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スエズ運河の事故、運航会社の創業者に思いをはせる

2021-03-25 18:28:31 | その他日常

スエズ運河で座礁して通行止めを起こしている船。大変ですね。この船を運航している長栄海運を皆さんどのくらい知っているでしょうか。4年前に亡くなった創業者、張栄発さん。日本で苦労して台湾で企業。世界を代表する企業に育てました。「EverGreen」と書かれた大きなコンテナーがトラックの上に積まれて走っているのを見たことはありませんか。これです。
この創業者の方は東北大震災のニュースを聞いてすぐに私財10億円を寄付してくれました。そんな方が創業した会社の船が事故にあっています。どうか乗組員の方の無事と会社がこの困難を乗り越えられますようにお祈りしています。

注:船を運航する台湾の長栄海運(Evergreen Marine Corp)の創業者、張栄発さんの話

 時差で日本より一時間遅い台北にある総裁室で、張氏は、テレビで流れるニュース映像をみて涙を流していたという。

 地震後すぐ、張氏はポケットマネーから、被災地への巨額の寄付を決め、日本赤十字社を通じて送った。また、海運や航空のグループ傘下企業に対し、毛布などの支援物資を運搬するよう指示。エバー航空の機材を使用して、各国政府や国際援助組織の物資まで、無償で日本に運んだ。

 後日、深刻な被害が判明するにつれ「眠れないほど胸を痛めた」と述懐した張氏。被災地に惜しみない支援を即決したのは、とりわけ仙台の地が、張氏の心情に訴える場所だったからかも知れない。

注:スエズ運河の事故の記事

エジプトのスエズ運河(Suez Canal)で、巨大コンテナ船が砂嵐に巻き込まれて座礁し、運河がふさがれた。周辺ではこれにより大規模な渋滞が発生。24日現在、タグボートによる復旧作業が続いている。

 座礁したのは、台湾の長栄海運(Evergreen Marine Corp)が運航するパナマ船籍の「エバーギブン(Ever Given)」で、全長は400メートル、幅59メートル。オランダのロッテルダム(Rotterdam)に向かう途中だった。

 米衛星画像企業プラネット・ラブズ(Planet Labs)が公開した衛星画像には、コンテナ船が斜めになって運河を完全にふさいでいる様子が写されている。

 エジプトのスエズ運河庁(Suez Canal Authority)によると、同船は突風を伴う砂嵐に巻き込まれ、視界不良に陥った。シナイ半島(Sinai Peninsula)地域ではこの季節、こうした砂嵐が頻繁に発生する。長栄海運は「突風にあおられ、座礁したようだ」と説明。船舶位置情報サイト「marinetraffic.com」によれば、船は少なくとも23日午後から現在の位置で立ち往生している。

 米ブルームバーグ(Bloomberg)は、この事故で100隻以上が立ち往生したと報道。スエズ運河庁のオサマ・ラビ(Osama Rabie)長官は24日、タグボートなどあらゆる手段を講じて復旧作業を続けていると述べた。

 スエズ運河は世界で最も重要な交易路の一つで、世界の海上貿易の10%が同運河を利用している。スエズ運河庁によると、昨年は1万9000隻近くの船舶が通過し、総重量は11億7000万トンだった。(c)AFP