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目眩く思想世界擬きと言霊フロンティア
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空耳ついでに

2005年08月30日 12時05分16秒 | Linguistics
流行の『マイアヒ』はルーマニア語のようですね。最初スペイン語かと思っていたが・・・。

で、『もすかう』を歌っていたら何だか無性に独語の勉強を再開したくなった今日この頃。
ミーハー根性で恐縮だが、『第九』とか『野ばら』を原文で歌える人にはすごく憧れる。
実は仏語より独語のほうが好き(ロシア語も好きだが)。独語って歯切れよくてきれいだし、母音体系も割とわかりやすい。一方仏語は気取ってるというイメージがどうも拭い去れないし、発音もいつまでたっても(といってもそんなに長くやってないですが)これで正しいという確信がもてない。ネイティヴですら聞き分けられない母音があるらしいが、それは考え物だ。

そういえばロンドンっ子がlとrを間違えるなんて言われても信じられないが、そういう話を一回有名な映画で見たことがあるような気がする。そう、確か『マイ・フェア・レディ』、ヒギンズ先生の出てくるあの映画だった気がする。気がするだけなので誰か正しいところを教えてくれるとありがたいです。

さらには印欧語の中でさえサンスクリットをはじめとするインド系言語ではlとrの区別は消滅しているらしいので、この問題は日本人だけの悩みというよりも実はアジア的、あるいはもっと全人類的なものなのかなぁとも思う。

ところで京大には少なくとも2年前まではサンスクリット入門という授業があったらしい。
先輩がとっていたのだからそれは確かだ。
先生がやめたのか、そんな授業は今探しても見つからないが、興味津津です。
需要が少なすぎたんだろうなぁ。
ただ、今年はラテン語をとって来年ギリシア語をとる予定なのでサンスクリットの授業があったとしてもとる余裕がない。
ちなみにラテン語とギリシア語は同じ先生が教えている。それもまだ30代くらいの若い先生なのでなかなか驚きである。
サンスクリットの教科書ってあまり手軽で入門的なものがないようで、書店でも語学のところよりもむしろ仏教のところにおいてあることが多い。

だいぶ話が逸れましたが、『もすかう』『マイアヒ』の空耳バージョンばかり聞いてないでたまには原曲を勉強してみるのもいいのではないでしょうか。
とりあえず訳がほしい・・・