拝啓 陸の孤島から

いいことがあってこその 笑顔じゃなくて
笑顔でいりゃいいこと あると思えたら それがいいことの 序章です

VOCALIST2

2006年09月10日 21時46分55秒 | 観た・買った・聴いた・読んだ
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いや~、このアルバムはいいわあ。
前作の「VOCALIST」もすごく良くて、
特に「ハナミズキ」は背筋がぞくぞくっとするほど出来の良い作品でした。
(そこにはもちろん、楽曲自体の良さと一青窈の前提があるのだけど)

そして、選曲が素晴らしい! ツボだよね。
「自分が歌って合う自信のある曲」と「日本人女性の良さが表現されている曲」
という二つの選択基準があるそうだけど、
どれもこれも心の琴線に触れる曲ですよね。

世間的に今回の目玉は「雪の華」(中島美嘉)みたいだけど、
もちろん、それもすごくいいのだけど、
つくも的おすすめは「M」(プリプリ)と「未来予想図Ⅱ」(ドリカム)!

「つくも的おすすめ」という割には、超メジャーな選択というツッコミはさておき。

奥井香の歌う「M」は終盤の感情爆発が圧倒的な声量によって表現されるんだけど、
(特に「So once again...あ~あ~~」って続くラストのサビとか)
徳永バージョンの「M」はねえ、なんかいじらしいのよ。
決して興奮することはないんだけど、相手に対する愛情がにじみでてしまいました! って感じ。

で、吉田美和の歌う「未来予想図Ⅱ」は年相応なのね。
確か、「就職するから髪切った」みたいな歌詞があるから大学生ぐらいだと思うんだけど、
その頃の年齢特有の愛情と不安と未来への期待が入り交じってる感じ。
それに対して徳永は大人!
そういう味方もあるんやなあ、って感じがします。
アレンジもすごく落ち着いた感じで、歌声に対していやがおうにも注目します。


総じて、徳永英明が女性の曲を歌うと、
「押さえきれない感情を抑えた女性の美しさ」のような姿を想起します。
つくもは門外漢なので音楽のことは云々言えませんが、
それぞれの歌をカバーにするにあたって、
原曲を何度も聴いたり、歌詞を熟読してイメージをふくらませたんだろうなあ、というのが、
ものすごく伝わってきます。


音楽不況の昨今、
トリビュートやカバーアルバムは数あれど、
この一枚は間違いないなく秀逸です。

平成生まれは徳永英明を知らないだろうけど、
ぜひぜひ聴いてもらいたい一枚です。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (つくも@管理人)
2006-09-11 20:33:51
>ひろさん

初めまして~。コメントありがとうございます。

「大人~~!」って感じですよね。全体的に。

女性の歌を男性が歌ってここまで違和感がないのは彼だけではないでしょうか?



>雪虫さん

初めまして♪ コメントありがとうございます。

徳永さんはずっと好きで「LOVE IS ALL」とかすごく好きでした。

カラオケで歌うのは無理でしたけど。



もしかしたら、本当に声が出ないのかな~とも思ってしまうのですが、

それはそれで円熟味というかアダルトな感じを受けます。

「恋人よ」もいいですねえ。あのかすれ方がナイスです。



「VOCALIST3」をぜひぜひ製作してほしいですよね!
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初めまして<(_ _)> (雪虫)
2006-09-11 12:10:07
徳永さんの「VOCALIST②」大絶賛ですね!(笑)

私も聞きました。つくもさん言われるように、

絶対的声量で、高らかに歌い上げるコトだって徳永さんにはできたはず、、、でも「あえて」そうではなく、抑えて歌うことで、逆にその感情が伝わってくる・・みたいな。

特に「恋人よ」なんかは、降りしきる雪の中でただ立ち尽くしてる放心状態な女心が、あの抑えた歌い方によって、

凄く伝わってきました・・・。



>音楽不況の昨今、

トリビュートやカバーアルバムは数あれど、

この一枚は間違いないなく秀逸です。



ココ↑

読んでて、とっても嬉しく思いましたっ!

(@⌒ο⌒@)b 





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感動、感動 (ひろ)
2006-09-11 09:25:34
歌声が素晴らしい、M、未来予\想図Ⅱ、シングルアゲインとっても感激しました。激しさは無いけどその分、心に染み渡るそんなアレンジ&徳永さんの歌声最高です。
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