80歳に向けて・「新風来記」・・・今これから

風来居士、そのうち80歳、再出発です。

老老日記 (その1・2018年4月)

2018年04月27日 17時11分27秒 | 日記
老老日記 (その1・2018年4月)

老いて自らを他人任せにする、せざるを得ないという不安。

70代突入・・・日々、体力の衰えを感じる。
この年代では当然、致し方ないことだと言われそうだが、
まだまだ、この私、やることがあるのだ、こんな所でもたついていられっか!!
・・・てな事を他人様には言ってはいるものの、現実を顧みてみれば、やはり
これは年寄りの見栄、幻想だと思わざるを得ない。

気力はともかく、体力は確実に低下している。
男の (多分、女性であっても同じだろうとは思うが) 独り暮らしとは、わびしく
寂しいものだ。
いつ病気で寝込むことになるか、その時、近くに誰もいない。
頼るものがない。

私の場合、実際は弟と同居中だが、彼には仕事がある。
さらに、こちらの気持ちとして、これ以上、弟の世話にはなりたくないという、
言ってみれば自尊心がある。

いずれ、単なる老人の見栄に過ぎないことなのではあるのだが。

病気で寝込むならまだしも、認知症(おっと、これも立派な病気だった)になった
ら、どうすれば良いのか?
あぁ、もっとも認知症では、当事者の私は何も分からず、何も気にならないのか
も知れない。


せめて、私に、ある程度の財産でもあればなどとも考えるが、現実を見れば、
苦笑いをしてごまかすしかない。


私の人間関係。
振り返ってみれば、私の過去は、常に他人に頼って生きてきたようなものだ。
それでも若い頃、在職中は、「自らの意志で働いている」と考えていたのだが、
今、思うと、ずっと「働かせてもらっていた」のだなと感じる。

暇もてあまし、ひたすら駄文を綴る。

これで話し上手であるならば、他人も寄ってくるのだろうが、無口の上、話し
下手では人も離れていくだけだ。

私の存在は、弟にとって、あまり有り難くないのではないだろうか?
日々、常に出歩く以上、外面もまた大事にする必要があるだろう。
妙な兄の存在が職場に知れたら、何かと働きにくくなるものだ。

ふと、見上げた空が、大分曇ってきた。
頬に当たる風が、何やら湿っぽい。

行く当てもなくふらふらと、今日も独り、町中を彷徨う老人。
出来るなら、いつか、こんな無意味、無目的な行動から卒業したいものだ。


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