続き事・・・。

　



　前回のつづきになりますが・・・・。

　悲しみの中、明るく振る舞うお嬢さんの姿を見て同級だった娘たちや先生方も感動すらおぼえているかのようでした。

　クラスがえのない三年間を過ごした彼女たちです。

　当然のようにその団結力・団結力その2・団結力おまけは羨ましささえ感じるほどです。

　お式が終ってからの、この娘たちの会話に耳をかたむけていても・・・・



　　「落ち着いたら、Aちゃんかこんでさりげなく楽しいことするよ！」

　　「OK!!」

　・・・・・・・・・・・・と、当然のように話はまとまっておりました。

　

　すごいな～。この子たちって・・・・。

　先生方をさんざん手こずらせていたのに・・・。

　ある意味、見事な女子力・生きる力強さがありますね～。





　振り返ると、あまりにも違いすぎる学生生活を過ごしてきた母は・・・・・

　感動しております。





　帰り道、娘がひとこと・・・・


　「Aちゃんは来年の成人式や結婚式の姿もお母さんに見てもらえないんだね・・・・。」

　

心からありがとうございました。

　




　厳しい寒さが続いているこの冬・・・・

　久しぶりに晴れ渡った青空の日に天国に旅立ったあなたへ・・・・




　ちょうど一年前の今頃でした。

　娘の卒展会場でお会いした時のあまりのあなたの体調の悪さに・・・

　お話させて頂きながらも・・・不覚にも涙した馬鹿な私・・・。

　お互い声をつまらせながらも笑顔で別れた記憶があります。




　やさしい御主人と三人のお子さんを残し・・・・

　旅立つあなたの心のうちは到底想像することなどできないものなのでしょう・・・

　いつも明るくはつらつとしていたあなたにやや気おくれする私でした。

　お通夜で拝見した子どもたちやご主人の様子に、あなたのちからを感じました。

　そこにはあなたが一生懸命に育んだ素敵な家族がありました。




　お別れの手紙を読んだお嬢さん（娘の同級生）も立派でしたね。

　明るいあなたそのもの・・・です。

　旅立たれたあなたとご家族の様子は同級の娘たちや私にまで心の成長をとどけてくれたようでした。






　無念ではありますが・・・・・

　こころから出会えたことに感謝しています。

　ありがとうございました。

　ご冥福をお祈りしております。




　　　　　娘につくった四つ身の着物はあなたが糊を引いてくれたものでしたね。

　　　　　娘にも伝えました。大切にしていきますよ。