一年ぶりに「(大山田)千戸の勧請縄」へ、近くに「養蚕小屋」があったとか…

2023-02-23 15:48:56 | 伊賀のカンジョウナワ行事(伊賀城和含む)
少し前のこと、大山田の「平田宿」にある旧友宅に用事があり、
旧友宅の白梅がポツポツ咲き出しており、見事な手入れをされていたのでつい…
ついでにと言ったら大変失礼ですが「平田宿」東の端の「植木神社」にて紅梅など。
  

彼女には「読売新聞社版/街道いまむかし」(冊子版)を借りており、
これがまたいろいろ勉強になるのですわ。
例えば、
  
時折見返し、重宝させてもらってます。
友が親の代から残してくれてあり、
それを役に立つやろう!と、ワタシに託されそして読める!ということに感謝しています。

では本題、梅もチラホラ咲き出しているだろうと「勧請縄」を見てきたわけで…
初めての訪問だった去年もやっぱり同じこと書いてました(笑)。
昨年3/1に訪問した時の勧請縄写真
  
写る小さな川は「合戦川」(改修済み)というそうで、
「勧請縄」のかかる場所は、古人は忌み嫌う「東南=巽(タツミ)」の方角だそう、
「五穀豊穣」「福が逃げることのないよう」と願いを込め、
地区の方が当番制で、縁起物の「なべしき」や「なべつかみ」を藁で作り、
1月15日の早朝に飾り付ける…とか。

今年は、語り部の先輩から
「勧請縄の隣の(千戸)公民館が、じつは『養蚕共同飼育所』だった」とお聞きし、
これはちょっと見学に行かねば、と。
  
千戸公民館敷地内の「祠」、植木神社の分社とのこと。
「山神」さんもおられるはずですが、石碑が多くどれかな?
この祠横に写っているのが公民館、すなわち「養蚕共同飼育所」だった建物でしょうか?
現地へ行きながら「建物」を撮って来なかったちょっと間抜けなワタシ

上野公園内にも「蚕蛹(サンヨウ)供養塔桑の葉と蚕蛾があるくらいですから、昔から「蚕さん」は大きな収入源だったし、
「蚕さん」は人の手がないと育たないとも家人からも聞いていますので、
どこの地区でもおそらく共同で育てていたと思われます。
その名残の小屋だった、ということでしょう。

先述の「街道いまむかし」より
「千戸勧請縄」


「千戸公民館」

30年前の記録ですが、当時皆さんが思い出しつつ書き起こしてくれた「大山田風土記」みたいなものだと思っています。

日を改め「旧小田小学校」へ行きました、ここでもスゴイ歴史に出会いました…
ではまた

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