凛つぶやき

日々のこと・染めのこと。暮らしの中でのこころ模様をつぶやいてみました。

読み聞かせ・5月(2・3・4)

2011-05-30 | 今月の絵本




 



 5月の読み聞かせの絵本を紹介しておきます。



   「きんぎょ」   ユ・テウン 作     木坂 涼 訳


 韓国の作家のおはなしです。

 祖父が務める図書館でおきた少女と「きんぎょ」の不思議な世界・・・。

 ダークな色彩がしゃれています。(表紙の印象とは違うのですよ!)

 最近韓国の作品を手にとる機会が多くなりました。

 




 




    「あくびばかりしていたおひめさま」

            カルメン・ヒル 文    エレナ・オドリオゾーラ 絵  宇野 和美 訳


 題名どうり「あくびばかりしていたおひめさま」のおはなしです。(笑)

 むか~し・むかし・・・・とか

 おおさま・おきさきさま・・・・

 くりかえしの文章など・・・・

 読み手も聞き手もどこかしら安心して入り込んでいける作品だと思います。


 



 


 絵がね~

 ごめんなさい。私好みなのでした~。

 ちらばった小花模様やニュアンスのある色のトーンが惹きつけられます。

 今月は二冊とも私のお気に入りですね。





 さぼっていた分も紹介しておきます。


   



 

 2月  「ふってきました」  もとした いずみ・文    石井 聖岳・絵

   




    「ぼくが一番望むこと」  マリー・ブラットピー 文  

  

 3月  「みつけたよ ぼくだけのほし」  オリヴァー・ジェファーズ 作   三辺 律子 訳

    「花さき山」       斉藤 隆介・作     滝平 二郎 ・絵



 4月  「しあわせの石のスープ」  ジョン・J・ミュース  さく・え    三木 卓 やく

    「そらまめとわらとすみ」  日本民話     川上 越子・絵


 


 


読み聞かせ(10・11・12・1月)

2011-01-26 | 今月の絵本




 読み聞かせのアップをさぼっておりましたね。

 昨日は今年初の読み聞かせでした。


 
 



 「こやたちのひとりごと」   谷川俊太郎/文   中里和人/写真



 私が選ぶ中ではちょっぴり毛色のちがう作品ですね。出てくるページすべてが小屋の写真です。でも・・・・おもしろいんですよ。これが!!味のある小屋と云うか、ちょっと住んでみたいとさえ思わせるほどオシャレに見えるのです。この方「小屋」をテーマに他にも本を出されたり、作品展もされているようですね。



 



 子どもたちは不思議に感じたかもしれませんが・・・・




 



 「さんまいのおふだ」    松谷みよ子・遠藤てるよ



 どこかの囲炉裏端で聞きたい感じのむかしばなし。方言なのでイントネーションがむずかしかったですね。まっ「だいたいこんな感じか~?」でやってしまうわけですが。(笑)お札の力をかりて、恐ろしい山姥から逃れる・・・・。くりかえし言葉の掛け声やお話のリズム、期待どうりに待ってましたのオチもあり、子どもたちも楽しんでくれたようです。




 溜まっていた去年の分も一緒に紹介しておきます。



  10月   「天女の里がえり」   君島久子・文     小野かおる・絵


  11月   「はなのすきなうし」  マンロー・リーフ おはなし
   
                   ロバート・ローソン え

  12月   「アンナの赤いオーバー」  ハリエット・ジィーフェルト  ぶん

                   アニタ・ローベル  え



 長めの絵本1冊だけ・・・が続きましたね。

 「はなのすきなうし」は本当に古典といってもいいくらいのスタンダードな作品ですね。私も大好きな一冊です。題名どうりに牛のお話ですが、人間の世界に置きかえてもとても大切なことを伝えていると思います。

 「アンナの赤いオーバー」はクリスマスの時期がくると手にとりたくなる絵本です。戦争を時代背景にした中で人とのつながりやコミュニケーションの取り方、手仕事の大切さやモノが作られていく工程などていねいな内容のおはなしです。

 この本を読む時はいつも赤い羊毛フェルトと簡易織機で赤い毛糸を使った織物も持参するのがいつもの流儀。






 

読み聞かせ・9月

2010-09-30 | 今月の絵本




 


 今月の読み聞かせにえらんだのは・・・・・・・・・


  「おつきさまはよるなにをしているの?」  アンネ・エルボー さく

                            木本 栄 やく


  夜になると・・・・大忙しのおつきさま。あれやこれやと楽しい仕事をこなします。


 



 



 お話の内容もよかったのですが、色づかいに惹かれました。



 



  「ざぼんじいさんのかきのき」  すとうあさえ・文

                      織茂恭子・絵



 ざぼんじいさんは甘い柿をいつもひとりじめ・・・・・・。お隣のまあばあさんとのやりとりが、子ども達にはとても面白かったようですね。



 季節にちなんだ「月」や「柿」から選んでみました。

 来月10月は4・5・6年生を担当します。

 また本選びに図書館に行けるのが楽しみです。




 読み聞かせをやらせていただいて気付いたこと・・・・・。

 今年度になり何度か顔をみていたはずなのに

    「あらっ・この顔、○○家の○○ちゃんにそっくり!」・・・・

 と云うお子さんがちらほら・・・・。

 校区でみてきた子どもたちが成長し、次の世代のお顔を拝見しているなんて!

