三谷小学校 3・4年生 9月の読み聞かせ
「最初の質問」 詩・長田弘 絵・いせひでこ 講談社
「きいのいえで」 種村由希子 講談社
「旅する蝶」 新宮晋 文化出版局
今日、子供たちに紹介したのは3冊です。短いものばかりですが、内容はなかなか魅力的。
今回も絵に魅かれて選んだような気がします。
特にいせひでこさんの作品は大人の方にもお薦めです。
夏休みを終え久しぶりに子供たちに会うと、ぐ~んと成長しているのがわかりますね。
二人展の合間、ギャラリーで読んでいた本を紹介します。
出会えたことに感謝したいと思えたモノだったので・・・。
「今日もていねいに。」 松浦弥太郎
「暮らしの手帳」の編集長や「cow books」(古書店)のオーナーをされていて、随筆家 だそうです。何の知識もなく、書店で手に取ったのが出会いでした。
初めのページからす~っと入っていける文章でした。でも・・・・。
たぶん今求めると・・・・一気に読んでしまうことがわかっております。
それはなんだか、もったいないわ・・・・。
今日のところはガマン・ガマン!と買わずじまい。
図書館で予約を入れての順番は6番待ち・・・・。それでも・・・
「ふふっ」ゆっくり待つことも楽しみましょう・・・。
(ある意味・・・・ドMの私でしょうか?)
やって来てくれたのがちょうど二人展の時。
ギャラリーという空間で読めたことも幸せでした。(チェロの流れる素敵な空間)
けっして生真面目というわけではなく・・・・・。でもいつの間にか背筋がピンと伸びているような本なのです。
日々にながされ・・・緩んだココロをもどしてもらえた気がします。
自分の心も体も慈しみ、ていねいに・ていねいに暮すことの大切さを教えて頂きました。
しっかし・・・・・
私のまわりでは・・・・
なかなかお目にかかれない男性だと推測・・・・。
・・・・・残念!!!
予約しておいた本が用意できたとの連絡があり、図書館に行ってきました。
秋の図書館の佇まいはお気に入り。大好きな紫陽花を指先でちょんと弾いて通り過ぎます。
お願いしてあったのは「ベニシアのハーブ便り・京都大原の古民家暮らし」(ベニシア・スタンリー・スミス)、ようやく手にとることができました。(次の予約も入っているみたい・・・。人気の本なのでしょうか?)
ついでに急いで何冊か選び取り・・・・帰宅。
とりあえず、まとめて本をテーブルに置き、昼食の準備・・・・。
さてと・・・・あらためて借りてきた本たちを並べて眺める。
「ベニシアのハーブ便り・京都大原の古民家暮らし」
ベニシア・スタンリー・スミス
「病気は自分で治す・免疫学101の処方箋」 安保徹
「奇跡を起こす驚異の免疫療法」福田稔著・安保徹協力
「私のこのごろ・気持ちよく暮らすヒント」 whoko
「ハーブで自然エステ・あなたの肌にぴったりのハーブ選び」 和田潔美
「手編みのソックス」 嶋田俊之
「自分らしく着れる服たち・平面から立体に変わるときⅡ」 平岩夏野
「ヴィンテージファブリックでつくる雑貨とバック」 イシカワカオル
ずら~っと眺めて考える・・・・・????
どう・・・なりたいんだろう。どこに向かっているんだ・・・・わたし~?
別段・・・自然派趣向ってわけじゃ~ないんだけどね~・・・。
自分が不思議・・・。
写真も不思議?
キャベツ女でございます~。
食前に洗ったキャベツを手掴みでムシャムシャと頬張る女・・・。
ダイエットだそうな・・・・。 (三日で修了・・・惨敗!)
図書館に行くとまずチェックするのが「新しく入った本」のコーナー。いつもはあまり、リアルタイムのベストセラーを手にすることはないのですが・・・。(まぁ、このコーナーに人気のベストセラーが残っていることなど皆無です。)
今回はタイトルに目がいき開いてみました。
「生きのびる からだ」 南木佳士 健康に関するハウツー本か啓発本?と思っていたのですが、医師である作家が書かれたすてきなエッセイでした。正確には地方紙や様々なものに掲載された文章がまとめられて、一冊のエッセイになったものです。
日々、死と向き合う生活を何十年も続けられ・・・、ご自分の精神のもって行き場として書くということも始められたらしいのです。(こんな陳腐な表現でいいんだろうか・・・?)とつとつとした文章で書かれた想いは、時にしんみりと心に響きました・・・。
また素敵な作家に出会った・・・。と読み進めていると・・・エッ?なんと「阿弥陀堂だより」を書いた方だとわかりました。前から気になっていた作品なんです。みると芥川賞や泉鏡花文学賞など数多く受賞されているお方・・・。(恥)
自分からひどく求めたわけではないけれど、こうやって「やって来てくれる」ような出会いが、小さな幸せだけど妙に嬉しかったりしてしまう・・・・。(なんか、ややこしい文章だぜ!)
