日常生活のスピリチュアル

アクティヴヒーラーの活動日誌です by p-suke

海を守る天使との再会

2007年06月02日 | Weblog

私には「一緒にスキューバーダイビングに行こう!」って約束したのに、夢を果たせなかった大切な友人がいます。

ダイビングはまずはオープンウォーターというランクから始まり、アドバンスやレスキューやインストラクター等、資格を取りながらランクアップしていくことが出来ます。
でも実際にファンダイビングをする時に重要視されるのは潜った本数!
流れが速かったり、深めのポイント、大物が見れるポイントに行く時はまず、ランクはほとんど聞かれることはなく、経験本数を聞かれますね・・・
一緒に潜る人達の中に経験が浅い人が一人いると、その人のレベルに合わせた易しいポイントに決められちゃうんです。

彼女は私達より約2年遅れでライセンスを取ったので、私達に迷惑かけないようにと、ライセンス取っても一緒には行かず、私達に追い付こうと独りでショップのツアーに参加し、凄く早いペースで潜っていた最中の事故でした

私と同様、スポーツが大好きな彼女は前日の夜、仕事を終え、遅くまでジムで鍛え、エアロビも2本受けて帰宅。
早朝出発だったので2~3時間睡眠でのダイビング。
1本は普通に楽しんだんだけど、2本目の前の食事は喉を通らず、チョコ1個のみ。

2本目開始直後だったみたい・・・
私達には詳しいことは伝えられなかったけど、多分極度の疲労に内臓へ大きな圧力がかかったことによる心臓麻痺だろうと。

気持ちはイケイケだけど、肉体が追い付いていない!
ココロとカラダがバラバラになっている状態の時、想像もつかないような色んなことが起きるんです。

仕事で頑張りすぎちゃう人や、寝る時間を惜しんで遊んでしまう人によく見られるかな・・・
骨格筋のテンションを下げ、アルファー波状態にならないと脳も休まらない。
休まらなかった脳には次第に腫瘍が出来たりすることもあるんですよ

でも小さなサインは出ているはず!見逃さずにきちんと自分と向き合うことが必要ですね

彼女の死は私達の人生に大きな影響を与えました。
「あの時、久しぶりに町で会って、自分がダイビングの素晴らしさを語らなかったら、あいつは死ななかったのに・・・」
仲間の一人は自分をもの凄く責めました。
私もしばらくはダイビングに興味を持った人に「やってみなよ!楽しいよ♪」って話すことが出来なかった・・・

でも救われたのは友人のお母さんの優しい言葉

「自分を責めないで下さい。成美はダイビングを始めてから、本当に生き生きしてたんですよー 海までは大好きなサザンの曲を聴きながら行き、帰って来るとうるさい程に『○○の魚を見たよ!お母さん知ってる?!!』って人生の中で一番楽しそうでした

ご両親は今でも毎年、命日に亡くなった伊豆へ旅行するそうです。
普通なら、愛娘の死の悲しみをぶつける場を見つけたり、亡くなった場所は二度と見たくなかったり・・・
負の方に気持ちを置きがちなのに、「娘をあんなに輝かせたものをもっと知りたくて・・・」と体験ダイビングまでされたそうです。
簡単に出来ることではないですよねー
ご両親のメンタルの強さには尊敬です。

明日、6月3日は成美ちゃんの12回目の命日。
ダイビングシーズンが始まるこの季節に、このことを思い出すことにより、気を引き締めることが出来ます。

今日は1日早いお墓参りに行って来ました。

12年前、一緒にウエットスーツや器材を買いに行って、佐野ラーメン食べて、カクテル飲みに行って・・・と長かった一日のことを思い出してたら・・・
にっこり微笑む、成美天使の顔が見えましたー