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八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

大谷翔平選手のすごさについて改めて考える。

2021年08月20日 22時04分36秒 | プロ野球・高校野球

大谷翔平選手が両リーグ最速の40号を打ち、自己最長の8回まで投げ自己最多の8勝目を挙げました。大谷翔平選手のすごさについては、これまでにも何度も書いていますし(「SHOTIME!大谷翔平”完全未遂”」など)、今年も毎日のように報道され、今更とも思いますが、改めて考えてみたいと思います。

 

直接関係ない話ですが、今何かを書こうとすると、どうしてもコロナ禍の話になってしまいます。そんなこともあり、本当だったら、もっと大谷選手のことを書いていたと思うのですが、なかなか書く機会がありませんでした。

 

新型コロナウイルス発生は誰の責任でもありません(誰かが意図的に作ったものでなければ)。しかし、発生してからの言動については、然るべき立場の人には然るべき責任があると思います。菅首相や、小池知事の発言は、言い訳や自己保身ばかりですし、やっていることは、場当たり的だったり、後手後手、アリバイ作りのようなことばかりです。今までで一番の感染爆発の第5波ですら、欧米各国に比べれば感染者がはるかに少ないのに医療体制がひっ迫するのはなぜか?、最初の段階では仕方がないとしても1年半経ってもお願いだけなのは何故?、オリンピックが感染拡大の直接の原因でないとしても、楽観バイアスを引き起こしたのではないか?、オリンピックがやりたかったら、もっと違う言動が必要だったのではないか?、この危機的な状況で今更酸素ステーションですか?、代々木のパブリックビューイング会場の有効活用はどうなったのですか?、50代の私がまだワクチン終わっていないのに27日から若者に予約なしで接種って本当にできるのですか?、などなど、国民、都民には疑問だらけです。

 

最初に書いたように、コロナ発生には誰も責任はありませんが、2020年1月に社会問題となってから1年半以上経つのに、「もっとやるべきことがあったのではないか」、「コロナ自体はなくせなくても、出来ることがあったのではないか」というのが、国民、都民の正直な声ではないかと思います。少なくとも私はそう思います。

 

この「やるべきことをやる」、「自分がコントロール出来ることに集中する」というのは、私が尊敬する松井秀喜さんの信条です(「自分でコントロール出来ることに集中する!」)。大谷翔平選手のすごさというのも、まさにこの自分が必要だと思う「やるべきことをやり」、外部の雑音がどれだけ大きくても「自分がコントロール出来ることに集中する」ことが出来ることでしょう。

 

高校卒業時にメジャー挑戦を表明した時から、それはそれは多くの外野の雑音があったと思います。曰く「二刀流など無理だ」、二刀流が出来ることを証明してからも、曰く「投手に専念した方が良い」、メジャーにわたってからも現地メディアからも、曰く「二刀流どころか、メジャーではどちらも通用しない」、今年ホームラン量産するようになってからは、曰く「打者に専念した方が良い」、少しスランプ気味なら、曰く「休んだ方が良い」、アメリカ以外の出身者がメジャーリーグの顔になっていることに対しては「英語を話した方が良い」などなど、数えきれない言動がありました。

 

しかし、大谷翔平選手はそんな雑音どこ吹く風という涼しい顔でプレーをしています。野球が好きでたまらないという野球少年そのままです。誰かに期待されるからでも、義務でもなく、彼にとっては、投げて、打って、走ることが好きだからやっているだけなのでしょう。お金にはほとんど頓着していないようですし、プライベートで変な話どころか野球以外のことがまったく伝わってこないように、ただ好きなだけでなく、本当に野球のことしか頭になく、野球がうまくなるためだけに没頭しているのでしょう。しかし、それをあの次元で実現しているのが本当にすごいことです。野球の本場アメリカのメディアも大谷選手を形容する言葉を失っていますし、巨額の金が動き、データ分析全盛のメジャーリーグにあって、「ベースボールの本質」は何かと改めて考えさせられているようです。日本の野球少年が、本場のベースボールにその本質を思いださせるなんて、痛快すぎますね。しかも、本人の言葉によれば、これでまもまだリハビリの途中ということで、前にも書きましたが、本当にマンガ超えで、どこまでも想像の上を行く大谷翔平選手です。

 

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田中将大投手、楽天復帰!

