老中の市井日記

理想を失うことなく老いの中を楽しみながら、日々発見、日々刺激、日々出会いを大切にしていきたいと思っています

勝ち抜くための経営「これからの10年」 ~生き残る企業の条件とは~

2010-08-26 05:10:41 | 勉強
一昨日の奈良生駒の教育談義の前に大阪福島でBusiness IT Forum 2010 in 関西のセミナー
「勝ち抜くための経営「これからの10年」 ~生き残る企業の条件とは~」を受講しました。

前回のセミナー 「雑談力!」ここで差がつく営業力

講師:元株式会社ダイヤモンド社 代表取締役社長
    有限会社ワイエスマネジメント 代表取締役 岩佐 豊 氏


経営を取り巻く環境は、かつて例を見ない厳しい状況が続いています。
日本の経済・経営環境が大きく変わろうとする今、一体何が求められているのか?
これからの新しい時代の着眼点、および、転換期の中で経営者に求められる絶対条件
について、今の厳しい経済状況を乗り切るための重要ポイントをお聞きしました。

気になるメモ:
・ダイヤモンド社を退社された9年前から同じことを講演していると前置き
・GDPの成長率と平均株価上昇率をプロットすると山が見えてくる
・先進国の日本経済とアメリカ経済の二つを時系列的に観察して、人口構造図での膨らみ
 の部分が経済成長を加速するアクセル(エンジンがはまる)の役割を果たす
・日本を例にすると、「団塊の世代」が経済を支える20歳~40歳代を迎えた1970~1990年代に
 好況の第1回目のピーク
 そしてその団塊世代の子供達(団塊世代ジュニア)が20歳~40歳代を迎えた2000~2015年に
 好況の2回目のピーク

・しかし国民全員が豊かになり、出生率が下がり3回目の人口増世代は存在せず第3回目
 の好況は現れません。そしてヨーロッパの様な成熟世界を迎える
・第1回目の好況と第2回目の好況は性格を異なる(主役が変わる)
 第1回目の好況:全ての層で底上げが起り中流と言われる層が増大
 第2回目の好況:2極化が進み、上流層と下流層が出来る
・自社はどちらの層をターゲットにするか明確にする必要がある
・経営者がやるべき事は「売り先」を思い切って絞っていく事、この売り先を絞ることは
 売上可能性を否定するを意味して売上減のリスクを伴なう。だから経営者しか出来ない作業

・しかしこの絞る事によりナンバーワンを目指す事が出来る。これがこれからの生き残る道
・ブランドを作るのは口コミ、広告宣伝費ではない
・主役が変わると言うことは、経営と経済の前提条件が変わること
 1.中流が減る:総合は潰れていく
 2.率の経営:(営業利益+減価償却)/売上高 一点に絞って一番になる
 3.売る力:命令で動く組織はダメ
 4.価格は下がる:資本主義の人口10億人が、ベルリンの壁崩壊後40億人が増えた
          働き手が多くなった

もう元には戻れません、時代の新しい主役を求めています。


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