクラムの核。(太田高校は5番のその名も太田っていうプレイヤーも慶應に輩出してる。でも、高校自体はそんなに強くないけどね。まぁ、清宮さん曰くのたまたま強いチームに行かなかったプレイヤーってことなんだろう。)3番の雷太郎はちっちゃいんだけどスクラム頑張ってる、黄色いヘッドキャップとあいまって人気者。リザーブの廣畑は1年ながらも桐蔭準優勝メンバーのPR、要注意(8番の松本も準優勝メンバー)。

そして、慶應といえばBK。まずHB団。皆良田・花崎-川本のコンビ。皆良田が正SHだが、同志社戦は欠場。ケガなのか、温存なのか、分からないけど、早稲田戦も出れないとなると慶應には大きなダメージ。花崎は皆良田に比べると捌き中心のSHか。川本は曽我部がお手本にしていると公言しているほどのSO。キックだけでなく、アタック能力も備えた万能SOだ。捌くと見せかけてインゴールへ、というお得意パターンができるSO。彼らHB団から慶應のラン・ザ・ボールが始まる。要注目。

そして豪華BK陣。注目は山田と小田の3年生コンビ。山田は大学ナンバー1WTBと言ってしまっていいだろう。アジア大会では7人制日本代表としてトライを量産→金メダリスト。たぐいまれなるアタック能力、すさまじいステップ、強靭な身のこなし、3人がかりじゃないと山田は止まらない。先日の早慶戦での山田劇場はすさまじかった。走らせたら止まらない、早田は振り切られるし、すごいもんだった。FBの小田も注目。中竹監督の高校の後輩。アタック能力が高く、キックの成功率も高い。小田→山田と渡ったとき、早稲田のDFがどう彼らを防ぐか見もの。

あと、LOで出場する可能性がある宮崎有生にも注目したい。松永監督が言うには、ディフェンスだけでAチームに行った選手らしく、ただでさえ、タックルの激しい慶應の中で、さらに激しいというくらいだから、どんだけ激しいんだ?と楽しみにしています。

さて、長く語りすぎました。もうそんだけ楽しみってことです。

チケットはもう指定席は全部売り切れらしい。

早稲田にとっては絶対に負けられない最大の壁、慶應。明治はショボかったけど、慶應にはただでは勝てないだろう。慶應はこの一戦にすべてを賭けてくる。油断したら、早稲田はマジで負ける。慶應はそれくらいヤバイ。

12月24日、事実上の決勝戦との評判も高い、早慶戦。

早稲田は絶対に負けられない!!


決戦は宿命の舞台、早慶戦へ

2006-12-17 20:56:54 | ラグビー
ラグビー大学日本一を決める大学選手権がついに開幕。

早稲田は一回戦、関西学院相手に85-7で勝利!!

【試合結果】
関東学院83-14日体大
東海   36-7 立命館
京産大  10-7 帝京
早稲田  85-7 関西学院
慶應   48-19同志社
大体大  28-17流経大
明治   29-17大東文化
法政   33-0 福岡


早稲田は主将の東条、要のSO曽我部が欠場し、片翼飛行のスタンディングメンバー。SOには注目の一年・村田が入り、FLは上田が抜擢されたが、二人の不在の影響の大きさを感じさせられる試合であった。

今日の早稲田の攻撃はBK主体。展開ラグビーで攻めるものの、村田ではパスの飛距離、精確さに曽我部とのあまりの落差を感じる。曽我部のピンポイントでの飛ばしパスのすごさを改めて見直した。

しかしながら、矢富、五郎丸、今村というスター選手は健在。彼らが突破し、相手をひきつけてWTBに渡してトライというお決まりのパターンで点を重ねる理想的な試合運び。特に後半の三原のトライが印象的だった、足が速い!余裕のトライが多かったから、全速力のトライってのはなかなかないけど、MAXスピードはやっぱヤバイです。