2021年01月31日 21時44分55秒 | プロ野球・高校野球

7年前の今時分、田中将大投手のヤンキースとの契約が報じられましたが(「160億円。」)、昨日その田中投手の楽天復帰が決まりました。7年前は、7年160億円という巨額契約でしたが、今回はその時とはまったく逆の状況で、日本復帰が決まったということのようです。

 

以前にも書きましたが、最近のメジャーリーグは、データ重視の傾向が強まり、個々の選手の成績や個性よりも、いかに効率的に勝てるかを追求するようになりました。同じ実力だったら年俸の少ない選手を獲得するのは当然ですが、実力ははるかに勝っていても、年俸が高すぎる選手が敬遠されるようになり、いかに年俸(コスト)が低くて結果(パフォーマンス)が出せる選手を揃えるかを追求するようになってきています。そこにこのコロナ禍です。日本以上に状況が深刻なアメリカでは、試合数もはるかに少なく球団経営を直撃しています。今回FAとなった田中投手には、ヤンキースとの正式な交渉すらなく、キャッシュマンGMはこのオフの補強で「1人の値段で2人の補強ができた」とすら語っています。これではスポーツというより完全なビジネスです。

 

翻って、日本球界がどうかと言えば、球団経営は赤字であるにもかかわらず、親会社がその赤字を補填するというビジネスとしては完全に破綻していることや、収入に見合っていない、自分たちの過分な年俸を当然と思っている選手たちにいかがなものかと思う点は多々ありますが、それでも、まだ野球がスポーツとして感動を与え、ドラマが期待できる要素があると思います。田中投手自身、まさに7年前にそれを体現しています。近代野球では前代未聞の24勝0敗でレギュラーシーズンを終え、日本シリーズでは6戦目でまさかの敗戦を喫した翌日の最終戦の最後を締めて、日本一という大団円を達成しました。

 

震災直後の東北、日本に勇気を与える活躍でした。そして、今年は、あの震災から10年です。あの時のことは、このブログでも書いていますが、誰もが一生涯忘れることが出来ない衝撃的な災害でした。その10年の節目の年に、また田中投手が日本に帰ってきて、どんな活躍を見せてくれるのか、楽天ファンのみならず、誰しもワクワクしてしまいます。1年後、2年後に、またメジャーに戻ってしまうかもしれませんが、それでも少しでもマー君の勇姿を見ていたいというのがファンの思いでしょう。また、ひとつ日本球界に新たな風を吹き込んでほしいと思います。

 

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衝撃!日本シリーズ第3戦!

2020年11月25日 09時03分24秒 | プロ野球・高校野球

日本シリーズ第3戦でソフトバンクが3連勝し、王手をかけました。既にいろいろ報道されている通り、昨年ソフトバンクが巨人相手に4連勝したのに続いての3連勝ということで、相当の衝撃をもって受け止められています。しかも、巨人の内容が悪すぎます。1戦、2戦の完敗、大敗に続き、第3戦ではまさかのノーヒットノーラン寸前でした。

 

巨人の選手、スタッフ自身も衝撃でしょうが、プロ野球関係者、野球ファンのすべてが衝撃を受けていると思います。4連敗や、3連敗は、時の運でこれまで何度もあったことですが、この7連敗は到底時の運とは言えない、構造的な問題としか思えないことです。これも既に言われている通り、パシフィックリーグとセントラルリーグの実力差の問題です。

 

一つの原因として、「DH」の問題が言われていましたが、これだけの実力差を見せつけられると、問題はそれだけなのかと考えざるを得ませんね。巨人もだいぶ育成に力を入れ始め、現に成果も出つつありますが、長らく巨人人気に依存して改革に消極的だったセントラルの他球団も含めて、セントラルリーグの改革が遅れている結果と言えるかもしれません。

