生協管理職労組いずみの掲示板は民主主義違反

数々の欺瞞、管理人のなりすまし、謎の掲示板「生協管理職労組いずみ掲示板」の考察

破廉恥掲示板の「盗作投稿問題」― 著作権と引用について

2006年12月18日 21時35分21秒 | Weblog
「管理職労組」の破廉恥掲示板の「盗作掲載問題」について、昨日の記事で、引用には守るべきルールがあり、「引用元さえ明記すればよいというものではない」ことを指摘しましたが、時間の関係で「記憶による記述」しかできませんでした。以下に補足を行います。

≪ 引用が成立する条件とは ≫

例えば、「ウイキペディア」では、最高裁昭和55年3月28日判決が示した引用の条件として、以下の5点を紹介しています。

以下引用-----
1. 文章の中で著作物を引用する必然性があり、引用先が自分の作成した文章であること。つまり、引用を独立してそれだけの作品として使用することはできない。
2. 質的にも量的にも、引用先が「主」、引用部分が「従」という関係にあること。
3. 本文と引用部分が明らかに区別できること。例『段落を変える』『かぎかっこを使用する』
4. 引用元が公表された著作物であること。
5. 出所を明示すること。(著作権法第四十八条)
-----引用終わり

今回の「生活○○部職員」氏の投稿は、まさに上記の1.にかかわる問題なのです。出版を生業とする管理人氏が、このような「情報に関る権利の基礎」について理解を欠いているということは、本当に不可思議なことです。

≪ 管理人氏は「投稿ではない」と断定した? ≫

例えば、今回の「公益」氏の抗議投稿では、
 
 「持論も一切ないため、持論を述べる上で必要な引用に当たらず、引用先やその著者の明記もないことから、自称『生活○○部職員』による、盗作と結論付けられます。」

・・・と、問題が「引用先の明示の欠如」だけではないことが指摘されています。文章の論旨は明快です。管理人氏が、この段階まで「著作権について無知」であったにせよ、この文章の記述内容が「理解できない」なら、この時点で調査することは可能であったはずです。

 ネットでの検索なら、5分もかかりません。管理人氏は、「公益」氏の指摘に基づいて、「生活○○部職員」の投稿が「浅野氏の論文と同一か否か」の調査は行ったが、「公益」氏が指摘した「盗作に該当するか否か」については、調査しなかったのでしょうか?

 それにしては腑に落ちないことがあります。「公益」氏は、今回の投稿行為が盗作であり、それを掲載した掲示板=管理職労組にも責任はあることを踏まえて「浅野氏への謝罪」を求めていますが、管理人氏の投稿は「浅野氏への報告を行う」ことしか記載されていません。管理人氏は、今回の行為が謝罪に該当しないという判断を下していることになります。

≪一つの推定 ― 咎められない限り罪ではない?? ≫

 以上のことから想定されるのは、管理人氏が「盗作」については「著作権者との間で問題になってはこまるが、問題にされない限りかまわない」と言う立場であると言う事です。

 現に、管理人氏自らが、日経新聞の著作権侵害の常習犯であり、今回の「盗作の削除騒動」とあわせて、またしても著作権侵害記事の掲載が行われました。

 ここで、この問題についても、原則的な考え方を示しておきましょう。

 例えば、「社団法人 日本新聞協会」は、「ネットワーク上の著作権について
――新聞・通信社が発信する情報をご利用の皆様に」(1997年11月6日)で、
  (注:以下は一生協人による一部の抜粋・要約)

・ 最近、新聞・通信社が新聞や電子メディアで発信する記事・写真などの情報を、インターネット上などで無断利用する事例がかなり目に付くが、無断で利用する人の多くは著作権問題があることに気が付いていないか、気が付いていても「個人のページに載せるのだから」「営利を目的とするわけではないから」といった理由で、「認められるだろう」と安易に考えているようだ。
・ しかし、新聞・通信社が発信するほとんどの情報には著作権がある。
・ 記事や写真を無断でホームページに転載すれば、著作権侵害になる。
・ ホームページは、広く世間に向けて発信しているもので、世界中で見ることが可能。個人的なページだからといって、私的使用にはならない。
・ ニュース記事には、著作権が働いている。著作権法で「著作物に当たらない」とされている「事実の伝達にすぎない雑報及び時事の報道」とは、死亡記事、交通事故、人事往来など、単純な事実を伝える記事だけであり、ほとんどの記事には著作権が働いている。

…と言うような見解を表明しています。「管理職労組」ホームページの日経新聞記事の無断掲載が「著作権侵害」であることは明白です。

≪ 一事が万事? 偽装投稿、誹謗中傷…なんでもあり ≫

 ところで、破廉恥掲示板には12月11日付投稿「いずみの職場環境の改善を 投稿者:休職中の者です」が掲示されました。(実際の投稿は、12月16日頃と思われます)この投稿には、

「社会人としてのマナーや常識の無い者がセンター長としてマネージメントを行っている鬼畜のような精神でマネージメントを行い 多くの退職者と休職者を出し続けている」

と言う記述があります。具体的論拠を示さずに「鬼畜」呼ばわりすることは誹謗中傷に他なりません。率直に言うならば破廉恥掲示板は、そして「管理職労組」ホームページは、それが法律違反であれ、事実に基づかない誹謗中傷であれ、自分たちが咎めを受けることでなければ「何でもあり」という体質を持っているとしか考えられないのです。

 私は、これから先のブログの記事で、彼らが何故にこのような「道義的退廃」に陥ったかについても、考察をしたいと考えます。

 これまで何回か、管理職労組の「自浄作用」を期待してきただけに、そのような考察までしなければならないことを残念に思います。