極意其の弐拾弐

勝ちパターンを知ろう。


最初のうちは金額に拘らず、とにかく利食いする。
千円でも二千円でもいいから収支をプラスにする事を経験しよう。
千円儲けたってショウガナイ。そんなセコイ事やりたくない。
などと思わず
それを反復何度でも繰り返す、小額でも利食いを繰り返す事によって
ある程度勝ちパターンが見えてくるはずだ。
その勝ちパターンがおぼろげに見えてきたら
今度は利食いする金額を多くする努力をする。
そうすると、だんだんに利食いするのが難しくなり
もしかすると”ど壷”にはまる事になるかもしれないが
それをやる事によってどの辺りで止めればいいか学ぶ事ができるだろう。
それでまた段々に金額の目標を下げて行って
容易に利食いできて、そこそこの金額になる線を探る努力をするのだ。

言葉にするとこんな感じになるが
実際にやるとなると結構難しいかもしれない。
実を言うと、この闇太郎も
どのぐらいの線で手を引いたらいいのかが
まだ分かっていない。
というか永遠に分からないのかもしれない。
いつも早めに手を引いて
もう少し粘っていたらもっと利益が出ただろうに！
と思うことシバシバである。

いつも売りは難しい！と思い知らされるのだ。
株を始めて十九年にもなるが未だそう思っている。

売りは簡単だ！
と思える日が何時か来るのであろうか？