拝啓 陸の孤島から

いいことがあってこその 笑顔じゃなくて
笑顔でいりゃいいこと あると思えたら それがいいことの 序章です

床屋の隣の客

2005年11月12日 20時44分45秒 | 日々の話
床屋で隣に座っていた男の話。

年の頃、50代半ばくらいだろうか。
その男、延々と店主に向かって話している。

「一度台を決めたら責任持って打たないと」
「昨日は店の中歩き回って、これだ!って思ったね」

どうやらパチンコの話らしい。
本当に途切れることなく一人で話している。
ほぼ独り言に近い状態で話し続けている。
しかも、興奮したり自慢げに話すならともかく、
なにやら宇宙の真理でも話すかのような、
落ち着いた口調で自らの考えを披瀝している。
店主はその〝ご高説〟を黙って聞いている。

それだけ偉そうに言うからには、
さぞかし稼いでらっしゃるのだろうと思ったが、
まあ、そんな感じには見えない。

ところで、つくもは自慢じゃないがパチンコをしたことがない。
全くやりたいとは思わない。
どうしても、時間と金の無駄だとしか思えないのだ。
そして、大の大人がそれについて偉そうに喋る姿を醜く感じるのだ。

まあ、つくもの方が少数派なんでしょうけど。