 よそのお子さんの成長に驚き・・・、ゆく年のはやさを感じずにはいられません。(笑)

 そのうち我が息子・娘たちの同級生のお子さん達との対面もあるのでしょうね~。






 

 
  

読み聞かせ 6・7月そしてサマースクール

2010-08-17 | 今月の絵本




 



 三谷小学校の読み聞かせ・・・・アップを忘れておりました。

 6月  3・4年生

     「むかしむかしとらとねこは・・・」 大島英太郎 文・絵


    昔から中国で言い伝えられているお話。
    木に登ることのできないトラがネコに弟子入りし修行を積むのですが・・・。
    
    この絵本を読んで初めて虎が木登りできないことを知りました。

    いくつになっても知らないことだらけだわ。



 7月  3・4年生

    「じぶんの木」  最上一平 作 ・  松成真理子 絵


    山間の寒村で暮らす少年の一番の友達は熊撃ちだったおじいちゃん。
    そんなおじいちゃんから聞く話はどれも少年の心にのこるものばかり・・・・。

    人がこの世に生まれた時、この地球のどこかに一本の木が芽を出す・・・。

    それがどこであり、どの木なのかはわからない。

    そして人生の幕を閉じたとしても自分の木は生き続け残された人たちを見守り続ける・・・・。



    じ~んと心に残るお話でした。 



 去年に続いて夏休みのサマースクール・「お話しの会」もありました。今年は低・高学年と分けての二回。


 1・2・3年生


    詩
    絵本「あおいくも」 トミー・ウンゲラー作 ・ 今江祥智 訳
    絵本「あかてぬぐいのおくさんと7にんのなかま」
              イ・ヨンギョン ぶん・え
              かみや にじ  やく
    わらべうた
    語り「アナンシと五」

 4・5・6年生


    詩
    絵本「バオバブの木の上で」 ジョリ・ババ・シソコ  語り
                  みやこ みな      再話
                  ラミン ドロ      絵 
    絵本「みどりの船」  クエンティン・ブレイク  作
               千葉茂樹 訳
    わらべうた
    語り「アナンシと五」



 私は「あかてぬぐいのおくさんと7にんのなかま」「みどりの船」を担当しました。どちらも10分以上のものだったので・・・・ちょっとたいへん(笑)だったかな~。大ぶりの本は目と文章との距離もあるので(文字も小さくて読みづらい・・・。)お話しを憶えるくらいに読み込まないとなかなかスムーズに読めないんですよね~。前日もかなりな回数を練習したので顎が・・・・ダル~ィ状態でした。(笑)

 二年目になるといろいろな問題や改善点にも気づくようになり自分たちの勉強にもなりました。子どもたちから楽しみにしてもらえるよう続けられたらいいな~と思っています。



 

読み聞かせ 4・5月

2010-05-31 | 今月の絵本



 読み聞かせ4・5月合わせてのアップです。


 4月


 



  「あめが ふる ひに・・・」  イ・ヘリ 文/絵

                  ピョン・キジャ 訳


 



 



 



 画面にあらわれる様々な雨の表情にとても惹かれました。



 



  「わすれんぼうのねこ モグ」  ジュディス・カー 作
    
                  斉藤倫子 訳


 ペットの猫モグはなかなかのダメ猫・・・・・それでもひょんなことから!


 4月は画面構成の面白かったものと低学年に合った楽しいお話の作品を選んでみました。




 5月


 



  「どろんこどろちゃん」  いとうひろし


 子供たちの大好きな泥んこ遊び。どろんこの作り方や遊び方(?)を題材にリズムのある文章で綴られています。ページをめくる度に表情をかえたどろんこが目に飛び込んでくる作品です。



 



  「まつげの海のひこうせん」  山下明生・作

                 杉浦範茂・絵



 友達とけんかして運動場にねころんで・・・・・じわ~っ滲む涙の世界。涙の中から魚が現れ・・・・・。けんかした怒りや悔しさ、少年のこころ模様は自分との対話だったのかもしれません。一度読んだだけではちょっぴりわかりづらい作品かもしれません。が・・・・

 その時点では理解できない内容のものも・・・・私、たまに紹介しています。その子の心の成長と合った時に必ず点が繋がって理解できると信じているから!