 

巨人、阪神、中日は、日本のプロ野球創成期からの球団ですし、広島も比較的古い歴史があります。中では、広島が財政事情からユニークは球団運営をしており、あとは新興企業DeNAが割と改革に取り組んでいるのが目立つくらいです。それに対するソフトバンクは、親会社も日本ではかなり異色な会社ですし、球団運営でも現場の第一人者である王貞治さんを会長に据え、育成に力を注ぐなど、精力的に改革に取り組んでいます。同じくIT新興企業楽天も仙台を本拠地に、当初の弱小球団からしっかりチーム作りに取り組んできました。そのほか、日本ハムは北海道、ロッテが千葉、西武が所沢、オリックスが大阪・神戸を本拠地とするなど、地域的な多様性もあります。

 

今日、第4戦の結果がどうなるか分かりませんが、かつて巨人が近鉄相手に3連敗から4連勝をしたようなことは起きそうもありません(もしそうなったら土下座して詫びたいと思います😊)。そして、こうした構造的な問題だとすると、ちょっとやそっとでは、この差は埋まらないと思います。セントラルリーグの各球団は、本腰を入れた改革に取り組んでほしいと思います。でないと、日本プロ野球が衰退してしまいかねません。

 

 

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コロナ禍の日本シリーズを前に…

2020年11月18日 13時22分36秒 | プロ野球・高校野球

今年はいつの間にかシーズンが終了してしまったという印象です。プロ野球に限らず、あらゆることがコロナの影響を受けた1年でした。

 

当然スタジアムでの観戦もありませんし、TV中継も見ませんでした。ニュースや、新聞記事も、去年までのチェックの仕方とは違って、どこか他人事、上の空といった感じでした。

 

そんな中でも、気になったこととしては、坂本勇人選手が2000安打を達成したことでしょうか。榎本喜八に次ぐ2番目の若さで、右打者では1番とのことです。しかし、榎本喜八は私も名前しか知らない選手であり、3番目はあの張本勲さんですから、どれだけすごいことかが分かります。坂本選手は体形もシュッとしたイケメンですから、アイドル的なもてはやされ方をしていたような気がしますが、考えてみれば、大きなケガもせず、激務のショートストップを務めていての達成ですから、本当にすごいですね。この先、どこまで行くかも楽しみです。

 

同じジャイアンツでは、エース菅野投手の連勝記録も心に残っています。この2人に岡本和真選手を加えた3人がジャイアンツの大黒柱ですが、名前もよく知らない若手も出てきて、ジャイアンツも育成の成果が出ているようです。ひと頃は、他球団の4番打者ばかりをかき集めるようなくだらない補強をやっていましたが、最近ではそうしたこともせず、ドラフトでクジを外してばかりですが、地道な育成が功を奏しているのかもしれません。

 

そのほかに気になったことといえば、若手選手の台頭ですかね。ジャイアンツの岡本と本塁打王を争った阪神・大山、ヤクルト・村上などホームランバッターが出てきたのはうれしいですね。最近メジャーリーグなどは、統計で野球をやっているようなところがありますが、やはり見ていて楽しいのは、誰も触れない打球を打つホームランバッターだったり、誰もかすらない速球を投げるピッチャーです。球技などのスポーツの醍醐味は、勝ち負けだけではなく、プレーの魅力にあります。かつて、ジャイアンツのファンだった頃、チームが負けても、王選手や松井選手がホームランを打ってくれれば、留飲を下げたものです。ほかにも、将来を担うロッテ・安田、藤原なども、伸びてきて、これからが楽しみです。一方、鳴り物入りで入団した清宮幸太郎は完全に伸び悩みですね。しかし、あの王さんも3年間は伸び悩み、4年目に一本足打法で飛躍を遂げました。清宮選手も何か変化が必要なのかもしれませんね。

