祇園祭巡行19基目からのご紹介です。
芦刈山(あしかりやま)
山の名前は、謡曲『芦刈』より趣向された。
あらすじは、謡曲『芦刈』をご覧ください。
前掛は山口華楊のライオンを描いた「凝視」
胴懸は尾形光琳原画の「燕子花図」
重要文化財の古衣装などを初め、貴重な染織品を蔵する山として知られます。
見送りは山口華楊の「鶴図」 マナヅルですね。
保昌山(ほうしょうやま)
大江山鬼 . . . 本文を読む
巡行16基めから。
蟷螂山(とうろうやま)
「かまきりやま」とも言います。
名前の由来は「蟷螂の斧を以て降車のわだちをふせがんと欲す」という中国の詩文にちなんだもので、自分の力をわきまえずに大敵に立ち向かうことで勇敢さを賞した中国の君子の故事に由来する。風刺した意味であるともされる。
御所車の上のカマキリが羽を広げたりカマを動かしたりする、人気の山。御所車の車輪も動く。
タンチョウ . . . 本文を読む
巡行13基目からのご紹介です。
TOPの画像は鶏鉾の見送。
16世紀ごろベルギーで作られ江戸時代はじめに輸入されたと見られる毛綴で、トロイア戦争の英雄・トロイの王子ヘクトールが妻子に別れをつげる姿を織り上げてあり、国の重要文化財に指定されている。
ちょっと見づらいけど、右に見えている水引は松村呉春、松村景文ら四条派画家の下絵による。円山応挙の下絵によるものと伝わる水引もある。
鶏鉾(にわと . . . 本文を読む
祇園祭巡行9基目からのご紹介です。
うっかり菊水鉾以外の山のご紹介を忘れていましたので、改めてUPしています。(7/23追記)
TOPの画像は菊水鉾。
ここにも鳥、発見。タンチョウとマナヅル。
菊水鉾(きくすいぼこ)
今は移転したが、町内にあった金剛能楽堂内に古くからあった『菊水井』にちなんで名付けられた。
この鉾は屋根の形が他の鉾とは違うので、遠くからでもわかる。
鉾頭に天向 . . . 本文を読む
祇園祭巡行5基目からのご紹介です。TOPの画像は「函谷鉾」
函谷鉾(かんこくぼこ)
「かんこくぼこ」と書かれていますが、一般に「かんこぼこ」と呼んでいます。
鉾の名は中国戦国時代、斉の孟嘗君(もうしょうくん)が函谷関で家来に鶏の鳴声をまねさせて関門を開かせ難を逃れたと言う故事にちなんでつけられています。
この函谷鉾も「くじ取らず」で、5番目に巡行することになっています。
ちょっと見づらいで . . . 本文を読む