9/13(TUE)-16(THU)
機械研の合宿は滋賀県朽木村のグリーンパーク思い出の里とかいうところだった。
合宿といっても別にロボットの授業を聞いたり作戦会議を開いたりするわけではなく、どちらかというとぬるめのキャンプみたいなもので、自然の中で文明の有りがたみを実感するというのがモットーらしい。
何せコンセント・冷蔵庫・トイレ・シャワー・台所つきのバンガローに泊まって畳で寝るのである。
別館にはプールと温泉がありパターゴルフのコースまである。
寝袋が必要なわけでもないのでキャンプともいいがたいのである。
しかし星空は綺麗だった。
飛騨天文台のときの経験を教訓に双眼鏡と星座早見板と懐中電灯を持って行った。
芝生のだだっ広いグラウンドで0時から3時頃までみんなで星を見た。
双眼鏡を使うとすばるがよく見えてよかった。
ヒアデスもよく見えたけど、バラバラなので双眼鏡で見るならすばるの方が断然いい。
それからオリオンの星雲も見えた。この最も有名な星座の、巨人のベルトの三ツ星の南側にまた小さな三ツ星があって、その真ん中が星雲である。
流れ星も6,7個見えた。実はどんな日でも1時間に何個かは見えるものらしい。
この時期は少し粘れば夏の大三角形が沈んで冬の大三角形が上ってくるのを両方見られるのだが、オリオンが上りきったあたりでみんなが帰ろうと言い出したのでシリウスを見ずに帰ることになった。
その他はバーベキューしたり将棋したり山の中に遊びに行ったりプールで遊んだりゴルフしたりまぁ要するにのんびりしてたわけである。
晩は飲みながらトランプをずっとやっていた。
ナポレオンというゲームを教えてもらってひどくハマった。
これはナポレオン・副官とその他の2チームに分かれて絵札を取り合うゲームなのだが、ものすごく頭を使うゲームで、これがわかってくると大富豪なんてチョロすぎてやってられなくなる。
ただルールがかなり複雑(覚えてしまえばなんでもないのだが)なので説明が面倒くさいし、最初なかなか把握できない。
僕なんかはトランプとか将棋とかのゲームで頭を使うのはかなり苦手なのだが、人生初のナポレオン立候補で絵札15枚を宣言してギリギリ15枚とったときの快感はたまらなかった。
京北町の理学部合宿(別記事)でも星空を見たが、月が満月の前日で明るすぎたためかほとんど星が見えなかった。
そのかわり月は綺麗に見えた。
こんなに長く月を眺めたは何年ぶりだろう。
4日ほど違うだけで星空ってこれほど違うものなんだなぁ。