さんらいずの徒歩鉄備忘録

過去の鉄道写真を中心に撮影時の出来事、旅行記、その他いろいろなメモ書きです

10年F1日本GP2日目 報告書

2010-10-09 21:48:13 | F1関係
続き。

さて、今日は予報通り、いや、それ以上の雨。
昨日と同じ時間の近鉄に乗り、白子駅からサーキットへ。
やはり雨ということもあって皆さん出足が鈍い。

が、私も「こりゃさっさと席に行った方がいいや」と思い、自分の席へ。

さて、フリー走行3回目になるもやっぱりみんな1周しただけでピットにこもってしまって。
昨年の金曜日と同じ感じになっちゃったなぁ。
昨年はアロンソが結構走ってくれたんだけど、今年はフレッシュエンジンがもう無い事もあって無理はしません。
そんな中、昨年はクラッシュしまくりだったトロロッソの2人が結構頑張って走ってくれて。みんなちゃんと拍手で感謝の意を表しました。
好感度相当UPでした。(笑)

で、予選の時間になるももうスタート前から30分の延期。
その後も延期に次ぐ延期で、結局日曜日に順延となりました。
雨に降られに来たようなもの・・・。
ピットではドライバーも空を眺めつつインタビューに応じたり、メカニックは空き缶やプラスチックとかで船を造って、流したり(鈴鹿のメインストレートは下り坂なので、雨が降るとピットロードなんかも川のように水が流れちゃう)してたり。

こんな事でもやってリラックスしないと神経が持たないんでしょうね。(笑)
見てるこっちも楽しいけど。(笑)

では写真の続きを。


フェラーリ。
キミ・ライコネンが07年チャンピオンになって以来なかなか勝てないフェラーリ。
そのライコネンはラリーへ行っちゃうし、マッサも長期離脱で不安だらけ。
そこで何とか復活を託してアロンソを招いた訳だけど。
初戦はアロンソが優勝したもののその後はなんか歯車がかみ合わないというか、速さが戻ってこない。
シューマッハがいたときはある意味ドイツのシステマチックで厳しいチームだったのが、本来のイタリア人気質のおおらかさが戻ってきてしまったのか?
でもティフォシは速くなくちゃ許してくれないはずだから、関係ないはずなんだけどな・・・。
チームオーダー問題もまぁ、色々意見はあるでしょうけど・・・。
ただ、アロンソがここに来て勝ち続けてるので、まだ粘れそうですね。


フェリペ・マッサ。
昨年はトルコでバリチェロのマシンから落下した部品を頭部に食らって大けがをしてしまい、やっと戻ってきたものの、その間の差はなかなか埋められないようです。
F1てシビアな世界だなぁと改めて思います。
今年はさらにチームオーダー問題の渦中に巻き込まれて可哀相なシーズンに・・・。



フェルナンド・アロンソ。
優勝請負人として、ルノーから移籍。
あこがれのフェラーリに乗れて本人のやる気も高いですし。
初戦優勝したのは良いですが、その後はやや低空飛行。
と、言っても優勝争いの中での話で、確実にポイントは稼いできて、まだチャンピオン候補の一人ですよ。
やはり彼もチャンピオンになった後の苦労で以前より丸く、大人になった感じがします。
それこそが今の彼の強さなんじゃないかなと思うのです。


AT&Tウィリアムズ。
今シーズンはドライバーもエンジンも一新。
超ベテランの鉄人バリチェロと新人のニコ・ヒュルケンベルグの組み合わせ。
エンジンはコスワースに。
同じエンジンを使う新興3チームに比べればそりゃぁ速いわな。
経験値の差がありすぎるもん。(笑)
マシンはオーソドックスでオールマイティなマシンだけに、ドライバーの経験値ももろに出てくるようで、バリチェロの方がやはり速いですね。
ただ、往年の輝きを取り戻すためには今の保守的とも言えるマシンに何か1個でもブレイクスルーが必要なのかなぁ・・・。



ルーベンス・バリチェロ。
ようやくNo1ドライバーの地位を手に入れて、なんとなく嬉しそうな表情が多い様な気がするのですが・・・。(笑)
300戦を越え、F1最多出走記録を更新中の鉄人。
当然経験値はとんでもないものを持ってるので、たとえフリー走行でヒュルケンベルグに先行されてもここぞと言うときに「とっておきの秘策」を繰り出し、常に優位に立っているようです。
でもそれってある意味、新人いじめなんじゃ・・・。(^^;
今年の鈴鹿もあんまり走ってくれなかった気がする。
しかも今日は1回も走らなかったんじゃない?
雨には強いドライバーだから「走らなくてもわかる」ってことなのかな・・・。



ニコ・ヒュルケンベルグ。
今シーズンデビューのドイツ人ドライバー。
もう一人のニコ。
若手らしいというか、荒削りでクラッシュも多いのですが、まぁ、だいたいみんなそんなものじゃないかなって。(笑)
でも後半になってからは少しずつ結果も出てきてポイントも獲ってます。
名門チームですから1年目でも結果を出さないとクビになることだってありますしね。
でも相手があんな超ベテランでは・・・。なんか可哀相とも思えるなぁ。


ルノー。
08年のシンガポールでのイカサマでゴタゴタしてスポンサーが抜けちゃって、しかもアロンソまでいなくなってしまったルノー。
開幕前のマシンを見て「なんか格好悪い・・・。」と思ってしまったものの始まってみるとやはりそこそこは速いし、なんと言ってもクビサの腕によるところが大きい。
ルーキーのペトロフもやれロシアンマネーだのお金の話題ばかりに見られがちでしたが中団にいるところを見るとやはり底力はあるんですね。
寅年なのはきっと関係ないだろうけど(笑)まさにタイガーカラーのマシン。
最後まで暴れてくれることでしょう。



ロバート・クビサ。
BMWが撤退してしまっても速いドライバーはやはり引く手あまた。
割合すんなりと移籍が決まりましたね。
なかなか序盤は苦労したようですが、それでもコンスタントにポイントを稼いでるのだから流石です。
特にモナコ、シンガポールといったストリートサーキットでの速さには驚きます。
ラリーが大好きという彼だからF1で走る町中もラリーに近い感覚なのかもしれませんね。



ビタリー・ペトロフ。
F1初のロシア人ドライバー。
イメージがイマイチ湧かなかったんですが、いざ走ってみるとちゃんと中団にコンスタントにいるので意外でした。すいません。
ルノーのマシンが安定しているからなのか、それとも腕なのかはこれから彼自身が証明してくれることでしょう。

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