絆の法則

澤谷 鑛

究極の楽天家 ニ ワタシハナリタイ

2014-12-16 | 牽引の法則
                       天沼 直子(養成講座7期)

2年前、舗装されていない川土手や田圃が近所にある、のどかな町に引っ越しました。
わたしたち親子3人は小さな家を借りて一緒に暮らし始めました。
息子は、まだ2歳3ヶ月でした。

川土手で道草しながら神社に行く散歩コースが定番です。
神社では、お参りしたり、桜のお花見をしたり、どんぐりや落ち葉を拾ったり、息子は神様にどんぐりをお供えしてみたり。
御神木に抱きついて深呼吸……ああ……なんてしあわせなんでしょう。
神様ありがとうございます。

川土手では、犬の散歩をしているおばちゃんや、土手にお花を育てているおじちゃんたちが息子に話しかけてくれて、息子は照れながらもうれしそう。
わたしも、うれしかったんだ~。
みなさん、フレンドリーで、あったかいな~。
ありがとう。

川土手では、息子の冷たい手を握って北風に吹かれながら、あたたかな春風につつまれながら、心の奥の暗い塊が浄化されてゆくメッセージをいただいて、何度も涙をながしたよ。
川の水がとどまることなく流れてゆくように、心の奥もちゃんと流れ続けているんだ。
大自然がすべてを癒してくれているのを感じて、「ありがとう。ありがとう……」って思っていると、「ほんとうのわたし」の声が聴こえてくるの。
心が暗い意味付をしてしまっていたものごとの、まっさらな真実に出会えたんだよ。

この町に暮らしているお陰で、心のデトックスがのびのびとできていたんだね。
ありがとう。

田圃では、田植えを眺めたり、きらきら光る水面、稲のお花、風が吹くと緑の波のように揺れて輝く稲たち、日に日に豊かに実って黄金色に染まってゆくお米たち、稲刈りのあとに集まってくる鳥たち、雪が積もった白い景色……息子と一緒に四季を満喫したよ。
可愛いオタマジャクシさんや蛙さん、家の中にいても聴こえてくるあなたたちの声にも、癒されて心が解放され、元気をいただいたね。
ありがとうね。

お隣の家には、とってもおとなしくて可愛いミニ柴ちゃんがいて、犬が怖いわたしと息子も彼女と仲良しです。
仲良くしてくれて、ありがとうね。
あなたのやさしい瞳、ふっわふわ密集した冬毛につつまれた首筋がだいすきよ。

引っ越してから2年目に自治会の班長になってからは、自治会の集会、催事係りは夏祭りのお神輿の付き添い、自治会費の集金、ゴミ捨て場の掃除など、いろいろ面倒なことも多くって、やっぱり都会と違って煩わしいな~って感じることも多いものです。

夫は、夏祭りのお神輿の付き添いで晴天の強い日差しの下、深夜まで町内を回ってきました。
そのあと、高熱を出してデトックスしていたね。
日本人は四季折々の行事を通して、心と身体の浄化をしてきたんだ……と実際に体感して人生観が変わったみたい?
人間の心のデトックスも大自然のリズムと一体なんだね。
2年前も、引っ越してからも苦しかったけど、だいぶ傷は癒えたのかな?
わたしは、あなたに出逢ってから今までずっと、「自分は駄目な人間だ」っていう思い込みを消すことに必死で、自分のことばかりだったよね。
ごめんなさい。
もう、あなたも、一歩踏み出してもだいじょうぶよ。
大自然は、いつもすべてをゆるしてくれている。
いのちはいつもまっさらなんだから。
あとは、あなたが自分をゆるすだけなんだから。

のどかな町には、2年でお別れ。
都内のマンションに10月に引っ越してきました。

やっぱり、都内は暖かいし、ごみ捨ても楽だし、いいわ~。

でも、子どもと散歩しても、声をかけてくれる人はいなくって、さみしい……。
けど、こんなものなのかな?

・・・・・・・・!