また、後半は矢富がSOに入るという変則パターン(SH茂木)。FBは五郎丸→三原→佐藤と、リザーブメンバーを投入し、さまざまなパターンを実験。やはりケガ人が多いのが気になるところ。選手権は一回負けたら終わりの短期決戦なので、さまざまな攻撃パターンを持っておくことは重要だ。早稲田は矢富、長尾、佐藤といったユーティリティプレイヤーを擁しているので、彼らをどのように使うかが、タイトなゲームで鍵となるかもしれない。

FWはスクラムは圧倒。ただし、後半のディフェンスが課題。最後の10分は自陣での戦いになり、トライまで奪われる始末。モールは進めていない、十分に止められていない。相手はポイントを横にずらしてくるし、早稲田対策は万全の模様。このままでは来週の試合ではFWでやられるかもしれない。種本や林などいいディフェンスをする選手もいるが、タックルが高い選手がおり、ディフェンス面で意識を上げて欲しい。2試合連続でのハイタックルでのシンビンはいかがなものか。去年のトヨタ戦を思い出せ!

来週は、同志社を圧倒した慶應が相手となることに決まった。



同志社は大橋がケガをおして出場したが、慶應を止めることはできなかった。試合記録を見ると、注目の山田は後半15分までの出場であったが、2トライを決め、大暴れした模様。さらにFLの主将・青貫やFB小田、SO川本とタレント陣が仲良くトライを決めた。去年は京産大相手に雪の瑞穂で苦戦した慶應だが、今年は万全の仕上がりで勝ち進んできた。

去年は、2回戦で激突し、早稲田が25-8で辛勝した試合だった。今年は慶應は去年より確実に力をつけているかわりに、早稲田は力が落ちている。去年よりタイトな試合になった場合、試合の行方は分からない。ましてや、11月の早慶戦では前半8-14と慶應リードで折り返した現実。

ラグビーファンとしてはゾクゾクするゲームが久々に見れそうで楽しみだ。しかし、早稲田が負けるようなことだけはあって欲しくない。31-24くらいで早稲田が勝てればベスト。早慶ともに後半は力が落ちる傾向があるので、先に落ちたほうが負けることになるだろう。

来週が待ち遠しい!!



(曽我部不在とはいえ、BKの速い攻撃は健在!)


(スクラムは安定、あとはディフェンスのFW陣)


(続々と出るケガ人にどう対応するか・・・。写真は上田。)


(試合後、メンバーを見つめる東条は何を思う?)

【速報】山田!!

2006-12-12 09:55:09 | ラグビー
ラグビー日本代表が韓国を下し、金メダル獲得!

決めたのは後半ロスタイムの山田の逆転トライ。
相手を引きずりながら、片手でインゴールに押し込んだそうだ。

やはり、山田はすごいプレイヤーだ。
今週末の同志社VS慶應は注目の一戦になりそう。

早稲田、宿敵に敗れる・・・

2006-12-10 23:46:44 | ラグビー
大学のBチームのリーグ戦、ジュニア選手権、その決勝が今日。

早稲田VS関東という、Aチームの選手権とまったく同じ顔合わせで推移している近年。しかしながら、Aとは違い、こちらは早稲田が四連覇中で、今年は五連覇という途方もない勝利をもぎとるはずだった。

だが、関東はやはり簡単には勝たせてくれなかった。去年の決勝戦メンバーであるLO北川・CTB重見に加え、FL清水・SO竹内といい選手を揃えてきた関東の強さに舌を巻いた。

早稲田はスクラム・ラインアウトで劣勢。対して、関東は北川勇次の強さが際立った。また、BKも早稲田は不発で、ゲインしても関東のディフェンスを突破することができずに、相手にボールを謙譲。単発な攻めばかりで、早稲田の真骨頂である展開ラグビーには遠かった。BKの突破力こそあれ、そのあとの選手が続けなかったのがつらかった。反則も多く、中でも、後半のトライシーンでのノックオンが痛すぎた。

ただ、ディフェンスは頑張ったと思う。各々がしっかりタックルに入っており、相手の攻撃をつぶすことができている。特に後半の最後になってから、ディフェンスがよくなった気がする。松田、そして3列のディフェンスはやはりいい。

関東はディフェンスで早稲田をよく潰せていたし、スクラム・ラインアウトでもプレッシャーをよくかけていた。早稲田ボールラインアウトのときに、「前!前!」と大きな声で叫んでいて、早稲田からしたら手前に投げにくいし、大きなプレッシャーだったはず。まして、関東のジャンパーのサイズの大きさがある。SOの竹内はいいプレイヤーだと感じた。ラフプレーが多いのが傷だが、スルスル抜けていくところが正SO藤井に似ている。北川・清水の突破力は脅威。重見は少し目立たなかったか。

この負けを糧にAチームに頑張ってもらうしかない!