 

あと、レギュラーではないのに足で抜擢され、ワールドプレミアで注目されたソフトバンク・周東選手が打撃も進歩を見せ、レギュラーに定着すると、次々に盗塁を決め、あの福本豊を抜く連続試合盗塁記録を作りました。この足も、魅せる野球の一つですね。まだ若いので、これからどれだけ走りで魅せるのか楽しみです。

 

来年は、彼ら若手が多くの観客の前で、のびのびとプレーが出来るようになっていてほしいですね。心からそう思います。

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いつもと違う夏。

2020年08月06日 18時54分07秒 | プロ野球・高校野球

今日も東京都の新型コロナウイルス感染者は360人と高水準でしたが、最近ちょっと感覚がマヒしている感じがします。4月7日の緊急事態宣言直後に201人となった頃は、ものすごい恐怖を感じましたが、最近は200人台だと少なかったと思ってしまします。慣れは怖いですね。

 

いつもと違う夏ということで言えば、このコロナ禍が最大であることは間違いありません。

 

このコロナ禍に伴い、さまざまなことが変化を強いられました。仕事や日常生活はもちろんのことですが、今日は、75年前広島に史上初めて原子爆弾が投下された日です。その慰霊式典が例年と異なり、ソーシャルディスタンスを保った席の配置となっているというニュースがありました。

 

そして、この時期は通常は、夏の甲子園の時期です。昨年も8月6日が初日でした。8月1日にようやく梅雨が明け、連日夏らしい日が続きますが、やはり甲子園が始まらないと、夏の画竜点睛を欠く感が否めません。

 

8月10日からは春のセンバツの代替戦として、各校1試合が行われます。また、各都道府県でも代替試合が行われました。これはこれで、高校3年生やその親御さんにとっての区切りとなり、本当に良かったと思います。しかし、私たちにとっては、やはり夏の風物詩が見られないさみしさがありますね。

 

例年、八王子市民球場(正式にはダイワハウススタジアム八王子)で1試合か2試合は予選の観戦していましたし、夏の甲子園も家だったり、帰省した自分やかみさんの実家で観戦したものです。今年の夏の甲子園はありますし、中継もあるでしょうが、無観客で、トーナメントではないというのは、やはり何か違いますね。

 

with コロナとか、after コロナという言葉がありますが、野球については、withでも、afterではなく、before コロナで早く以前と同じ状態に戻ってほしいですね。

 

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夏の甲子園、中止決定(そこへ続く道も…)。

2020年05月20日 21時57分25秒 | プロ野球・高校野球

既に高校総体も中止が決定しており、予想されていたことですが、春の選抜大会に続き、夏の選手権大会も中止が決定しました。1918年の米騒動の影響での中止、1941年の太平洋戦争の戦局悪化での中止に続き、3度目の中止だそうです(1942年から46年までは中断)。歴史の教科書で見る事案と並ぶ、まさに非常事態ですね。

 

全国には14万人の高校球児がいて、5万人弱の3年生がいます。中には、甲子園での活躍でプロを目指すエリート球児もいますが、5万人弱の大半は敗者となります。しかし、彼らにとっても、地方大会は集大成であり、何ものにも代え難い大会です。その大会もなくなり、5万人弱の3年生とその親御さんの心情を考えると、本当に身につまされるものがあります。私の倅の夏も、とても短いものでしたが、それでも本人も、親である私も、様々な思いを持ちながらも、大会が一つの区切りになったことは事実です。それがないままに、次のステップに進むのはとても大変なことだと思います。

 

しかし、そういう状況を一つのプロセスとして何とか受け止め、次に進む努力をするしかないですね。多くのアスリートがメッセージを発信していすが、こうした経験も、あとあと必ず自分の糧になると思います。今はそのように思えないと思いますが、そう考えて次に進むしかないですね。

 

遅咲きで野球に目覚めた散ドラOBの高校3年生もきっと悔しい思いをしていると思いますが、その悔しさを、ぜひ次の目標につなげてくれたらと思います。がんばれ、すべての高校球児!