あの町では顔見知りがいっぱいで、町全体にあっかい絆があったんだ……って、離れてみて初めて、ほんとに実感できたんだ。
のどかで、あったかいあの町が大好きだったんだ。
息子も、前のおうちに帰りたいよーって。

でも、春になったら息子も集団生活の仲間入りよ。
ちゃんと時間通りにできるんかなぁ??? わたし……( ̄▽ ̄;)
今は、もっぱら、お姫様 時々 女王様生活を満喫中であります。おほほ

それにしても、今まで、ものごとの良いところだけを 「ちょーだいな」 していたんだって気づけたの。
「絆はあったかーい♡」 だけど 「わずらわしーい!」
ものごとの悪いところがあったとしても、良いところが欲しいのなら、両方とも カモンカモンなの。
悪いところが欲しくないって拒んでいたら、目の前の世界がどんどんちっちゃくなってゆく。

だからね、全部ひっくるめて受け取ってしまうの。
まるごと頂いちゃうの。
マクロビオティックにも一物全体って、お野菜さんやお米さんをまるごと全部いただくと心と身体を元気にするっていうお話もあるでしょ?
そう 自然が教えてくださっているのね。

嫌なところは欲しくないよー
来ないで 来ないでー
って ジタバタするから、“その思い通り”に嫌なところが目について、辛い目にあうんじゃない?……かな? きっと!

全部にOKが出せたなら もしかしたら 究極の楽天家になれちゃうかも?
良いこと・明るいことにしか目を向けないようにするより、もっとしあわせな究極の楽天家!

たまに デトックス中になると迷惑をかけることもあるけどね。
そーだ そーだ (夫と息子の抗議の声、多数) ヽ(`Д´)ノ (`・ω・´) (゜Д゜)ノ

まあまあ それは置いといて。
置いとくんかい (○`ε´○) (;`O´)o ぶーぶー わーわー

一緒に嵐に巻き込まれてくれたり、そっと見守っていてくれたり、あなたたちふたりが、「駄目なわたしは、わたしの一部分でしかないんだ」と教えてくれた。
ほんとうのわたしは、ちゃんと成長しているからだいじょうぶなんだと、わたしの存在そのものを認めてくれていた。
今のわたしは、まるごと全体で向上し続けている過程の瞬間の連続なのだと。
ほんとうのわたしは完全なんだけど、わたしの心がネガティブを否定して、自ら苦しくなっていたのだと。
人間の人生が絆によって支えられているということは、“もうすでに” 絆のよいところだけではなくて、煩わしいところも、人間の人生のなかにまるごと包括されている。
それなのに、煩わしいところを避けようとする心が問題だっただけ。
まるごとすべてを受け入れ包み込んでしまう包容力をもっている人間の存在を信頼できていたなら、なんにも怖がることなんてない。
いま生きていることを喜びながら、自由自在に生きてゆける。
そう思えたんだ。
家族がいてくれて、ほんとうによかった。
ありがとう。

神様、大自然の皆々様、先生、家族や仲間の皆様、ありがとうございます。
今度は、わたしの番です。

雨ニモマケズ
しあわせな菩薩への修行の道を楽しみながら歩いてゆくんです。

雨にもまけず(ひらがな)
宮沢賢治
雨にもまけず
風にもまけず
雪にも夏の暑さにもまけず
丈夫なからだをもち
慾はなく
決して瞋らず
いつもしずかにわらっている
一日に玄米四合と
味噌と少しの野菜をたべ
あらゆることを
じぶんをかんじょうに入れずに
よくみききしわかり
そしてわすれず
野原の松の林の蔭の
小さな萱ぶきの小屋にいて
東に病気の子供あれば
行って看病してやり
西につかれた母あれば
行ってその稲の束を負い
南に死にそうな人あれば
行ってこわがらなくてもいいといい
北にけんかやそしょうがあれば
つまらないからやめろといい
ひでりのときはなみだをながし
さむさのなつはおろおろあるき
みんなにでくのぼーとよばれ
ほめられもせず
くにもされず
そういうものに
わたしはなりたい

南無無辺行菩薩
南無上行菩薩
南無多宝如来
南無妙法蓮華経
南無釈迦牟尼仏
南無浄行菩薩
南無安立行菩薩

ありがとうございます
感謝

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