白梅

　平針里山の梅が満開でした。手入れされていない果樹園内に数本の白梅があります。季節の変化は僅かですが、少しずつ春が近づいています。ため池にも水があり、田んぼにもちゃんと流れ込んでいました。
　
　さて、すでに報道されているように平針の里山保全協議会は２月１８日（木）、名古屋市開発審査会に対して平針の里山の開発許可を取り消すよう求める審査請求をしました。
　また、２月１５日（月）には、開発業者２社が開発許可遅れで５億円の損害賠償を市に求める訴訟を名古屋地裁に起こしました。
　こうしたことから、会の活動は新しい局面を迎えました。

雪３

　雪景色の中の梅の花です。雪の里山の写真が続いています。雪が積もったのは、２月６日（土）で、立春を過ぎていました。春はもうすぐ、いたるところで小さな春を感じさせてくれます。この里山でも春を告げる花が咲き始めています。
　この平針の里山保全協議会の活動も２００９年１２月１６日に法人化され、新たな活動の段階に入るようです。

雪２

　先日の雪の平針里山ーその２です。雪の中のトウカイコモウセンゴケです。
　トウカイコモウセンゴケは、この地を特徴付ける植物です。多年草で、日当たりのよい湿地に生えます。葉はスプーン型で、腺毛があり食虫植物です。モウセンゴケとコモウセンゴケの中間的な特徴をもち、６月ころ赤い小さな美しい花をつけます。
　雪の白さの中で葉の赤さが目立ちます。厳しい寒さの中で、地面に張り付いてロゼット状に生き抜いている。そんな姿です。
　

雪

　２月６日（土）、朝一面の雪景色でした。午前中、雪のちらつく天候です。早速、平針の里山へ出かけ、写真を撮りました。なかなか、時間の都合で雪が積もる機会はありません。この日を逃すと、もう今年はありそうもない気がしました。
　写真は前回も話題にした里道です。右手に果樹園で、北向きです。

　来週中にも開発業者が名古屋市を提訴するというニュースがありました。（２月６日）

里道についてのブログ

　里道「さとみち」と読（呼）んでいた里山内の道について、市会議員の横井氏のブログに分かりやすい説明が掲載されていました。以下のURL参照。
　http://blog.livedoor.jp/minami758/archives/1242026.html

　「さとみち」ではなく「りどう」で、里道（りどう）とは、道路法の適用のない法定外公共物である道路のことだそうです。公図上で赤色で着色することが義務づけられていたことから赤線（あかせん）、赤道（あかみち）とも言うそうです。
　この里山には、公道が存在するのです。すべて開発業者所有ではないのです。今一度、この点をよく考え、どうするのが地球や地域のためによいのかを議論するべきではないでしょうか。