 

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登板回避、賛否両論!

2019年07月31日 19時01分20秒 | プロ野球・高校野球

やや旧聞属する話ですが、160km超の大船渡高校佐々木朗希投手の県予選決勝の登板回避が賛否両論を呼んでいます。「甲子園で見たかった」「甲子園に行かせたかった」両面あるでしょうが、反対意見の方が多いような印象です。

 

もちろん、いろんな意見があるでしょう。例えば、松坂大輔のように「投げ込んだ方が力を発揮する」ように見える選手もいますし、メジャーリーグでどれだけ球数制限をしても、肩・肘をケガして手術する投手が絶えないように、本当に球数制限が有効なのかという見方もあるでしょう。

 

しかし、いずれにせよエビデンスがない現状では、リスクは回避するにこしたことがないと私は思います。少年野球では、投手に無理をさせないのは常識ですが、なぜ高校生ならそれが認められるのか分かりません。答は簡単です。「甲子園」があるからです。最近はいろんな聖地巡礼が盛んですが、日本でこれほど強烈な磁力を持つ聖地を他に知りません。高校球児なら誰だって、無理をしたって行きたいと思うでしょう。だからこそ、高校生ではない大人が、適切な判断をしなければならないと思います。

 

それは、何人かの野球関係者からも提案されていますが、試合日程の再考ということもあるでしょうし、球数制限もあるでしょう。そうしたルールがない現状の中で、監督は周囲の「大人」として実に適切な判断をしたと思います。佐々木選手が決勝に登板しても問題はなかったかもしれませんし、甲子園でも活躍出来たかもしれません。しかし、本来、周囲の大人がそんな蓋然性が低いことに依拠するのは極めて無責任だと思います。日本はそれでも義理人情が幅をきかせているので、これまで監督の無理な判断で潰された選手も何も声をあげていませんが、権利意識の強い欧米だったら、訴訟を起こされたっておかしくないのではないかと思います。

 

大船渡高校の監督だって、投げさせて甲子園に行きたかったでしょうし、投げさせなければ非難されるのは承知だったでしょう。それでも賢明な大人として判断をしたのです。それに対して、こうした無責任な感情論が出させないためにも、高野連がしっかり対応すべきと思います。

 

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大谷翔平、アメリカンリーグ新人王!

2018年11月13日 22時08分07秒 | プロ野球・高校野球

1ヶ月以上、更新をさぼっている間に、プロ野球は、ドラフト会議も終わり、日本シリーズは、パ・リーグを下剋上したソフトバンクが、セ・リーグ王者の広島を撃破し、二連覇を果たして終わりました。 

 

ドラフトでは、世間的には金足農の吉田輝星投手が話題でしたが、玄人筋ではまだまだ粗削りであると評価されていた通り、実力派の根尾や小園に人気が集まりました。甲子園を湧かせた彼らのプロでの活躍が楽しみですね。

 

日本シリーズは、やはりMVPに輝いた甲斐キャノンが圧巻でした!6連続の盗塁阻止で機動力の広島を完全に封じました。驚きなのは、その阻止もギリギリではなく、ほとんどが余裕のアウトだったことです。捕球してからのスピードがすごいらしいですが、そんな分析を抜きにして、見ていて惚れ惚れする送球でした。

 

とまあ、日本のプロ野球も盛り上がったわけですが、最後はやはり大谷翔平でしたね。

 

リーグの新人王の最終候補3人に選ばれていましたが、今日アメリカンリーグの新人王に選出されました。打撃成績では、ヤンキースの2人に劣っていましたが、大谷翔平選手の4勝2敗の投手成績がどう評価されるかがポイントと言われていました。

 

結果は、圧倒的な得票で、大谷翔平選手が新人王を獲得しました。しかし、これは上記のような評価ポイントのためではなく、純粋に二刀流という前代未聞の挑戦に、プロの記者たちが魅了されたからに違いありません。肘の故障は残念でしたが、まだまだ多くの夢を見せてほしいですね。

 

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第100回記念大会その後!