↑スクラムはプレッシャーを受けながらも、形を崩さない程度に組めた。


↑早稲田の得点はこのPGのみ。


↑無念の試合終了・・・。


↑崩れ落ちる早稲田フィフティーン。橋本はしばらく立ち上がれなかった。


↑試合後の挨拶。須藤はまぶたを手で押さえ、橋本は顔を上げることができない。


↑円になり、中竹監督の話を聞く。このあと後藤コーチの檄も。


↑全員が起立、そして沈黙。Bチームを見つめるAチーム。

伝統の一戦・早稲田VS明治

2006-12-03 23:57:52 | ラグビー
毎年12月最初の日曜日に開催されるラグビー最大のゲーム、それが早明戦。もちろん4年連続で観戦してるわけですが、今年は明大FWの復興もあり、1年次以来のタイトな試合になるのではないかという期待と不安を持って観戦してきました。

しかしながら、その心配は無用でした。試合は43-21で早稲田の完勝でした。

スコア的には早慶戦に近いものの、早慶戦とは違い、見ていて非常に安心感があり、負ける気はまったなし。むしろ前半は完封であり、後半の順調な点の取り方も鑑みて、早明戦史上最高スコアである49点の更新は間違いないかと思いましたが、最後は中竹監督の温情?で、五郎丸・矢富・畠山ら主力を後半30分をめどにに入れ替え、それ以上の加点はならず。

このあとの10分で明治に2トライされているのが早稲田としては課題です。特にラックからの田中のトライは防ぎたかった。前半、早稲田ゴール前での明治の怒涛のモール攻撃を防げていただけに、ここは止めて欲しかった。また、疲れもあっただろうが、明治BKへのタックルが甘くなる場面もあった。明治のBKがロングゲインすることがたびたびあり、その際のディフェンスのほころびが気になります。

メンバーを入れ替えても安定した戦いができるようになって欲しいところです。



課題であったFW戦については完勝。特にラインアウト。当たり前のようにマイボールは確保。明治は高さで上回りましたが、早稲田の分析力の勝ちでしょう。ターンオーバーもありました。スクラムについても、特に前半は、俺の席からは明治のプレッシャーを受けているようにも見えましたが、選手のコメントを読む限りでは、まったく問題なかったとのこと。瀧澤の「練習どおり組めました」という言葉が頼もしい。

接点での激しさも健在。すばらしいタックルの数々。特に東条と林。彼らの渋い活躍が光りました。やはり早稲田の3列はすばらしい。また、種本、権丈、瀧澤とアタックでも随所で活躍を見せ、うれしい限り。FWをライン攻撃に参加させるという作戦は見事にはまりましたね。権丈や瀧澤、種本を明治のディフェンスが止めるのは難しいでしょうから。

FWに関してはメンバーが残るので、来年に関しても明治に蹂躙されるということはなと思います。

BKは圧勝でしょう。個人的MVPは五郎丸。シンビンで10分間退場というアクシデントもあったが、今日は3トライの活躍。とにかくものすごい突進力でトライをもぎ取ってくれました。今日は五郎丸のフィニッシャーとしての力強さが際立ちました。

右へ左へという展開ラグビーを体現した、HB団、CTBにも賛辞を送りたい。今日は曽我部が試合途中に肩を負傷して、全開ではなかったけど、その分、矢富が曽我部を飛ばして、そのままCTBにパスしたりと、カバーは十分にできていました。曽我部は今日の悔しさを胸に次ファンタスティックなプレーを見せて欲しい。やはり曽我部の飛ばしパスが見たいので。飛ばしパスが不調だったこともあり、WTB菅野は力強いランこそなかったものの、随所でいいタックルを連発。ゴール前でのモールディフェンスでサイドアタックを防ぐ役割も担っていました。

