「伊賀の勧請縄(カンジョウナワ)行事」(伊賀市文化財指定)②、「長田勧請縄」と「お紋地蔵」。

2022-02-24 14:44:41 | 伊賀のカンジョウナワ行事(伊賀城和含む)
島ケ原や南山城方面へ行くときに必ず通る国道163号線。
走っている時、ハッと気が付くんですがなかなか止まることができません。
通行量多く特にトラックが多い、道幅は国道とはいえまぁ普通の2車線。
長田辺りには「路側帯」があるので…でも、どこに🚙を止めるか!
それが問題だったのですが、ストリートビューなどで研究し、
実際に通ってみてやっぱりココしかない!という場所に駐車。
さぁ、🚙を下りて国道をちょっと戻ります(東へ)、とても恐怖を感じました
こんな道を人間が歩いているとは多分思わないトラックが来ると、
肩先をビュン と通り過ぎ、吹き飛ばされそうな感じでした
確かによくスピードの出る辺りです、自分が走っていても同じ気持ちになります、
だから、「ゆっくり走ろう、伊賀の道」なんですね(笑)。
体験してみてよぉくわかりました、ハイ。

では、「長田の勧請縄」
  

 「長田勧請縄」国道側から
新しい藁で編まれ、ひとつひとつの造作も大きい、
ここも菖蒲池と同じようなモノがかけられています。

詳細は☟
「長田カンジョウナワ行事」(朝日Webより)

ここも小さい川にかかっているのですが、向こうに渡る術はないかいなと?
そういえば、いつもこの近くで「お紋地蔵」の案内板を見ているので、
再び東へ進んでみます…
 「お紋地蔵」案内
この写真では、右手側は国道、斜め左へ行く細い道があります。

  
小川を渡って少し進むと竹藪の中に少し開けた場所があり、
そこにお地蔵さんや五輪塔?がたくさん並んでいます。
  「お紋地蔵」※さん
少し大きめに撮ってみました
  
こんな感じで心強いほどたくさん。
その先、実はまだ進めるんです、勘!としては「勧請縄」に行けそうです。
 歩くこと2・3分

  

 「長田勧請縄」山側から
見事に勘は的中して、国道を背景に「カンジョウナワ」でした。

  
見上げれば輝く竹藪の道を戻って、
 小川を渡り
元来た道(国道)をトボトボ歩きますが、今度は背後からビュンビュン🚛
何度歩いても慣れません…

国道163号線、この「勧請縄」から少し西へ行くと、
これも気になる北側に「祠」がひとつ。
  
調べると「地蔵堂」とだけ書いてありました。
謂れは、さて?地元の人に聞かないとわかりません、あしからず。

お紋地蔵(地蔵三尊石仏) ≪鎌倉時代後期≫
説明版より
 ≪右手に錫杖、左手に宝珠を持ち、舟形の光背がある。
 頭上と右肩に散り蓮華を配するように見える。
 向かって右に合掌、左に宝珠を持つ小像を従える三尊石仏である。
 全高は160cm 花崗岩製。
 名前の由来は、もんという女性 が、乳飲み子を残し亡くなった 後、
 夜な夜な泣声が聞こえるようになり、哀れに思った村人が 地蔵尊を建立したところ、
 泣声がしなくなったという言い伝えから、「おもん地蔵」と呼ばれ るようになった。
 昔の奈良街道の傍に立ち、道中の安全を願う人に信仰されたと思う。
 平尾地区の人により維持管理されている。
   昭和63年 伊賀市指定文化財に指定 ≫

新春も過ぎ、いつの間にか春の気配…とはいきませんが、
病気や邪気をはらい、平穏無事を祈る新春行事、
大注連縄が張られてから日は経ちましたが、丁度今頃が藁細工の作り物は
落ち着いてきて見やすくなっているように感じます。
地元の人たちの「安全や豊穣、命の尊さ」への思いがしっかり詰まっている行事だと思います。

明日は、どこの「カンジョウナワ」を見に行くかな…
ではまた

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