八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

統一地方選挙と日本の今後…

2011年04月25日 23時40分00秒 | 管理人のこと、雑感

昨日は、統一地方選挙第2弾でした。八王子でも市議会議員選挙が行われました。地元町会の議員さんは議席を守りましたが、娘の中学の時の同級生のお母さんは落選してしまったようです。

 

それはともかく、民主党の退潮がとどまるところを知りません。知事選では敗戦どころか候補者を立てられない不戦敗もけっこうありました。この責任問題は、当然ながら国政レベルに波及しようとしています。ところが、菅首相は選挙結果は執行部の責任ではないとして、何が何でも首相の地位に居座るつもりのようですから、この時期にあってはならない政局化しそうな状況です。

 

もちろん、敗戦の原因が100%執行部(というか菅首相)ではないと思いますが、客観的に考えれば、原因のかなりの部分が執行部(というか菅首相)にあるのは自明のことです。東日本大震災は不幸な災害でしたが、これに対し最善の対応をとれれば、民主党への見方は大きく変わったはずです。

 

しかし、現実はまったく逆の結果となりました。菅首相は国会で政府の震災対応は適切だったと強弁したようですが、国民の誰もそんなふうに思っていないことが今回の統一地方選の結果にもつながっています。もっと言えば、政府の対応というよりも、菅首相の対応に対する反応だと思います。

 

昨日テレビでタレントのコロッケさんの被災地訪問の様子をやっていました。被災地の中でもスポットを浴びない小さな避難所を訪れて、いつもと同じように真剣に(?)モノマネをして、笑いがなかった避難所に久しぶりに笑顔が広がりました。被災者は、普通なら目の前で見ることなんて絶対にないコロッケさんを見て、久しぶりに笑うということが出来て、本当にうれしそうでした。そして、最後には一緒に「上を向いて歩こう」を歌い、涙していました。こうした笑い、涙は、本当にストレス解消になると思います。

 

被災地を訪れた数多くの他の芸能人もそうですが、普通だったら絶対に会えないと思っている憧れの存在が、一段上からではなく、同じ目線で自分たちのところに来てくれ、自分たちのために居てくれることは大変な感激だと思います。一回公演すればものすごいギャラを得られる芸人さんが、損得なしに、自分たちのために来てくれるのですから、被害のすべてが癒えるわけでなくても、大きな力になることでしょう。

 

菅首相も何度か視察をし、先日は遂に、素通りした被災者に「無視するんですか!」と呼び止められ、しどろもどろの対応をする失態を見せましたが、菅首相がこうした意味のない視察を何度も繰り返すのも、ひょっとしたら、上に書いたような芸能人のような反応をしてもらえると勘違いしているのではないかと勘繰ってしまいます。そうではなく、本当に被災地の現状を把握するためだったら、一つの避難所を10分くらい視察して済まそうなんてことはないはずだからです。

 

本当に何をしたいのかまったく分からない不可解な人です。先に書いたように、被災者が芸能人の訪問に感激するのは、普段だったらお金を払ったって絶対に同じ目線でなんて会えないはずの憧れの芸能人が、自分たちと同じところに下りてきてくれて、自分たちのために多くの時間を費やしてくれるからです。

 

これに対して、首相は何かと言えば、平時や人気のある首相ならと有難味もありますが、今この時点では、いかに迅速かつ的確にこの状況を解決してくれるかという行政のトップでしかありません。暖かい言葉をかけてもらって感激したというような関係ではなく、この状況を一刻も早く解決すべき当事者そのものなのです。

 

そんな当事者中の当事者が、10分くらいさらっと避難所を訪問して、避難所の被災者が満足するはずもありません。そんなことすら想像もつかず愚にもつかないことばかりするから、パフォーマンスと言われるのです(しかもフォーマンスの効果もまったくないんですけどね)。被災者を勇気づけることは、もっと喜ばれる人に任せて、行政のトップは、もっと解決すべき課題に対処すべきです。恐らくそれすら自分の手を離れてすることもないので、こうしたことをしているんだろうと勘繰ってしまいます。

 

本当に被災地のために、日本のために、本当に本当に辞めてほしいと思います。溶融しているのは、原子力発電所ではなく、日本の政治です。

 

今日のジョグ

は、仕事で遅くなりお休み。 

 

 

 

 


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