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夏石番矢メモ(その一)

2009-03-02 19:31:12 | 夜半亭レポート

夏石番矢 

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

夏石番矢(なついし ばんや、1955年7月3日 - )は、兵庫県生まれの俳人、明治大学法学部教授。


本名:乾昌幸。ただし俳句研究家だった乾裕幸とは無関係。妻はやはり俳人の鎌倉佐弓。既成の守旧俳壇とは一線を画し、国際的視野に立って俳句の進むべき道を切り開いている。季語以外に活路を見出すキーワードの提唱、コスモロジー的俳句観、多言語俳句朗読の実践など最前線を歩んでいる。受賞多数。1998年から俳誌『吟遊』を発行し、その代表。2000年に世界俳句協会を創立し、海外の詩人や俳人との交流や、俳句翻訳の活動など多角的に活動している。

1974年淳心学院高等学校、1979年東京大学教養学部フランス科卒業、1984年同大学院比較文学比較文化博士課程修了。指導教官は芳賀徹。1984年埼玉大学教養学部専任講師となり、1987年明治大学法学部のフランス語講座助教授、1992年より教授、現在に至る。東大生時代から、前衛俳人高柳重信を師と仰ぎ、俳人として二十代より活躍し、数多くの句集、俳論がある。2000年9月、スロヴェニアのトルミンで世界俳句協会を創立し、以後ディレクターとして運営にあたる。2008年には、日本初の大規模国際詩祭、東京ポエトリー・フェスティバル2008をディレクターとして開催する。

『猟常記』静地社, 1983
『メトロポリティック』 (精鋭句集シリーズ6) 牧羊社, 1985
『真空律』思潮社, 1986
『神々のフーガ』弘栄堂書店, 1990
『人体オペラ』書肆山田, 1990
『楽浪』書肆山田, 1992
『巨石巨木学』書肆山田, 1995
『現代俳人文庫5 夏石番矢句集』砂子屋書房, 1995
『未来の滝―33句』鶴瀬出版, 1998
『地球巡礼』立風書房, 1998
『夏石番矢全句集 越境紀行』沖積舎, 2001
『右目の白夜』沖積舎, 2006
『空飛ぶ法王 161俳句』こおろ社発行, 東京堂出版発売, 2008

『現代俳句のパノラマ』(立風書房  夏石番矢・斎藤慎爾・安田安正編)

瑠璃王の東西南北みずけむり
☆この句は『神々のフーガ』所収の句。

降る雪を仰げば昇天する如し
☆ の句は、処女句集『獵常記』の冒頭の一句。

満月や深窓に佇つ一天使

天ハ固体ナリ山頂ノ蟻ノ全滅

東の山の汝が白骨とたけくらべ

海痩せて浜痩せてこの大男

 


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