関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

学童保育所卒・入所式~子どもと保護者に感動です~

2008年04月05日 | 子育て・教育

 学童保育所:星の子の卒・入所式があり、来賓として参加しました。

 今年は、卒所2名に、入所29名ということで、百名を超えることになるようです。

 

 始めに、卒所する2名の生徒と保護者への、在所生からのプレゼントとお礼、卒所生・保護者の挨拶がありました。

 卒所生の一人は、マイクを渡されると、コブクロの「蕾」を謳いました。アカペラで、特に上手という訳ではありませんでしたが、思いのこもった、いい歌でした。
 その後彼は、学童での思い出、後輩達への思い、将来の夢を語りました。
 「働いて、お母さんを楽にしてあげたい」とも話しました。

 続いて、お父さんが、「学童は、働く私たちに無くてはならない施設だった。子どもも学童で成長させてもらった・・」と、声を詰まらせていました。


 学童でも、家庭でも、しっかりとした、思いやりのある子どもに成長している卒所生、働きながら、苦労してその子を育ているであろう、実直そうなご両親。

 その姿を見て、目頭を熱くしているのは、私だけではありませんでした。


 親子の姿には、「学童とは何であるか」ということが、百万遍の言葉を費やす必要も無く、見事に映し出されていると思いました。

 もう一組の親子の姿も、同様に感動的なものでした。


  その後、在所生から卒所生への心のこもった言葉があり、女の子たちが元気な踊りを披露して、会を盛り上げました。




 会の冒頭、運営委員長の挨拶で、施設が拡大されることが報告されました。
 

 現在、市教育委員会所有の建物(元鶴岡三中の教室)の貸与を受けていますが、人数の増加で手狭になったため、施設の拡大を市に求めてきたものが実現したものです。

 今使っている場所と隣接した元教室を貸してもらうことになり、広さは約2倍になります。
 改修がおこなわれているため、現在の教室よりずっときれいな部屋でした。

 これも、保護者、地域の運営委員、先生方の努力のたまものです。

 私も、「施設を建設するか、借家を探すか、市に求めるかetc.」運営以下でケンケンガクガクの議論に参加してきましたし、当局との橋渡しと交渉まで、一緒に取り組んできましたので、感慨ひとしおです。

 拡大した施設の価値もさることながら、それを獲得するに至った、関係者の努力に
すばらしい価値があります。

 


子どもを競争に駆り立てる学力テスト

2008年04月05日 | 子育て・教育
 今月22日、第2回目の全国学力テストがおこなわれようとしています。

 私はこの問題を3月議会厚生文教常任委員会でも取り上げました。

 昨年のテストは、「一人ひとりの子どもの指導に活かす」と言いながら、テストの結果が戻ってきたのは二学期になってから。

 対象学年の小学校6年生と中学校3年生の「指導」に活かしようもありません。

 「テスト結果は各学校の傾向を示すものと考えられるので、今後の指導に活かしていく」という答弁でしたが、傾向をつかむだけなら、全員テストではなく、抽出テストで十分です。

 
 全国では、「テスト対策」が横行したようです。

 「成績」がよかった秋田県では、テスト対策のテストが繰り返されたといいます。
 市区町村では、多くの同様の事例が報道されています。
 そこまで行かなくても、今までより宿題が増えたりした学校は、どのぐらいあったでしょう。

 これでは、「学力」は図りようがありませんし、何よりも、本来必要な学習・授業がテスト対策で削られてしまうというのでは、本末転倒です。


 委員会答弁では、学力テストへの参加の是非について、市教育委員会での論議はおこらなかったことも明らかになりました。

 「委員の学習はおこなった」ということで、それはそれで必要なことですが、その学習を踏まえて、「参加するかしないか」という論議には至らなかったということは、残念です。

 ケンケンガクガクの議論になるような教育委員会であってほしい、市民の中に入って、市民と一緒に議論をおこなうべきであると求めました。