前回に続いて雨、今回はやむ間がない小雨。
でも、ここは本当にこんな気候が良く似合う。
森の中は、
前夜来の雨で、いつも歩いている道が川のようになっているところもありました。
そして、雨で日差しのないことと、ガスと、樹々の葉によって薄暗い。
でもこの薄暗さが、一段とこの森の素晴らしさを演出するようです・・・
個人的にはすごく好きな風景。
この雨で一番喜んでいるのはキノコたちでしょうか、名前もわからないけれども、たくさんのキノコが目を楽しませてくれました。
杉の小枝に生えるキノコ
シロハツ
樹の洞にも
サンコタケ
ハナオチバタケ
名前も色も形も、すごく素敵なキノコです。
オオゴムタケ
ホウキタケの仲間
ツルタケ
シロキクラゲ
花はこの時期多くないけれど、雨の時期らしく、ひっそりと咲いているものが多いような気がします。
ヤマアジサイ
イワガラミ
ツルアリドオシ
キヨスミウツボらしいものの正体を確認するという、前回の宿題。
前回の画像
もしあれがキヨスミウツボだったのなら、花期が短いということだったので半ばあきらめていたのですが、前回に発見できなかった場所にもあちこち花を咲かせていました。
間違いなくキヨスミウツボのようです。
キヨスミウツボ・・・キヨスミウツボはハマウツボ科に分類される寄生植物で、キヨスミウツボ属に分類される唯一の種。京都府のカテゴリでは絶滅危惧種。
雨の日には、ブナの幹に「樹幹流」と呼ばれる水が流れる。これはただの雨水ではなく、ブナから洗い出された栄養塩類や樹幹に生育する生物などからの栄養分も含まれているとも言われています。
ブナの幹がツルツルしているように見えますね。
ブナは本当に美しい! 大好き!
モリアオガエルのオタマジャクシがたくさん孵っていました。
その横には、産卵に力を使い果たしたのでしょうか、親ガエルの死体がふたつ。
大きさから見てメスでした。
鳥の話題も少し・・・
クマタカの初列風切羽。外側から3~4番目か。
サワガニのバラバラ死体。
ここには一つしか写っていませんが、3個体分ほどありました。こんなことをするのは、ひょっとしたらアカショウビンかも。ここは調理場かもしれません。
いつもあっという間に終わってしまうこの1日。
前半は今回で終了です。
次回は10月から調査再開です。
*******************************************
現在、この森への立ち入りは厳しく制限されています。
私たちは10年あまり前からこの森で野鳥調査をしています。調査ということで入林を許可されていますので、そのついでに、その風景や自然の営みをご紹介しています。
でも、ここは本当にこんな気候が良く似合う。
森の中は、
前夜来の雨で、いつも歩いている道が川のようになっているところもありました。
そして、雨で日差しのないことと、ガスと、樹々の葉によって薄暗い。
でもこの薄暗さが、一段とこの森の素晴らしさを演出するようです・・・
個人的にはすごく好きな風景。
この雨で一番喜んでいるのはキノコたちでしょうか、名前もわからないけれども、たくさんのキノコが目を楽しませてくれました。
杉の小枝に生えるキノコ
シロハツ
樹の洞にも
サンコタケ
ハナオチバタケ
名前も色も形も、すごく素敵なキノコです。
オオゴムタケ
ホウキタケの仲間
ツルタケ
シロキクラゲ
花はこの時期多くないけれど、雨の時期らしく、ひっそりと咲いているものが多いような気がします。
ヤマアジサイ
イワガラミ
ツルアリドオシ
キヨスミウツボらしいものの正体を確認するという、前回の宿題。
前回の画像
もしあれがキヨスミウツボだったのなら、花期が短いということだったので半ばあきらめていたのですが、前回に発見できなかった場所にもあちこち花を咲かせていました。
間違いなくキヨスミウツボのようです。
キヨスミウツボ・・・キヨスミウツボはハマウツボ科に分類される寄生植物で、キヨスミウツボ属に分類される唯一の種。京都府のカテゴリでは絶滅危惧種。
雨の日には、ブナの幹に「樹幹流」と呼ばれる水が流れる。これはただの雨水ではなく、ブナから洗い出された栄養塩類や樹幹に生育する生物などからの栄養分も含まれているとも言われています。
ブナの幹がツルツルしているように見えますね。
ブナは本当に美しい! 大好き!
モリアオガエルのオタマジャクシがたくさん孵っていました。
その横には、産卵に力を使い果たしたのでしょうか、親ガエルの死体がふたつ。
大きさから見てメスでした。
鳥の話題も少し・・・
クマタカの初列風切羽。外側から3~4番目か。
サワガニのバラバラ死体。
ここには一つしか写っていませんが、3個体分ほどありました。こんなことをするのは、ひょっとしたらアカショウビンかも。ここは調理場かもしれません。
いつもあっという間に終わってしまうこの1日。
前半は今回で終了です。
次回は10月から調査再開です。
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現在、この森への立ち入りは厳しく制限されています。
私たちは10年あまり前からこの森で野鳥調査をしています。調査ということで入林を許可されていますので、そのついでに、その風景や自然の営みをご紹介しています。
ちょっとと思う(汗)モリアオガエルさんたち、これもブナたちが蓄えた水がなければ孵化できないですよね。
そして多分これだけの数のオタマジャクシも、鳥たちの餌にもなっているんじゃないでしょうか。
ちなみに怖いもの見たさで、池の中のカエルの死骸をよく見たけど、一匹しかわかりません、その代わりカニ二匹見つけました。
本当に素敵な風景ですが、この森にはシカやイノシシの出没はないですか。そういう動物が入ってくると、生態系が大きく違ってきますよね。
ネットを張り巡らせた風景は想像したくありません。
このオタマジャクシは、まずイモリのエサになっているようです。そのイモリをアカショウビンなどが食べるという循環がありますね。
この森はシカが多すぎて、林床のほとんどを食べつくしてしまいました。クマもイノシシも、キツネ、タヌキ、リス、テン、アナグマ、ムササビ、カモシカなどもいますけど、最近はシカ以外と出会うのはすっかり少なくなりました。
私もこのような幽玄の風景が好きです。好みが合うようですね
ブナの木の「樹幹流」、初めて知りました。
クマタカの羽を見ただけで何番目かわかるなんて・・???
カエルやカニの死骸、家の近くで見つけると「ワッ。」と思ってしまうのですが、自然の営みの中でおこなわれていると思うと、神々しくさえ思えてきますね。
一つ驚いたのは「サンコタケ」。
とても不思議な形をしていますが、これもキノコの仲間なんですか???
時々は拝見しているんですが、コメントを残せず失礼しています。
最近はかなり荒れてしまいましたが、まだまだいろんな美しいものがある一番好きな森です。
鳥の羽は形が場所によって違うので、案外わかりやすいんですよ。
サンコダケはキノコの仲間です。三鈷(さんこ)という仏教道具に似ているのでこの名前が付いたそうです。面白い形ですよね。