関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

文化会館建設事業費増額の是非を討論

2014年08月26日 | 市政全般

22日の臨時議会の動画がアップされましたので、各会派・議員の討論内容を確認しました。全文は長いので私が読み取った趣旨を要約してご紹介します。質問と答弁が重要で、そこで明らかにした(なった)ことを踏まえた討論になっているか問われるところなのですが、今は要約する時間が取れません(9月定例会の議案審査が始まったので)。又の機会にします。

市民クラブ:加賀山茂 建設予算2倍となり市民は驚愕。当初からこの金額がわかれば今の設計は採用されなかった。新たに計画し直すべき。「早く建設」は理解できるが、空前の建設ラッシュで見通しがたたないなかで前会館を解体した当局の責任も明らかでない。責任あいまいのまま次世代に多額の負担を押しつける前代未聞の計画。さらに維持管理費多額。身の丈に合わない金を浪費する、維持管理費を垂れ流す将来の厄介者。当初と大きく異なった計画を市民に説明することは当然。あやのついた会館の建設は、関係者も市民も期待していない。可決は本市の歴史にぬぐいがたい汚点。
新政クラブ:本間新兵衛 資機材・労務費高騰、作業員技術員不足と、極めて厳しい環境の元での工事発注は難しい作業だったが、今回19億の大幅な増額は、過去3回の積算がどういう基準だったのか疑念。見通しの甘さなど遺憾であり、一連の混乱を来した結果責任を指摘せざるを得ない。設計コンセプトは、市民説明会、ワークショップや、パブリックコメント、議員全員協議会、景観審議会、都市計画審議会など丁寧に創り上げられた。それは最大限尊重しなければならない。「見直し」すると1年半以上工事が遅延、トータル的に財政面でもデメリットが明らか。一方、「難易度の高い設計で費用増加」とされてきたが、同規模内容で単純な設計にしても大きな差異がないと明らかになった。あらゆる状況を総合的に判断して、増額は早期完成を図るためにはやむを得ないと判断。なお、事業費増は、①直近の実勢価格を取り入れたこと、②適切な施工、作業の安全の確保、工期の厳守、労働条件の確保を図るため必要。
政友公明:秋葉雄 年間10万人利用、4割は小中学生。これ以上遅れることは、芸術文化教育活動に重大な影響。白紙に戻せば長ければ約5年。例えデザイン・設計変更を含めて検討し直しても、現状の予算を削減できる可能性は低く、むしろ震災復興・オリンピックを考えれば更なる高騰が予想。他自治体の類似施設との比較でも、社会情勢を考えても特段飛び抜けて高い費用ではない。今発注しなければ12億1千万円の臨時交付金使えなくなる。デザイン等は、多くの批判があることは承知しているが、総合的に考慮すれば反対すべきではない。これ以上混乱させることは市政への責任の上からも許されない。
田中宏 構想段階から、「幅広い分野・世代の市民と共同すべき、特に高校生とのワークショップを」など提起してきた。そもそも、単独改築と市役所内部だけの議論で決定。基本計画が20数ページの貧弱なものであったことがその後の混乱の原因の一つ。22名のパブコメ、HP公開設計者選定のプロポーザルヒアリング市民公開は、含めて開かれた市政への第一歩だった。5社のプレゼンを135名傍聴。その時は、「妹島和世の設計で建築されればすばらしい」と思った方が多い。しかし、整備基本計画が具体性に乏しいため、その後市民説明会は言いたい放題の要望延べ合いとなった。もともとの問題点は、2年半の休館を軽く見たこと。別の場所に建てることを決断していれば、オリンピック終わるまで待つことができた。しかし、「雨降って地固まる。市民地域行政の総合力を発揮し信頼関係高める好機。市の方針が固まってから市民や議会に説明するという姿勢が元凶。幅広い市民、若年層、普段会館を使わない人を含めて、情報共有と対話で新しいイメージをみんなで確認すべき。

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