  

読み聞かせ・3月

2010-03-27 | 今月の絵本



 



 今月は卒業式や終業式が予定されておりましたので、月のはやめの読み聞かせでした。


   「びくびくビリー」  アンソニー・ブラウン さく

              灰島かり やく



 





 グアテマラに古くから伝わる「しんぱいひきうけ人形」(ウォリー・ドール)が出てくるお話。人形に心配ごとを打ち明け、枕の下に入れて眠ると、朝には心配ごとが気にならなくなっている・・・・・。

 いいな~。

 「そんな人形、僕らも欲しい!」という声が多々ありました。(笑!)

 (小さな心にどんな心配事があるのでしょうねぇ~。切ないやら可笑しいやら・・・)



 




   「とんがりぼうしのクロチルダ」 エヴァ・モンタナーリ 作

                   井辻朱美 訳


 ちょっとしたことで・・・・妖精にも魔女にもなれないクロチルダ。いつもどちらとも仲良く遊びに入れてもらえません。でも・・・・。



 



 子供が大好きと感じる絵や色使いではないのですが、何だか引きつけられる魅力ある絵でした。




 21年度の読み聞かせも終了です。子供たちの本の感想のなかに「一年間どうもありがとうございました。」の言葉がありました。

 こちらこそ・・・・・。つたない読み聞かせ、あまり上達しているとは思えないのですが、聞いてくれてありがとうです。

 楽しみに待っていてもらえるように来季も・・・・・



 おばさんは頑張るわ!







読み聞かせ・2月

2010-02-23 | 今月の絵本



 



 今日は2月の読み聞かせ。


 「なりました」  内田麟太郎・作   山口マオ・絵



 



 いろいろな生きものがヘンシン致します・・・。


 リズムのある楽しいお話でした。


 読みすすめていると「どうして?」「なんで・なんで?」と子供たちのささやきが聞こえてきました。こういう反応って読み手には嬉しいものです。



 




 「ねこのゴンサ」  石倉欣二・作 絵



 



 施設に入った飼い主を訪ねて行く猫。ちょっぴりせつないおはなしです。


 この作品、なんといっても絵が素敵。柔らかな黒の線なのに・・・・、何て言ったらいいのでしょう。柔らかなのに的確(?)、確かな線のちからなのでしょうね。ネコの表情がいいんです!かさなりのある色のくみあわせなのに・・・・・クリアに響いてくるものがありました。お話と絵・・・・この作家の力量、すごいです。





 なんともハレンチなTバックの話の翌日には・・・・・かわいい絵本のおはなしか。

 これも・・・・・私の力量なのかしら・・・・・・・ら?

読み聞かせ・1月

2010-02-23 | 今月の絵本


 




 1月の読み聞かせ、アップするのを忘れておりました。


 「ゆきとくろねこ」 竹下文子・著   おおの麻里・絵



 



 何やら不思議な気配を感じ・・・・・。


 そして・・・・黒猫が出会ったものは白い雪!


 しんとした空気感とやわらかな絵の感じがとてもよかった作品です。




 



 「ハガネの歯」 クロード・ブージョン 作・絵



 




 おじいちゃん狼が孫に歯が抜けた話をおもしろく語った作品です。

 なかなかユニークな内容でした。


読み聞かせ・11月

2009-11-10 | 今月の絵本


 


 今月は行事予定により、ちょっとはやめの読み聞かせです。

 「天の町やなぎ通り」 あまん きみこ作   黒井 健絵


 
 


 郵便局に届けられる住所不定の手紙・・・・

 二か月の間に、同じ差出人から6通も・・・・小さな子供がかいたであろう手紙。切なさと幻想の世界を味わえる作品でした。

 今回は偶然にも4・5・6年生の担当だったのですが、お話の内容や長さが高学年向きでちょうど良かったですね。




 去年・一昨年とお付き合いしていた子供達・・・・。

 しばらく見ない間にずいぶんと大人びて・・・・おばさんはちょっとビックリ!

 貴方達の大きな成長にあわせて、私の読み聞かせも上達しているといいのだけれど・・・・・。(眩しいほどの伸びシロに羨ましさを感じます。)

  

読み聞かせ・10月

2009-11-10 | 今月の絵本


 


 先月の読み聞かせ、アップしていなかったので・・・・(遅れましたが・・・)


 「むしばいっかのおひっこし」 にしもとやすこ


 次々と住むところをかえていく虫歯菌一家のお話です。(当然ながら、歯磨きや治療により住居を移動しなければならないわけでして・・・・。)


 


 お話のおもしろさを感じながらも・・・・・自分のお口もちょっと気になる?



 


 「なんでもふたつ」 リリー・トイ・ホン 再話/え
           せき みふゆ やく


 中国の再話です。お話の内容も楽しめましたが、ほのぼの感のある絵もよかったと思います。調和のとれた色使いが好きです。