ウィーンで研究留学!

以前はウィーンでの留学生活を綴っておりました。今後はクラッシック音楽を中心に細く長く続けていけたらと思っています。

「淫する」???

2006年11月24日 09時31分54秒 | 研究
私はそもそも国語力は相当低いし漢字はかなり弱いのですが、こればっかりは世代の違いとしか思えません。今日の題名、読めますか?

今日の柳田先生のブログの記事を見ていただければ分かりますが、柳田先生にとっては当然の言葉のようです。でも「そんなにいんしてはだめだよ。」なんていわれても「???」という表情を浮かべるしかありません。そんな言葉を使っているのを聞いた事がありません。「はまる」という言葉についての説明もやはり違和感があります。私にとっては柳田先生の言う「淫する」のニュアンスがぴったり「はまる」で表現されているように思われます。

そんな細かいことはどうでもいいのですが、思ったのはこんな細かいことが先生がわざわざブログの話題にされることほどのことだということです。思うに柳田先生は放任からはかなり遠い積極的な指導をされる先生だと思うのですが、そのときにそこまで細かく言葉を使い分けているのかと。科学者特有のこだわりともいえるのかもしれませんが。

しかし私が今いる環境では、誰にとっても母国語じゃない英語でコミュニケーションしており、だれもそんな細かいニュアンスを気にしていないように思います(まあ英語自体そういう言語なのかもしれないですが)。しかし研究の進行に関するディスカッションは十分にされていると思います(英語の出来ない日本人は置いておいて。。。)。もちろん個人主義で、個々人の細かいことまで介入しない文化だとも言えますが、でも一つの実験にはまり過ぎないように、というようなディスカッションは当然あります。

思えば日本に居たときはラボの細かい取り決めについて、ああだこうだ、ずいぶん時間をとられて議論したものです。今は立場が違うので比較はできないですが、やはりほぼ完全に単民族で形成されているラボの運営と言うのは多分かなり日本に特徴的な状況で、特有の難しさがあるのだなあと思います。私はそこら辺は大分学んで来たつもりですが、残念ながら?こっちでそれが生かされることはほとんどありません。

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