樹液酒場

　カブトムシなど昆虫たちで賑わう、樹液のよく出ているコナラの木がありました。大繁盛の樹液酒場状態です。
　この里山もカシナガの被害木で枯れている木が目立ち始めました。しかし、まだ雑木林の中には、このように樹液を豊富に出している木があります。樹液の出ている木は、林の奥深くにはあまりなくて、林の周囲や、道から少し入ったあたりでよく見つかります。また、北斜面よりも太陽光に恵まれた南斜面に多いようです。
　昼間であれば、周囲を飛び回るハチやチョウの存在によって、樹液のありかを予測できます。風に乗って漂ってくる甘酸っぱい「樹液の匂い」も手がかりになります。
　いつまでもこのような子どもたちの喜びそうな雑木林を残したいものです。