ツルニンジン

初めてお目にかかりました。
根が朝鮮人参に似ているので「人参」の名がついたようです。
キキョウ科だそうです。そういえば花の形が似ています。

紫の花は ヤマハッカ

近くの里山に登ってきました。
この花が当たり一面に咲いていました。
「なんという花だろう？」
と言いつつ登りました。

ごんべいさんに「ヤマハッカ」だと教えていただきました。

フヨウ

昔からある花らしく、盆提灯の模様によく描かれていますね。
ハイビスカスの仲間だそうです。

　　白き芙蓉 あかき芙蓉とかさなりて
　児のゆく空に秋の雨ふる
　　　　　　　 　　　 鉄幹

ミゾソバ

金平糖のような形をしたかわいい花です。
子供のころ「あかまんま」と呼んでままごとに使ったことのある懐かしい花です。
でも「アカマンマ」はイヌタデのことらしいですね。　

ヒガンバナ

自然って不思議ですよね。
この花は、約束したかのように秋のお彼岸になると咲きます。
葉は花のあとで出ますので花が突然咲いたような気がします。
子供のころには、この花は死者の花だといって忌み嫌っていましたが、今はとてもきれいだと思います。

　　道の辺のいちしの花のいちしろく　
人皆知りぬ　我が恋妻は
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　作者不詳




広島県三次市吉舎にて　2005.9.26

ナツズイセン？

夏水仙とみんな呼んでいますが、検索してみると彼岸花科のピンクの花がナツズイセンのようですね。
これは園芸用の球根植物ですが、よく繁殖するので空き地に球根が捨てられたものです。見事な花を見せてくれています。

クズ

葛と書きます。
今、クズの花があちこちで咲いています。
今年はたくさん咲いているような気がします。
根っこの澱粉は葛粉に、つるは篭に利用されています。

中国の砂漠の緑化のために日本人がクズを植えに行ったという話がありましたが、うまく緑化が進んだときには、クズは邪魔にされ「日本人が植えたんだ」と悪口を言われるんじゃないかと心配になるくらい、繁殖力の旺盛な植物ですね。

　雁がねの寒く鳴きしゆ水茎の　
　　　　　　岡の葛葉は色づきにけり 　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　万葉集　作者不詳
　　葛の風 吹き返したる 裏葉かな 　高浜虚子
今夜は満月です。　月下美人のところに今夜のお月様を貼りつけました。

サラシナショウマ

長さ 20 ～ 30 センチの花穂をつけ、遠くからでも目立ちます。
アップにしてみると、小さな花がたくさんついています。
根茎は解熱、解毒の漢方薬として使われるそうです。

月下美人

ちいさなつぼみがどんどん成長して、握りこぶし大になり、月が出るころに花開き、朝にはしぼんでしまう一夜限りの花です。
花が開くときには音がし、芳香があたりに漂います。
　
旧暦８月１５日の満月も添えておきます。

ウメバチソウ

今日は男性に花をプレゼントしてもらいました。
カキツバタ、コウホネ・・・これは切花。
マツムシソウ、ウメバチソウ・・・これは鉢植え。
男性は７８歳！
湿原で花を育てている元気なおじいちゃんでした。
写真を撮りに行って、仲良しになって・・・ふふふ。

おじいちゃんのとこにあった、自生のウメバチソウです。
斜面で元気に育っていました。