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教養懇話会(95回)「ワシントン情報から探る国際情勢」・・・姶良市ふれあいセンター

2015-02-27 11:35:50 | 教養懇話会

2月26日、姶良市加治木町ふれあいセンターにおいて教養懇話会(第95回)が開催され、今月はNさんが当番で「ワシントン情報から探る国際情勢」についてをA4版3枚にまとめて発表されましたが、Nさんの了解を得たので紹介します。

今回の発表内容は、日高義樹著(PHP研究所)の「中国破れたり」の本を参考にしてまとめたものです。著者の日高義樹氏は現在はハドソン研究所の上級研究員で、シンクタンクの一員としてアメリカの安全保障関係について、アメリカの歴代大統領や要人との人脈を通して研究され、多くの著書を発表されています。今回の内容は著者の見解なので、違和感がある人もおられるかもしれませんが、概要について紹介します。

1、オバマ政権の中国政策失敗・・・中間選挙民主党惨敗・・・アメリカでは2008年、中国と融和政策をとるオバマ大統領が当選してから中国が急速に経済力を強め、軍事的にアメリカをアジア西太平洋から追い出す姿勢を露骨にし始めたのは、オバマ大統領の融和政策のせいだとアメリカ人が考えるようになった。オバマ大統領は中国との関係を重視し、中国とアメリカが協力して世界、少なくともアジアのことはすべて決めるという、アメリカ・中国G2体制を確立しようとした。しかし、国際現実をよく知っている政治家たちは、中国が経済的な実力も、金融的な能力も、さらに軍事力も2流のものにすぎないことがわかっていた。

自分の思い込みだけで、中国を唯一のパートナーとする無謀な国政を始めたことが、中国をさらに甘やかし、世界第2の経済大国になったことから、世界を支配できるのではないかと幻想をいだき、それに見合う軍事力の拡大に全力を挙げた。そして、世界の列強といわれた国々が行ったような膨張侵略政策をとり、周辺の国々に圧力をかけ始めた。

2、オバマ外交はすべて失敗・・・●中東政策の失敗・・イラクの分裂(スンニ、シーア、クルド)●シリア紛争の対応失敗・・シリアの分裂 ●アフガニスタンの失敗    ●ウクライナの失敗・・オバマ大統領の卒業論文・・米ソ冷戦(レーガン大統領の宇宙戦争否定)・・ロシアのプーチン大統領は、オバマ大統領のこういった欠陥を見抜いていて、経済封鎖などで脅しても、ウクライナに対する侵略をやめるつもりは全くない(ハドソン研究所ロシア専門家の意見)

3、中国の軍事力増強は失敗する・・・●アメリカ海軍の中国に対する機雷作戦・・アメリカ潜水艦隊のクルージングミサイル発射技術と機雷による,ずばぬけた抑止力をアメリカ海軍は保持している。・・中国の沿岸2000キロの海岸線の沿岸から幅320キロにわたって、機雷を敷設する体制がとられている。(中国は対潜水艦攻撃能力と機雷探知能力が遅れている)●中国の防空体制に対して、アメリカは十分すぎるほどの攻撃能力を有している。●アメリカは新しい兵器を作り続ける。

以上が発表の概要ですが、添付した資料に詳しく掲載してありますので、クリックして確認してみてください。

※写真をクリックすると拡大し2回クリックすると更に拡大します。左上の←をクリックすると戻ります。

  

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