八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

富岡製糸場、世界遺産に決定!

2014年06月22日 09時34分10秒 | 管理人のこと、雑感

群馬県の「富岡製糸場と絹産業遺産群」が世界文化遺産への登録が正式決定しました。「産業遺産」としては、石見銀山に続き、近代施設としては日本初の快挙だそうです。
 
群馬県には「上毛かるた」という県内の名所旧跡や人物を読んだかるたがあり、群馬県人なら誰でも知っており、「日本で最初の富岡製糸」という文句は、私も憶えていました。
 
それくらい群馬県人にとってはなじみ深いものですが、恥ずかしながら訪れたことはありませんでした。
 
ということで、先日、実家に行ったついでに訪れました。既に世界遺産への登録確実との報道があったあとでしたので、平日夕方でしたが、結構な人出でした(人を避けて撮っているので、そうは見えないでしょうけど)。

 
これが入口を入ってすぐ見える東繭倉庫です。このレンガ造りの建物が富岡製糸場の象徴でしょうね。

 
 
しかし、富岡製糸場の心臓部は、実際に糸を作る操糸場でしょうね。

 
 
1939年に経営権を得た片倉工業が1987年まで実際に操業し、その後2005年に富岡市に寄贈するまでの18年間、年間約1億円もの費用をかけて、保存に尽力してきたそうです。立派な社会貢献です。


 
 
東繭倉庫の裏側の乾燥場は、残念ながら、今年2月の大雪で崩壊してしまいました。八王子も信じられない大雪でしたが、群馬も観測史上最大の積雪だったため、持ちこたえられなかったようです。世界遺産となった今後は、老朽化した施設の保存も大きな課題です。

 
 
施設の南側は崖になっており、眼下に鏑川が臨め、なかなかの景観です。富岡製糸場自体は、それほど広くはなく、さっと見て回るなら30分もあれば回れる感じです。どうでしょう、高校くらいの広さでしょうか。
ただ、世界遺産となったのは、富岡製糸場がメインですが、それ以外に、蚕の卵の貯蔵に活用した下仁田の「荒船風穴」、養蚕法の研究を教育を行っていた藤岡の「高山社跡」、近代養蚕農家建築の原型となった伊勢崎の「田島弥平旧宅」と、群馬県の東西に及び、なかなかすべてを見ることは難しいですね。

 
 
富岡製糸の保存に尽力した片倉工業は八王子ともゆかりがあり、萩原橋に名を残す萩原彦七が作った製糸場を買収し、八王子製糸場となり、それが今では中野上町の日本機械工業となっています。
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