老中の市井日記

理想を失うことなく老いの中を楽しみながら、日々発見、日々刺激、日々出会いを大切にしていきたいと思っています

伊勢志摩・英虞湾の浜島

2010-08-27 05:18:15 | 休憩
急に思い立ちました。小さい頃に過ごした田舎を見たくなり伊勢志摩の英虞湾にある
浜島に出かけました。4歳から6歳までの3年足らず母方の祖父母の家に引き取られて
ました。

祖母が経営する伊勢海老の料理を売りにする料理屋「一福」でした。隠居していた
祖父に手を引かれて散歩していましたがすぐに亡くなりました。

行きは名阪国道から伊勢自動車道に入りましたが、平日なのに混んでいました。今年の
初詣の時と同じぐらい混んでいます。例の「無料化社会実験」が一部採用されいるからです。

今年の初詣 伊勢神宮参拝と鳥羽水族館

自動車専用道路を乗り継いで3時間半、懐かしい漁港、浜島に着きました。まだ
夏の日差しが残る中を歩き回りますと、朝の競りが終わって寛いで談笑する漁師たち
がいます。ああ、漁師に怒られながらこの市場から海に飛び込んだ夏がありました。

遠洋漁業の鰹の船が着くと船に残っている海水?をポンプで出す作業を手伝い
体の半分もある鰹を1本を駄賃に貰って持ち帰り、料理してもらい食べてました。

「、、たら」の話をしてはいけませんが、小学校に入学する直前に祖母が大阪へ
別寅のかまぼこの買出しに来たついでに、私を連れて私の実家に寄りました。
兄弟と会って嬉しくなったのか、浜島に帰りませんでした。もしそれがなければ、
料理屋のあとを継いで今頃は、飲食店の主人として浜島の飲食組合の寄り合いに
出ていたかもしれません。

昔の料理屋は現在、洋装店になっていました。祖父に手を繋いで坂道を登ったところの
小学校は幼稚園に変わっていました。太平洋を見下ろすように鎮座している恵比寿さま
はカラーになっていました。

その恵比寿さんの下に広がっていた海岸の砂浜が20年以上前に来た時には無くなって
いてビックリしたのですが、復活していました。沖合いにテトラポットの防波堤が
出来ていました。良かった。

お墓参りをして、遅い目の昼食を網元の店で特別大漁丼を食べて帰りました。
パールロードから見るリアス式海岸が美しい眺めでした。ケータイのない一日ありがとう。


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