そんなわけで、今日は大学選手権に突入するにあたって、大きな希望となる試合でした。この強さならきっといける。そして、最大の敵はやはり慶應か。大学選手権2回戦でやってくる慶應戦に照準をあわせて欲しい。おそらくこれが事実上の決勝戦になるでしょうから。慶應にさえ勝てれば、あとは波にのっていけるでしょう!!

がんばれ、東条組!!


↑明大主将・日和佐。負けたとはいえ、主将の重圧から解放された。笑顔で応える。


↑観客席に挨拶する早稲田。矢富の天高く上げた手が印象的。



さて、早明戦といえば、毎年恒例の夜の早明戦もあります。

今年は昨年いっしょに飲んだ団体の方から、今年も一緒にどうですか?という誘いを受けていたので、その方たちと、楽しく、そして熱く飲まさせていただきました。


↑早稲田のみんなで記念写真。上には早稲田・明治・同志社の旗でノーサイドを表現。


↑そのあとは早明入り乱れての飲みへ。紫紺・紺碧のエンドレス。お酒はピッチャーで。


↑このHさんが一番早稲田相手に飲んでくれた。来年からは地方に就職するので来れないことを残念がっていた。


↑明治の幹事のYさんと。Yさんはかなりラグビーに詳しく、熱い男だった。12月24日はクリスマスなどではなく、大学選手権2回戦の日であり、1月2日に再会するという共通認識で俺と一致した。


↑今年は質だけでなく、量でも早稲田優位だったコマ劇前。明治の職員による取締りが強くなったのが主要因。ただ、それでも殴り合いのケンカは健在で、後輩はみぞおちを負傷した。


↑夜10時ごろ、警察も職員もいなくなり、早稲田の学生が柵によじ登って、高レベルな集団による紺碧の斉唱が始まる。


↑さらに紫紺・若き血、各大学のチャンスパターンをみんなで肩を組んで歌いまくる。もはや早稲田か明治かは関係のないすばらしい空間・時間でした。

個人的には、明大の団体2組にそれぞれ2回ずつらい胴上げされて面食らいました。しかし、胴上げされるのは久々でしたが、やはり宙を舞うのは楽しかったな。去年に比べても早稲田と明治の間の距離が縮まってきてて、徐々に対立ではなくて友好に変わりつつあるのはいい傾向だと思う。来年以降も充実した対決を期待したいです。






○早明戦といえば伝説の生まれる場所、4年間を振り返る

1年次:早稲田の学生が試合後のグラウンドに飛び降り、独走トライを試みるも、ハーフライン付近で警備員にタックルされて不発(ノットリリースザボール)に終わる。

2年次:明治と魚民でコラボを試みるが失敗。相手が校歌しか歌えなかったのが誤算。ただし、歌舞伎町でカリスマ降臨。全早○田学生連盟の漢が、玉子石の上に乗っかり、ほぼ完璧な校歌・紺碧のテクを披露。当時4年だった先輩が感動のあまり撮影したのが下。





球状のオブジェの上でこのように体をピンと張り、力強いテクを披露することは素人にはできません。さりげなく下で2人の漢が支えているのもポイントです。ちなみに、手前の学生服の漢は、今年の春の野球・明法戦を赤黒で観戦するという快挙を成し遂げた漢です。

3年次:歌舞伎町の某飲み屋で紫紺の歌える明大生と遭遇。すばらしすぎるほどのコラボレーション。当サークルとしてもあれほどのレベルの飲みは前代未聞ではないかと。やはり、ただ飲むだけではなく、自らのアイデンティティと誇りをバックに、他への寛容性を持ち、これらを含んだ飲みというのはすばらしいものがあります。この飲みが今年の歌舞伎町へとつながる。




PS.来年も元気だったら歌舞伎町へ来てみたいものです・・・。