高度成長期から低成長期になり、バブル崩壊とそれに続くデフレの長期化の中で、日本社会はずっと縮み志向になっていますが、それだけではなく、気概や誇り、品格といったものもなくなってしまっているようです。
政治の世界では、相変わらずの泥仕合が展開されています。消費税増税がいずれ必要なのは私も分かりますし、野田首相の愚直さも評価はできます。しかし、マニュフェストに対する裏切りであることは事実です。そして、反対する小沢氏もマニュフェストを守るという大義は分かりますが、今この時期に党を出る出ないという政局を展開するのは、国民の誰も期待をしていません。どっちもどっちとしか思えません。いい加減にしてほしいものです。
野球界でも、とんでもないことでドタバタしています。原監督をめぐる恐喝事件です。そういうこと自体は若気の至りで済まされるでしょうが、お金を払うということは尋常ではありません。それもとんでもない金額です。反社会的勢力とは認識していなかったと釈明していますが、そんな要求をする人が、社会的とは到底思えないのが社会の「常識」です。19、20の若手がいろんな問題を起こす球界でも社会人教育の必要性が言われていますが、監督がこんな有様では示しがつかないのは言うまでもありません。また、巨人サイドは、この情報の出所を、巨人との確執で更迭された清武氏と決めつけ、訴訟を起こすようです。真偽のほどは分かりませんが、これまでの清武氏の行動も、ファンのためとおためごかしを言っていますが、自らの保身のためであり、決して品位のあるものではありません。
一体いつから日本人は、こんなに自己の利益ばかりをいう国民に成り下がってしまったのかと思ってしまいます。将来のプロ野球を目指す子どもたちのためにも、もっと品格のあるプレー、行動をしてほしいと思います。
今日のジョグ
5.8km 30分42秒