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目眩く思想世界擬きと言霊フロンティア
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トレース進捗 10/27

2005年10月28日 11時17分27秒 | Mechatronics
ハード、回路に問題山積のままソフトに移行。とりあえず後輪だけを走らせようと画策する。

秋葉原で購入した8800円の中古VAIO、なかなかのクセモノである。
スペックは以前書いたかもしれないが、2000年モデルのWindows98マシンで、CPUはCeleronの266MHz、メモリは64MB、HDDは4GB、バッテリ完全消耗なのはご愛嬌として、CDドライブがないのでファイルを導入するのが一問題(ネット、無線LANなんかつながってないので)。
小さなファイルはフロッピーで移動すればすむのだが、さすがに今の時代1MBのフロッピーだけで用が足りたら苦労しない。
目下の目的はcygwinとかいうUNIXエミュレータを中古に移すことなのだが、これはどうも機械研作業に必要なパッケージだけで17MBほどあるらしい。
一番手っ取り早いのはI-O DATA LINKのUSBケーブルを使って移す(中古にはUSBポートが一つだけある)ことだが、このソフトはXP(うちの環境は今年春に買い換えたDELLのノートとデスクトップ)では使えないらしく何回インストールしても成功しない。
次に160GBの外付けHDDを使うことを思いついたが、こいつのドライバはCDである(XPならストレートにつなぐだけですぐに使えるのだが・・・)。
昔買った外付けCDドライブも壊れているので、650MBとかあるCDは分割しないと全く使えない。
しかしフロッピーでCDを分割するとかいう気の遠くなる作業をやるほど暇でもない。
256MBのUSBフラッシュメモリで分割すれば何とか頑張れるし、最低でもフラッシュメモリが使えないと後々不便そうなのでWindows98用のドライバを探したところ(XPならその必要もないのだが・・・)、これが5MBあるので分割しないとフロッピーに入らない。
やれやれ。

分割ソフトでUSBと外付けHDDを使えるようにしてようやく環境が整った。
cygwin(gccというCコンパイラが入っている)とソースエディタ、マイコン用の書き込みソフト、モニタソフト、通信ソフトTeraTermをインストールし、PCとH8マイコンをつなぐケーブルを作る。このケーブルは生協で売っているエレコムの製品にいろいろ部品をくっつけたものである。モニタをH8に書き込み、後輪を回すCプログラムをPCから転送しようとすると、どうもCOM5というポートが必要らしい。しかしなんとTeraTermはCOM4までしか使えないという。作者のHPにはCOM5まで対応みたいなことを書いてあるのに。ロボコンのためにわざわざ買ったこのPCは使えないのかよと文句をたれながらいろいろ先輩に聞いてみると、どうもTeraTermの設定ファイルに最大COMポート数の設定項目というのがあるらしい。そんな設定できるんなら最初から多めにしとけよと少しキレながらプログラムを転送しようとするが、どうも動きがおかしい。電源を入れた途端にタイヤが回り出すのだ。本当はマイコンにプログラムを転送して実行してからタイヤが回り始めるはずなのだが・・・そのまま走らせていたら、いきなり回路から火花がとんできて鼻にぶつかった。なんだ?!と思ってよく見ると、またFETに穴が開いていた。何が原因なのかよくわからないが、どうも回路の問題というのは予想以上にややこしいようだ。

結局電源投入直後にタイヤが回転するのはプルアップ抵抗というのを入れ忘れたためだとわかったので、回路を修正することに。しかし左後輪は回らなくなったのだが、右後輪は回る。左右のモータードライバ(モーターを回す回路)は全く同じに作っているはずなのに、何故??焼けたFETを取替え、モータードライバのミスを4箇所直し、再びプログラムを転送してみる。が、プログラムがなかなかうまく動かない。電源直後に右後輪だけが3秒ほど回って止まり、そこでプログラムを転送実行すると左後輪が0.5秒ほどびっくりしたように回って止まる(本当は10秒くらい加速してほしい)という奇怪な動作をするのである。ソフトを書き換えても同じ動きをするので、どうやら回路の方が悪いようなのだが、残念ながら現段階では先輩に聞いてみないと原因が全くつかめない。学生大会は1週間後・・・これも間に合うかどうかかなり怪しくなってきた。