恋はもうもく

はいあがってくるしずけさをうたでみたすー

0221.やりたいんだったらうだうだ言ってないでちゃんとやれって

2019年02月21日 18時12分15秒 | 色恋沙汰α
0217.
久しぶりに渋谷駅で降りる。
渋谷が変わっていくとか、それは少なからず否定的な意味合いを込めていう誰かの言葉を最近目にしたけれど、昨日も今日もよそ者の自分からすると、相も変わらずひたすらに禍々しい街だなと思った。ぐわあとしている。誰も彼もが何かを消費するために来ていることを隠そうとしない街だ。だから、その禍々しさは、ある種の清々しささえ感じる鮮やかな欲望の渦だ。それはいつもいつも何かを消費するためだけに自分がここに来るから、そう感じるのかもしれない。

人の群れとごみの山とををくぐり抜け、7階へのエレベーターにのる。7th floorはうそみたいに静かな空間がぽっかりと空いたところだった。ユンボを観に来て以来だとフジモリさんにいったけれど、ゑでぃまあこん以来だったかもしれない。ともかくとても贅沢な感じがした。見汐さんたちがリハーサルをしている。少し見ていて、やっぱりとても贅沢な感じがした。それからピックを買うためにまた路上の喧騒にまみれる。走って戻って、ローソンのレジが進まない。手には2リットルの水。いまだに1リットルの水が160円で、2リットルの水が98円だなんてやっぱり狂ってるよ、資本主義の歪みだな、とか思う。思ってもやっぱりレジはなかなか進まない。通りを挟んで両側のライブハウスでアイドルイベントをやっていて、たくさんの人がいた。

東京スーパースターズはゆっくりリハをして、よいライブをした。ああ、よいうたをうたうバンドだなあと多くの人が思ったに違いない。なぜなら私はそう思ったから。

自分たちの演奏が終わって、片付けて半ば放心して、水を飲む。しばらくして見汐さんたちの演奏がはじまった。本当にすばらしかった。すばらしい歌と演奏にゆらゆらとした。しみわたっていくようでもあったし、駆け抜けていくようでもあった。グルーヴとか。形容する言葉がないけれど、それも恥じない。安い感傷ではないそれ自体の感動があったのだ。やっぱりとても贅沢な感じがした。
今日という日があったことに今日という日を共にしてくれた人たちに感謝したい。今日は私(たち)がもう一度生まれた日だと思った。大袈裟だなとも思いながら、山手線に揺られて帰った。また、朝が来るならば、子どもたちと丸山真男とか読むのだ。四時半に起きてな。斯くして朝は来た、く~。

「やりたいんだったらうだうだ言ってないでちゃんとやれって。」と言われているようだった。じゃなきゃあださすぎる。ちゃんとやる。やりたくなかったらやらなくていい。

見汐麻衣 「はなしをしよう」Let's Talk


大野くん、来月は京都、行くぞ。

2019/03/16((土))
「Between Days 5」@西院ネガポジ(京都)
東京スーパースターズ
merimeriyeah
knit
Cimane
17:30 open // 18:00 start
¥1900/¥2400(別途1ドリンク)
来場特典ZINE有

0216.ファッキンデイリーライフを奪還する

2019年02月16日 20時05分23秒 | 色恋沙汰α
仕事終わり、更衣室に隠すように置いたギターを背負って、新宿に向かう。ノアじゃなくてペンタ。今日はノアじゃなくてペンタ。

近年まれに見るよい出来のリハーサルだった。すばらしいバンドだと思った。「この曲順だとなんかしっぽりしちゃってるかなー」と学さんは言っていたが、そうじゃない。昨晩の私たちは静謐さの中にふつふつとした熱さを内包しているすばらしいバンドだった。
今週末は久しぶりのライブをする。

仕事は本当にプライドを持ってやっている。憤慨しそうになることもおかしいやろ!と思うことも多いけど、それでも今のところ人生をかけるに値すると思っている。(人生というと大袈裟だし、先のことは分からないけれど、限りなく貴重な自分の今日をここに預けようと前向きに思ってやっている。)

バンドは四人のメンバーがいる。それぞれに仕事があり、家がある。それで、無い時間をかき集めてスタジオに入る。それがすばらしい時間だと思えるならそれ以上の感動はあるか。ない。(娘と遊ぶ時間は無条件の喜び)
ねもじゅんさん、こうやって私たちはファッキンデイリーライフの奪還を図っています。本当に、日を重ねるごとに生活は激しさを増す。それ俺の仕事じゃないだろうというものも回ってくる。それでも傾聴する。私の時間を捧げよう。だけど、少しでも早く帰って妻と会話をする。今日何があった。何を考えている。明日は何をする。とか。家事はほとんど任せてしまっている。だから週に一二回だけでも料理をする。時々は夜中に。掃除(だけ)は死守している。(娘が掃除機を見ると「ぱぱ、ぱぱ」という。なかなか帰ってこないけれど、この家の一員であると認められているようでうれしい。)
そんな暮らしを四つ重ねた網の目を潜って、スタジオに行く。こうして生活をもう一度、自分達の手に握るのだ。20年前、と言うには少し足りないくらい前、your choiceとかハイパーイナフ大学に熱心に通って、それからmore than musicな何かの熱を浴びた。そこで手にしたsnuffy smileとか、three days awayとかに対する今の私の回答が、この時間だと思った。

それで、今日は仕事から帰る丸ノ内線でスタジオ録音を聴いている。本当によいバンドだと思う。なかなかたくさんのライブはできませんが今、歌っている。私たちが東京スーパースターズです。今週末は渋谷で歌います。お待ちしています。

2/17(日)
Sad But True Records presents 『slowstarter,002』

@渋谷7th FLOOR

18:00 OPEN
18:30 START

東京スーパースターズ
見汐麻衣 with Goodfellas

Goodfellas are:
坂口光央(Key,Syn)
池部幸太(Ba)
光永渉(Dr)
潮田雄一(Gu)

OPEN 18:00 START 18:30
ADV2500 DOOR3000