平針里山

天白区平針にある里山の情報です。

湿地破壊

2010-11-28 19:58:34 | Weblog
 
 日曜日は工事もお休みです。静かな里山がよみがえります。しかし、毎日のように変化しています。一歩一歩、更地に近づくようです。
 湿地が重機で踏み荒らされました。小さな樹木が多かったのですが、伐られて積み上げられています。この湿地はトウカイコモウセンゴケの宝庫でした。この東海地方の固有種が、一面に広がっていました。食虫植物で貧栄養な場所にしかみられません。初夏には可愛らしいピンクの花を咲かせます。貴重な場所だけに失うのは辛いです。
 入口近くに散水車が止められ、蛇腹の柵も変わりました。出入口も2つになっています。田んぼ南の小山も崩され、田んぼも半分ほど土砂で埋められています。
 

魚の怒り

2010-11-27 21:59:50 | Weblog
  
 貴重な生き物たちが悲鳴を上げています。
 魚の顔をよーく見ると、それは怒っているようにも見えます。それは当然でしょう。人間達の勝手な行動によって命を奪われるのですから。もうすぐ棲む場所のため池が奪われます。当然、命の水がなくなります。その先に待つものは、・・・。
 急いでやれることをしなければいけません。
 

生き物たちの悲鳴

2010-11-25 20:58:50 | Weblog

 カメの目から涙が溢れていませんか?そのつぶらな瞳が水で濡れているように見えます。この里山には多くの貴重な生き物たちが棲んでいました。
 しかし、その住処は重機やチェーンソーによって、破壊されました。行き場のない生き物たちが悲鳴を上げています。もう既に遠い世界に行ってしまったものもいます。何とか救い出せないものでしょうか。
 同じ生き物なのに、業者は平気で殺戮するのでしょうか。
    
    

めだか池の変貌

2010-11-24 19:45:04 | Weblog
 
 4つのため池のうち、現在、一番池らしいのが通称めだか池・・です。一番小さなため池が、水を沢山湛えているのです。堤も形がかわり、池の中に樹木や竹が入っています。しかも油が浮き、臭気があります。それでも先日の雨で水量が増えました。でも瀕死の状態でしょうか。
 下の写真は、10月のものです。それが1ヶ月の間に上の写真のようになってしまいました。以前は、なんと神秘的だったことでしょう。今はもう見ることができません。


 今日も重機が3台、動き回っていました。
  


11月23日(祝・火)

2010-11-23 20:50:50 | Weblog
 
 昨日の雨から一転、晴天の祝日となりました。風の強い日です。防塵用の白いシートがバタバタとうるさい音を立てます。工事が休みでも、、、、。
 この季節としてはかなりの雨量でしたが、ため池にはそれほど水が溜まっていませんでした。水溜まりが何カ所か出来て、泥沼状態と思われます。
 そんな中、赤とんぼがせっせと産卵をして、飛び回っていました。激減しているアキアカネで田んぼのトンボです。おつながりの2頭も見かけました。何と悲しい光景でしょう。子孫を残すために命をかけています。しかしその命を預けられた卵は、つぶされるであろう僅かな水のため池に産み落とされているのです。

 写真は22日と同じ場所をアップし、整地されている車両入り口付近です。どういう訳か田んぼ南の小山は、木が切られただけでそのままです。この地がどのようになっていくのか、、、。話もないのでわかりません。
 


11月22日ため池

2010-11-22 22:13:49 | Weblog

 11月22日(月)、いい夫婦の日(あんまり関係ないか)。さて、今日の一番大きなため池の様子です。
 久しぶりの恵みの雨。しかし、ため池にはそんなに水が溜まっていません。せっかくの雨だから、たくさん水が溜まって欲しい。命の水をたたえ、今までのように生き物を育んで欲しいです。
 南側の住宅に接するところに防塵用の白いシートのとぎれている部分があります。おそらく、ここから車両が出入りする場所をもう一ヶ所つくろうとしています。これで車両を入口と出口に分けることができます。搬入口作成のため樹木が切られています。そんな工事が進められています。
  

重機の向こうにアオサギ

2010-11-21 19:40:00 | Weblog
 
 平針の里山のため池や田んぼでよく見かけたアオサギが、双眼鏡を覗いていたら、重機の向こうに見えました。アオサギは全長88㎝~98㎝のこの辺りで見られる一番大きなサギです。青みがかって見えるからアオサギなのですが、どちらかと言えば灰色っぽい。動物食ですから、ため池はほとんど形を変えたのに食べ物となる生き物がいるのでしょうか。それとも、静かになった里山を思いだし、懐かしんで来たのか。
 さすがの日曜日は開発工事は休みでした。普通なら静かな休みの里山で、秋の深まりを感じられることでしょう。
 しかし、今はまるで戦場のようです。伐採された樹木は積み上げられ、緑だった木々は枯れ草色です。赤茶けた土と、どこから運ばれたか不審な土砂が目立ちます。荒れ地にはカラスがよく目立つようになりました。
 ため池は壊滅的です。水がありません。水路も重機で無理矢理に変えられました。本当に助かっている生き物はいるのでしょうか。カメが歩いていると聞きました。先日のタヌキのように行き場を探しているのでしょうか。
 今は恵みの雨を待つのみです。
      

ため池その3

2010-11-20 20:02:33 | Weblog


 ため池の水がなくなっています。一番大きなため池には3ヶ所ほど湧水が出るところがあります。しかし、水はありませんでした。すぐ下の二番目のため池も水はなく、流れのあとがあります。
 三番目のため池も水がありません。トトロの木と呼んでいたコナラの大木の近くのため池です。下の写真のように、13日には水があったのですが、1週間でこのようになっています。重機の痕が痛々しいです。
 一番小さなため池には水が残っています。水面には油が浮き、臭気が漂っています。竹や樹木が入っていますが、水はそのままです。 
 トラ册フェンスが、防塵用の白いシートになって、住宅地近くに立てられています。
 道路も泥あとがしっかり残っています。急遽、道路脇に水道栓がつくられていました。
 


11月19日(金)平針里山破壊工事

2010-11-19 20:33:11 | Weblog
 
 里山の破壊工事は連日続いています。ダンプカーがひっきりなしに走り、砂埃を上げています。土砂も入れられているようです。その土砂はどこから運ばれているか分かりません。信用のない業者ですから、怪しい土砂かもしれません。
 ため池は完全には埋め立てられていません。しかし危機的状況でしょう。貴重な湿地はどうなるか心配です。
 田んぼ南にあった産廃のおそれのある山の樹木が切られています。
 このような光景を見ると、毎日のように胸が痛みます。

 さて、平針の里山保全協議会は18日(木)に名古屋地裁に開発工事差し止めの仮処分を申し立てました。以下、関係記事↓
http://www.janjanblog.com/archives/23941

 




USTREAM暴力的な破壊工事

2010-11-17 20:39:29 | Weblog

11月13日(土)里道のバケツ稲


 毎日のように工事で状況が変わる平針の里山です。古くなってすみません。先週の土曜日の写真です。でも、最新動画は下記にあります。

 里道には稲刈りの終わったバケツが残っています。田んぼには稲刈りのされていない稲が残っていました。田んぼの向こうには、山積みされた樹木が、重機が見えます。

 USTREAM で動画をみつけました。
URLは http://www.ustream.tv/recorded/10906932 です。