こちらのワッフルもその一つ。
お店の前を何度も通りながら(普通のお宅なんです。)気になっていた。なんかワッフル売ってるみたい・・・?キニナル・キニナル・・・・。
頂いちゃいましたよ~。「もみの木」というお店だそうです。プレーンタイプです。
気になっていたものがあちら様からやって来てくれるなんて・・・・。
幸せだ~。
先日トライしたのはシンプルな「蒸しプリン」。
容器はご存じ「モロゾフ」のもの・・・。あははっ!
こうやってお出しすると勘違いされるかもね~。まっ、味はちがうか・・・。
私にとって、この「カラメル」という奴が鬼門と云うか・・・トラウマ的存在なのだ・・・。
久々の挑戦だったけど、やはり色味がさみしい・・・。(後片付けのやっかいさが、一番の尻ごみする理由なのだけどね~。)
明日は東京からのお客様。再度挑戦だわ! (これ、前座のおはなし。)
「運命のひと」
野中 柊さんの「あなたのそばで」の中に収められている作品。六編のなかの主人公達はどこかで何かしらつながっている・・・。切なさもあって、おしゃれな恋のお話でした。
なかでも「運命のひと」が好きでした・・・。私にはないな~と確信できる考え方のできる女性のおはなし。互いに恋の相手のいるおしゃれな夫婦、それぞれのシーンを丸ごと慈しみ、旦那の恋の相手すらも包み込んでしまう・・・。だからすべてのみこみ・・・主人公の女性にとってはこの旦那が「運命のひと」と言い切る!
ストーンと「運命のひと」この言葉が妙に心に落ちた・・・。
私にとっての「運命のひと」って・・・?・・・・だれ?だれ・だれ・だれ。
う~ん・・・・・・。
ここでキッパリ「土人」と云えることが一番の幸せと云うことなんだろうけどね・・・・。(「ねっ、お父さん!生まれ変わっても一緒になろうね!」とご主人に言ったところ「今生限りにしてくれ~!」と云われてしまった女性や「この人とは前世も夫婦だったと感じる!」と言い切る女を知っている。ある意味アッパレなヒト達だと思う。)
仮にそうだとして・・・、果して「土人」は私を「運命のひと」と言い切るだろうか・・・・?ねっ。難しいと思いませんか~?
今まで生きてきた中で。私はまだ「運命のひと」とは出会っていないのかもしれない・・・。(ふっと、思ってしまったんだよ・・・。)
好きな人と結婚し、それでも尚「土人」が「運命のひと」だったと思いこんで生きているひともいるだろう・・・。
深夜読み終えてから、しばし考え込む・・・・。
今朝もキッチンで洗い物をしながら、続きを考える・・・・。落とし所はどうするよ?
うん、今から「運命のひと」にしていけばいいわけじゃん!と、みごと納まり着けました。
本日は戯言でございました。どうか聞き流してくださいませ・・・。
たまにこんなゾーンのことも考えてしまいますので・・・。
40代の崖っぷちでも、いまだ女でございますゆえ・・・・。
午前は三谷小学校での小さなイベントがひとつ。
低学年(123年生)にむけての「夏休みお話の会」がありました。
図書室にコーナーを作り、布で書庫を目隠ししお花を飾ったりと、それらしく設えてのお話会です。
・あいさつ
・「言葉ふざけ」 川崎洋
(「しゃべる詩あそぶ詩きこえる詩」より)
・「ふたり」 瀬川康男さく
・「なつのいちにち」 はた こうしろう
・「おっきょちゃんとかっぱ」 長谷川摂子・文 降矢奈々・絵
(こどものとも)
・手遊び
・「エパミナンダス」語り
(「おはなしのろうそく」より)
・あいさつ
こじんまりとしながらも、楽しい会となりました。
子供達の顔を見ながら話せる「語り」っていいものですね~。あの長いお話を覚えることは大変だけど、頭の中に場面を描きながら耳を傾ける子供達の様子は真剣そのものでした。
いつの日か挑戦できたら嬉しい・・・。 新たな決意か・・・。
女と云う性に生まれて・・・
初潮・出産・更年期・・・女ならではのいろいろな体の変化を体験しますよね。
何となく手に取った本ですが、もっと早くに出会いたかったと思わせてくれたのが三砂ちづるさんの「オニババ化する女たち」という本でした。(なにせ更年期ですもの・・・閉経まであと何年?というこの頃です。)女性の体や生理について、とても参考になるお話でした。
こんな話もどうかと思いますが・・・。昔は生理帯なんてなかったですよね。そんな時代、歩いている道端に赤い綿のかたまりを目にすることがよくあったとか。着物を着ていて詰めておいた綿が落ちる・・・。この頃の女性は膣を締めたりして潜血をコントロールすることができたらしいのです。・・・・。
