拝啓 陸の孤島から

いいことがあってこその 笑顔じゃなくて
笑顔でいりゃいいこと あると思えたら それがいいことの 序章です

supernova/カルマ

2005年11月28日 21時08分54秒 | 歌詞の世界
今までバンプはあまり聞いたことなかったのだけど、
(聞いたことあるのは「K」くらいかなあ)
この一枚はかなり良いという評判なのでダウンロードして聞いてみました。


いや~、「supernova」のこの出だしの歌詞にやられましたね。

熱が出たりすると気付くんだ 僕には身体があるってこと
鼻が詰まったりするとわかるんだ 今まで呼吸をしていたこと

(漢字等が違っているかも知れません、聞き取りなので)

「supernova」というタイトルを持ちながらも、
この歌っていることの小さいこと小さいこと。
小学生がこの歌詞を読んだら「当たり前じゃん!」ってつっこみそうですが、
でも、我々は特別な経験を積まなくても、
ある程度の年月を過ごすことによりそれが決して当たり前のことではなく、
そして、小さなことでもなく、なんと雄大で貴重なことであろうかと気付くんですよね。


また、この曲ってメロディーも言ってしまえば、
決して目新しくもキャッチーでもないですよね。
そして、大きな転調があったりするわけでもない。
非常に淡々と6分間が流れていく、っていう印象です。
(ファンの方、ごめんなさい)

しかし、そこにこの曲が人生の縮図を表現しているような気がしてなりません。
人生って、言うほどそんなに山あり谷ありじゃなくて、
些事の積み重ねで月日が流れていっちゃうものですよね。
でもそこにこそ、人生の喜びが、悲しみが、妙味があって、
どんなに小さくともそれぞれが「超新星」なんだよっていう。

なんだか、外の冷たい風に顔をコートに埋めつつ、
少し暖かな日射しの中を二人で手を繋いで、
初冬の公園を散歩している・・・そんな曲ですね。


余談ですが、「supernova」っていうタイトルを始めて見たとき、
真っ先に連想したのは「クロノ・クロス」なんですけど・・・マニアックすぎっすか?
(まあ、あれは「ウルトラノヴァ」なんだけど・・・)