リンク: http://news.nifty.com/cs/headline/detail/gendai-000172434/1.htm">前触れもなく襲い、命を奪う「脳幹出血」の恐怖 - 速報:@niftyニュース.
桑名正博さんが、手の施しようがないと「医者も匙を投げた」脳幹出血とはどんな病気なのでしょうか。
脳幹出血とはどんな病気なのか。医学博士の米山公啓氏に聞いた。
「脳幹は心臓や呼吸をコントロールする、生命維持のために最も重要な脳の部位です。その脳幹を通っている血管が破れるのが脳幹出血。手足がマヒし、意識不明の重体に陥ります。怖いのは前兆がまったくないことです。突然、呼吸と心臓が止まり、ほかの脳内出血に比べて格段に死亡率が高い。突然死の一因にもなっています。一番の原因は高血圧で、血圧降下剤を飲まずに暮らしている人が危ない。糖尿病や高脂血症の人も要注意です」
厚労省のデータによると、2010年に脳内出血で死亡した人は3万3695人。このうち脳幹出血の死者は2344人だった。計算上の比率は7%にすぎないが、米山氏は「脳幹出血は死亡するケースが多く死因の解明がおろそかになりがちのため、心不全や不整脈として片付けられることが少なくない。本当はもっと死者が多いはず」と警告する。
予防法は?
「40代、50代の死者も多いので、若年性高血圧の人は薬剤などできちんと血圧を管理すること。お酒やたばこは控え、糖尿病の人はダイエットしてください。急に血圧が上がる運動も命取りになります」(米山公啓氏)
普段の注意が必要だ。
(日刊ゲンダイ2012年7月18日掲載)
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