数年前まで、我が家には、いろんな動物が持ち込まれていた・・・。
巣から落ちたひよ鳥だとかツバメとか。
なんかしらないけど、うちに持って行っとけば保護しそうな気配だったのだろう。
いや~・・・もう・・・・勘弁して下さい・・・状態だった。
ある日の夜、しかも11時頃。玄関のチャイムが鳴る。
こんな時間に誰かしらん???と出てみると、
息子の同級生のお母さんが立っていた。
瀕死の山鳩を抱えて・・・・・・。
『お宅だったら、見てもらえるかと思って』
『可哀想だから、引き取って欲しい・・・』と言う。
イヤイヤイヤ・・・・・・困りますぅぅ・・・
見れば、何かに打ち抜かれて、肩あたりに大きな傷を負っている。
致命傷だ。素人が見ても分かる。もう数時間しか生きられないだろう。
そう思い、丁重にお断りするのだが、執拗に食い下がってくる。
『それならば、動物病院に連れて行ってあげればどうですか・・・・?』
・・・・・・・・と言いつつ、よーくその鳩を見ていると、
なんと、あろうことか、その瀕死の鳩は
『ケンタッキーフライドチキン』の箱に入れられているではないか!
よりにもよって、なぜフライドチキンの箱??しかも、ぎゅうぎゅう詰めッ!!
なんだかしらないけれども カチーンときた。
無神経すぎない?
ケンタッキーの箱に入った、見ず知らずの、瀕死の山鳩の最期を
看取る義理は、もちろんない。
早々にお引取りいただいた。
『でも~・・うちで死なれても、埋めてあげる場所もないし・・・・・』
最期に言った言葉がコレ。
ふうぅぅ・・・・・・・知らないよ、そんなコト。
急いだのかもしれないけれども・・・・・
わざとじゃないだろうけれども・・・・・・
コントじゃあるまいし・・・・・
ありえなくないですか?? コレ?
後々、私のすべらない話のネタとして使わせていただきました。
蓮ちゃんママ