恋はもうもく

はいあがってくるしずけさをうたでみたすー

1215.VOTE1216

2012年12月15日 18時30分31秒 | 色恋沙汰α
雨が降る度、銀杏の葉も落ちて、冬は冬の深みを増してゆきます。
近頃の私はと言えば、だいたい眠たいのです。だけれど惰眠を貪ってばかりいるわけにもいかず、眠たい目をこすって、あっちへふらふらこっちへふらふらと遊び歩いているのです。

思うところはあれだこれだとあるのだけれど、伝えるべき事柄にまでまとまった言いたいことはさしてなく、思えば秋だとか冬だとか季節が巡って、無為に感傷の泥濘に浸ったりやたらめったらナーバスすることはほとんどなくなった。大人にもなるのだ。
兄弟(とその家族)で鍋をして(仲は良い)、兄が三十路になったのだと言う。そうか、本当に。大人にもなるのだ。

髪を切った。「ぎゅーとして熱をあてて、そのまま少し冷ましたらクセつけられますから。」って美容師さんが言って、ドライヤで髪を上げたりしてみる。おお、おもしろいなーって。
小学生の頃、中高生のちょっとやんちゃ風な諸先輩方がカマキリみたいな髪してたの、こんな風にしてたのかーと思い出したりする。思い出したりしながら、ドライヤを握る。中高生の頃のような着飾りたくなってきた年頃に、こういうことをするのはさぞ楽しかったろうなあって。
私はと言えば並々ならぬ格好つけだけれど、小学校に入るか入らないかの頃から自分の自意識の過剰さを自覚していた。それが露呈することを恐れるあまり、当時は寝ぐせさえ直さなかった。自分が「他者からの視線」を意識しているということをとにもかくにも隠さなくてはならないと頑なに思っていた。どういう角度で立って、どういう顔をしたら一番「他社からの視線を意識していない飄々としたありのままの自分」風の立ち振る舞いができるかということをとにかく意識していた。あほだ。ナルシスムの極地だ。

それで今はめいっぱいかっこつけようと思うのです。髪も切った。整髪料だって二つも持っている。メガネだって新調した。ギグです。

●soul discharge2
2012.12.16(日)@吉祥寺warp
 rebel and summer
 ひょうたん
 YOUNG LIZARD
 SunBeamSun
open 18:00 // start 18:30

PERFECTLIFE(ex.WE ARE!)板垣さんのつぶやきを勝手に引用させてもらうけど「ひょうたんは私にアメリカンパンクロックのおおらかさと細野晴臣の四畳半の感性は本人の思い込み次第でリンクできるのだ!と、教えてくれた大先輩でありました。」ていうのは本当に言い得て妙だと思う。最高にきらきらしたおじ様たちなのです。
フライヤを配っていて、「あ、ひょうたん出るんだ!ひょうたんってあれでしょ。イースタンの。でも実は見たことないんだよね。」って言う人が多くって驚いているのだけれど、本当に一度見てほしいと思う。ただの枯れたロックじゃなくって本当にきらきらしているのだ。
YOUNG LIZARDとSunBeamSunは同世代のバンドだけれど、その中でライブでの振り切り感は抜きんでている2バンドだと思う。
YOUNG LIZARDは前身バンドから仲が良くって、その頃はエンジェルヘアとかヘロインみたくエモエモできずにのたうちまわっていてちょうかっこよかったのだけれど、今はがらりとストーナー?スラッジ?よく知らんがブラックサバスみたいな悪いーリフの応酬、なんだけれどライブを見ると速い曲も多いし、やっぱりハードコアーのそれで、やっぱりちょうかっこいいのだ。勢いとかテンションだけじゃなくって、曲も含めて今が本当にかっこいいと思う。WEB上で全然熱心に活動しないし(一切音とか動画とかあがってない)、音源もないし、なんだか極一部で熱烈な支持を得ているみたいだけれど、たくさんの人に見てほしいと思うのだ。今回じゃなくっても。
SunBeamSunは、日本語詞でうたが真ん中にあって、それでギターがうるさいロックバンドで、何かっていうと確かにかつてのWEARE!とかダイナソーJr.とかを思い出したり出さなかったりするけれど、そういうタグ付を一切無化する「俺いぇー」感がほとばしってて最高にかっこいいのだ。あってんだかずれてんだかわからないギターをとにかく弾き倒して、声の限りに歌って、なんていうか、本当に勇気をくれる。語弊を恐れずに言うなら、そこにうそもんじゃない初期衝動がありますよ。赤い疑惑がそうで、スクリューウィズインがそうで、ダンスウィズミーがそうであるように私に勇気をくれるのです。

rebel and summerは言わずもがな、ちょうかっこいいので、いや、本当に見てほしいって言うより、見たほうがいいと思うのです。パンクとかハードコアとかラウドなロックミュージックの先にどんな音が鳴るのかってことに少しでも興味があれば見たほうがいいんじゃないかなあって、思うのです。別に新しいことやろうとか、そういうつもりは全然ないけれど。うむ。大きく出たぜ。でも素直にそう思うんよなあ。ナルシスムの極地です。格好つけます。

年明けにもまたライブがあるのだけれど、それはまた今度書きます。
VOTE!からのsoul dischage2!無駄足じゃないぜ唯一のチャンスだ!


憲法改正結構、「日本らしさ」結構だけれども、戦争を容認するものには反対したいし、基本的人権に基づいたものでないなら改正と認めるわけにはいくまい。この国で教育を受けてきた私はそれが当たり前の考え方だと思うのです。