スゴイと思った。時代の変化と共に女性の体の機能も衰えると云うことでしょうか・・・。現代でも意識することによって、それは可能なことらしいのですが。早くに出会っていたならば、少しは意識を持てたかもしれないと後悔しました。
自分の体の変化に気づき、女の性に寄り添って生きると云うこと。それはとても大切なことだと思います。同性として娘にも紹介したい本でした。
「月の小屋」は、そんな三砂さんがいろいろなことを消化して書かれた小説だと感じました。これもお薦め。
関連付いているので、こちらも紹介します。
工藤美代子さんの「快楽」(けらく)
こちらは、今読んでいる最中です。なかなか人と話すことのできない問題を取材を交えた内容で書かれています。キツイ部分もありますが知識としては参考になると思います。
女を生きる・・・・大切に考えていきたいことです。
何かと言われている我が家のガーデニングイチゴ・・・。
すこ~しずつ、採りためておいて・・シロップに。
そろそろひんやりデザートもいいものですね。
ヨーグルトゼリーにいちごのソースをかけて。
リクエストしておいた森下典子さんの本が手元にきました。以前、知人に薦められていたのが「日々是好日・お茶が教えてくれた15のしあわせ」 ず~っと気になってはいたのですが・・・。予約ついでにいろいろ調べて他の二冊も取り寄せました。
良かったですよ~。気づきの感性がステキな女性だな~と思いました。結婚前、ほんの数年お茶に通ってはいたのですが・・・。こんな気持ちでお茶と向き合うことができたらよかったのに・・・。と、ちょっと後悔しています。素直な気持ちで五感で感じることが大切なのですね。(これって、何にでも通じることかもしれないな~。)
覚えることが沢山あって・・・。古めかしくって、かしこまったところが、なんだか格好悪く感じ・・・。お金持ちのおば様達との会話にたじろいでいたような覚えがあります。若いって素直になれなかったりするから・・・。
確かに思い出してみると、お稽古の後にはスッキリとした清々しい気持ちになっていたり、自然と勝手に手が動くということもあったような気がします。他の方のきれいな流れる様なお手前に、うっとり眺めいったり・・・、凛とした佇まいに憧れたりもしました。
年をかさねて、気持ち(心)に余裕が持ててきて、今ここでお茶と向き合えたなら良かったかも・・・。
「日々是好日」「ひとり旅の途中」お薦めです。
たくましくふえ続けるハーブたち・・・。中でも、もりもりと育っているのはミントでしょうか。少しでもグリーンがあると、その場所が明るく爽やかな空間に変わりますよね。このあとトイレに飾ります・・・。
季節と共に家のまわりの草花もいきおいを増してきました。少しずつ鋏で切って家の中でも楽しみます。これからはキッチンで草花にふれる時間が長くなりますね。(たのしみ・たのしみ。)
ようやく手にすることができました。姜尚中さんの「悩む力」。
図書館で予約をいれたのが、いったい何時だったのかも忘れてしまいましたが。娘も私も読みたいな~と思っていて・・・。予約は40人ほど入っていたでしょうか。他の本を読みながら、気長に待っておりました。
結構話題になっていて、すんなり読めると思っていたのですが・・・。普段軽いものを読みなれているせいか、始まりがなかなかしんどかったですね・・・。(哲学か・・・てごわい!ちょっと感じた。)でも、読み進めていくうちに、す~っと入り込んでいけました。やはり裏切られませんでしたよ。
掛け値なしで好きなんですね~姜尚中氏のこと。あのガラスのような怖いくらいの雰囲気・・・。でもとても穏やかな話し方と佇まい・・・。内に秘めたすごいものがある様な気がする・・・。実は娘と二人で好き放題のことを言い合っている。(へんかしら?)
私が共感したのは自分の人生「私が教祖!」と云うところでしょうか。「私が教祖」実はこれ、随分昔から思っていることでした。いえ、自分に言い聞かせていたのかもしれません。悩んだり、ぶれる自分に・・・。今回本の中でこの言葉を見つけて、とても嬉しかったです。(姜氏と共通点が持てたような気がして・・・)ここへきて感じるのは、悩み続けるのが人生なんだな~ということ。50年目にして、ようやくそう思えるようになってきましたからね。(気づくのが遅いか?・・・)
人間ず~っと悩み続けなければいけないんですね。だからこそ「悩む力」が大切なんです。若い時代に出会っておきたい一冊でした。
もし・・・、「もし、姜さんに結婚してと云われたら(ありえん話だが・・・)全て投げ打ち、すぐにいく!」と娘に言ってみたら・・・。無視された・・・。