S&Cサポート代表の佐藤雄一です。
ここ数年で、ピラティスやスタビリティートレーニングなどの普及によって、腹部・腰部の固定力が重要ということが知られてきていますが・・・
固定力は腹部・腰部に関わらず、様々部位で必要になります。
筋力トレーニングに限らず、人の体は固定(支持)力が弱いと満足に体を動かせません。
健康のために運動を始めたけど、運動をすればするほどケガする人は、この体を固定する力が弱い方が多いんです。
例えば、ランニングをする人で、膝が痛いって方が非常に多いです。
膝が痛くなるくらい走り込んでいるというのもあるかもしれませんが、原因は膝関節を固定して股関節を動かすことが出来ないということが多いです。
膝関節を固定というと、語弊を招くかもしれませんが、基本的に走るという動作に膝関節は殆ど関与していません。
基本的には、股関節や足関節が動作に関与しています。
膝を痛める方は股関節・足関節の動きをほとんど使わず膝関節を積極的に使っています。
膝周りを見て頂くとわかりますが、大きな筋肉がないので、積極的に使うと関節に大きな負担をかけます。
走っている時は気づかないかもしれませんが、走動作はジャンプ動作が入っているので着地した時の衝撃は結構あるんです。
当然ですが、腹部・腰部の固定力も重要になってきます。
ですので、私がランナーの方に指導をする時は腹部・腰部・膝関節を固定して股関節を動かすことが出来るようになることを第一段階と設定しています。
これがしっかり出来るようになると膝への負担が減りますし、ストライドも大きく取れるようになるのでタイムを縮めることも可能になってきます。
固定力意識して筋トレやランニングをしてみて下さい。