ALWAYS三丁目の夕日

何年も映画館に足を運ばなかったのに、また観に行ってきました。先週rrounddさんとご一緒に「ガイアシンフォニー地球交響曲第５番」　を観て、映画っていいなと思ったんです。今回は、拙ブログの火鉢を出して思うことでも書いていました「ALWAYS三丁目の夕日」を観てきました。

今の映画館って音響も設備もすごいんですね。浦島太郎状態でした。行ったのはＴＯＨＯシネマズ二条という最近できた複合施設の映画館です。仕事が終わってからなのでどうしてもレイトショーの時間になってしまいますが、なかなかいいですねレイトショー。値段は安いし空いてるし。ただ、終わるのが０時を回ってしまいますが・・・

それはともかく、映画はなかなか面白かったですよ。原作とは登場人物のキャラクターがずいぶん違いますが、原作はほのぼのしすぎていてインパクトに欠けるんでしょうか？　でも、これはこれなりに入り込んで観てしまいました。

お～、懐かしいなこの車。そうそう、小さい頃隣の家にテレビを見せてもらいに行ったこともあったな。氷の冷蔵庫、駄菓子屋、あったあった。

社会全体がまだ貧しい時代、物がなく、粗野で、大雑把で、理不尽なことも今より多かったでしょう。それでもみんなが一生懸命で、確かに今より人も愛情表現も素直（すなお）だったなと思えるこの時代・・・
今のようにゆがんだ愛情だの、騙されないようにだの、セキュリティがどうのだとか、いらぬ心配はなかったのでしょうね。小さかったから良くわかりませんが、少なくとも今より人は信用できたように思います。

最後にいろんな形の愛を表現してほろりとさせる場面もあってポッと心温まる映画でしたが、それにしても、自分がこの時代に生きていたんだと思うと不思議な気分です。なんかすごく年齢を意識させられもしたし（まだ５２なんですが）、また、時間に流されてしまう現代の中で、ちょっと自分の足元を見直すことができたひと時でした。