サファイア

日記です。

弟を思う

2008-02-23 22:25:30 | 思ったこと

雪がふりますねぇ、今日はコタツムリです。
空を見上げているとツイ弟のことを考えてしまいます。
元気な頃は、時たま「元気よ!」と連絡して来たものです。
弟も私も同じような失望の波に翻弄されて、今があります。
『なにくそ!』っていう気持があれば、もっと違った人生があったでしょう。
ソレが、弱い性格というか? やさしい気持ちの弟には『逃げ』で過ごしてきた
のだと、時々話してきたものです。
『逃げ』の自分から逃げることをしなかったから~!?って。
母がよく言っていたものです「あんたと代わっていれば良かったのに~!」と。
そうかも知れない そうしたら強い気持で癌なんかぶっ飛ばすのに・・・。
母の元で家業を手伝わされて、無給のまま束縛された青春。
信じられないでしょうが、親に『恩返し』奉公でした。
女である私は、24才で結婚という逃げ場を決めました。
事実婚?いわゆる出来ちゃった婚
が、彼にはそれは許されません!でした。
彼女を連れて行っても「どこの馬の骨・・・」と、聞こうともしません。
そうです、永遠に永久に無給奉仕は要求されるのです。
それからは失意のどん底!
やりたい事も、夢も、希望も・・・何も持てなくなってしまった
ソレは母が亡くなることで、ヤット終わりを迎えました。
彼が犠牲者になって、唯一の楽しみはバイクでした。
免許は色んな車種を持っていました。
苦労をして取ったであろう免許更新は入院していて、出来ませんでした
ツイこの間まで、バイクに乗れる日を待っていたのに・・・
まだ意識がある時、「車に乗れなくなったから、つまらん!」と言っていたそう
です。
新しい、静かな終の棲家に妻と二人で過ごせる貴重な時間
「やっと!穏やかな シアワセな時がきたのですねぇ」と、義妹が言う。
そう言ってくれるから、私もホッとできる。
思う言葉が口から出て来ない苛立ちを、苦にした顔で何か言おうとする弟の
顔を見ながら黙って聞いているしかできない 
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ホスピスの住み心地^^v

2008-02-23 00:27:06 | 思ったこと

うす曇の空に薄日が差して、なんだかハッキリしない気分。
朝の内に、私の病院で診察を受けて薬を貰う。
「血液検査は、今度にしよう。3割負担じゃけんねぇ。治そうよ!
先生は張り切って、そう言われる。
「数値を9.8から6.8に下げるよ!」ってね
「お願いします」と、心強い!
血圧も138~76じゃし~良かったゎ
さ、帰って昼を済ませたら  弟の所に行って見ようかねぇ
今日は迷ったりしないぞ!と、よ~く標識を見た
府中入り口で←畑賀とあるじゃん! R84を6k?指示通りズンズン 
インスタントコーヒーとマイカップ持参で「どうしよる?」と入って行った。
広々としたワンルームにリラックスした感じで?くつろいでいる。
早速、コーヒーを入れてくれて「まあ~、ココは良いですよぅ」と、
開口一番に言う。
まず、点滴の針が腕に無い!
「腕じゃ、不便だし血管がダメになるから胸から採りましょう」ということです。
「管が無い?と、腕を上げて不思議そうに見てるんですよ」って 
「今朝は、寝たままでジェットバスに入って 気持いいって~」
嬉しそうな笑顔で、こんなに喜んでのなら 週に2回を3回にして貰います。
と、風呂好きの弟が喜びそうな事を言ってくれる。
風呂が好きなことを知らなかったの??
肝心の人は、風呂疲れでクークーと寝息を立てています。
「それでねぇ、アレを調べてみたら基本が40よ。+控え室とか
棺おけとか、花代とか・・・」とヒソヒソ話で情報交換?
今の内に、出るお金と入るお金をアバウトながら計算をしておかないと~
誰も助けてはくれないからねぇ
「保険が出たら、支払いを済ませて~今住んでる所を引っ越して・・・」
少しでも家賃が安い所へ、と。
あの家では淋し過ぎるのかなァ?
それで、一応聞いてみる事にしたのは、我が家のお寺です。
親の代からの檀家です。
訳を話すと トントン拍子で話が決まりました。
「もしもの時は連絡ください。こちらで手配しますので~」と、言われる。
気持のこもった葬儀が出来そうです。
「あとは、心置きなく看取ってあげてください」とお寺で言ってくださって
ホッと、一心地つきました。
スグ、電話で安心させましたが・・・段々、こういう話が進むにつれて
淋しい気持になるのは理解できます。
否がオウでも時間は迫ってくるのですから、誰かがシナケレバなりません
そんな役くらい、私が請け負っても良いでしょう
ソレくらいしか出来ないのですから~

コメント (6)
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