清流~加茂川のほとり
さしこう本店より
急に気温が下がり、随分と肌寒くなり
本来の季節を感じられるようになりました。
さて、
いよいよ、さしこう2013年の締めくくりを彩る
最大のイベント
~こころ和らぐ魔法のじゅうたん~
感動のギャッベ500枚以上を大展示して、11月1日(内見会)~
本店を皮切りに大元店、いかしの舎にて「ギャッベ」展が開催されます。
期間や時間など詳細はさしこうHPでご覧ください。
いよいよ、本店も、作業残り3日となり
本日より、2階をギャッベ展の設えに整える作業に取り掛かりました。
さしこうは「ギャッベ展」に向け怒涛の日々です。
そこで、このブログだけでも、のんびりとww
皆様に購入前のミニ豆講座など
もうご存知の方も多いとは思われますが、
2012年に絨毯織りの技術がユネスコの世界無形文化遺産に登録された
素晴らしい絨毯、「ギャッベ」
まだ、ギャッベと言うじゅうたんをご存じない方のために・・・基本も少々
「ギャッベ」とはイラン南西部の遊牧民「カシュガイ族」の女性が手織り(結ぶ)絨毯です。
高地で羊を放牧し、その毛を刈り、手で紡ぎ、草木染された糸で、丁寧に手織りして
仕上げる、とても手間と時間をかけて織り上げる絨毯で、同じものが1枚もなく
まさに世界に一枚だけの絨毯なのです。
そして、購入の際、ギャッベをご覧いただくときに、気になるのが
毛質ではないかと思います。
見慣れぬ表記に、アマレって?カシュクリって?とよく聞かれるので
今回の豆知識は毛質にしました。
まず、ギャッベには大きく分けて3種類の毛質があります。
毛質をご覧いただくときに絨毯の裏をご覧になると良くわかります。
まずは、ギャッベ!(この絨毯の名前の由来となった毛質)
羊の背中から尻にかけての一番外側の、強い毛を手紡ぎして織られ、
3種類の毛質のなかでは太く、結び目もやや大きくなります。
そして、アマレ!
羊の背中から尻にかけてのより肌に近い内側の柔らかくて、細く長い
上質の毛を手紡ぎして織ったものです。(シャクルーもこの毛です)
最後に、カシュクリ!
アマレと同じ部位のだが、子羊の毛だけを手紡ぎして織った
非常にしなやかで、艶がある 最上質の目の細かい絨毯です。
3種類を比べて頂くと(上から、ギャッベ、アマレ、カシュクリ)
目の細かさが違いをわかって頂けると思います。
その分手間も、作業時間も違うので、それがお値段の違いにもなります。
ただ、ゾランヴァリー工房の商品は、品質が良いため
ギャッベでも非常に柔らかで、手触りも良いので、
他工房表記の毛質とは異なることがあると思います。
やはり、手触りを比べてお買い求めいただく事をお勧めいたします。
図柄にもいろいろと意味があり
元々、遊牧民の頭の中で描いた、夢、希望、願い、家族への想い、等
素朴でかわいぃ図柄も多く、見ていて飽きないのも特徴です。
100年以上の耐久性があるといわれ、踏めば踏むほどに柔らかさを増し
どんどん肌触りも良くなります。
そんな、世界に1枚だけの魔法の絨毯を
お宅にも是非
さしこうスタッフ一同
こころより皆様のお越しをお待ち申し上げております。
明日、娘の家に魔法の絨毯を届けに行くmocoです。