2018年08月24日 23時27分12秒 | プロ野球・高校野球

第100回全国高校野球選手権記念大会の決勝から、既に3日が過ぎました。「KKコンビ時代のPL学園対取手二高、マー君とハンカチ王子の駒大苫小牧対早実戦くらいの盛り上がりになるでしょうね。」と書き、実際盛り上がりはその通りでしたが、試合の方はさすがに金足農の吉田投手も力尽き、王者・大阪桐蔭が圧勝しました。

 

しかし、試合後の盛り上がりは、準優勝に終わった金足農フィーバーがすごかったですね。空港での出迎えや、学校での報告会などが逐一報道され、梨を食べたら退学などの変わった校則が話題になったりと、大阪桐蔭をはるかに上回る露出ぶりでした。そして、マスコミ慣れしていない吉田投手が好きな球団を聞かれ、「巨人」と答え、天真爛漫に「行きたいです」と言ったことが波紋を広げるなど、話題に事欠きません。大阪桐蔭が達成したことも、そこに至るまでのプロセスも、当然のことながらものすごいことでしたが、判官びいきの日本人らしく、しばらく金足農フィーバーが続きそうです。

 

それはともかく、私も何度か書いてきた「高校生投手の酷使防止について」もだいぶ議論が盛り上がっています。良いか悪いかは別にして、これも今大会No.1投手と言われた金足農の吉田輝星投手の熱投があったからだと思います。吉田投手が今大会で肩肘を痛めることなく、今後もその才能を発揮していくことが出来るのであれば、彼の今後の選手たちへの功績は計り知れないですね。

 

やはり大勢は、何らかの規制は必要との意見です。その中で、元巨人で現在はジャパンのU12の監督を務める仁志さんがニュースで次のように言っていました。

「何らかの規制は必要だと思いますが、球数制限や回数制限をすると、投手が複数必要になり、公立高校が甲子園に出ることが難しくなりますし、作戦としてカットをして球数を投げさせるケースも出てくるでしょうから、すぐに導入ということではなく、ある程度時間をかけての検討が必要でしょう」

 

球数制限だと、確かに引きずり下ろしたい投手を下げるために、カット戦法などあり得るでしょうね。数年前の花巻東の選手のカットをやられたら、あっという間の降板となってしまいますね。これは、ルールで規定するというより、マナー、モラルの問題になってくるでしょうね。ルールに違反しなければ、何でもやってもいいという訳ではないという、競技の暗黙のルールが必要なような気がします。

 

「公立高校が出られなくなる」ということは、心情的には共感する部分もありながら、ここを気にしていては逆に何もできなくなるような気もしますし、その中でも出てくる公立高校もあってほしいとも思ってしまいます。

 

いろいろな制限を設け、強豪私立の方がより甲子園に出る確率が高まれば、有力選手はより強豪私立を目指すようになるかもしれませんが、そうすれば、才能ある投手が連投する機会が少なくなり、それは理に適っていると思います。一方、公立高校だから絶対に有力選手を獲得できないかと言えば、必ずしも「絶対」ではないのではないかと思います。東京や、大阪、神奈川などの首都圏では難しいでしょうが、今回、三重県の白山高校がリアルルーキーズと言われたり、明石商、高知商、高岡商などの公立も甲子園を湧かせました。確率は低くても、こうしたチームで甲子園を目指すのも、夢のある話ですし、その難しい夢を追う監督や選手だっていないとは限りません。

 

それを考えれば、公立高校の出場への道が狭くなるというのは、大きな阻害要因にはならないと思います。いずれにせよ、今回の吉田輝星投手の体を張った問題提起(と本人は思っていないでしょうが)が、しっかりと実を結ぶように、議論を深めてほしいものです。

 

 

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明日は、第100回全国高等学校野球選手権記念大会決勝!

2018年08月20日 23時57分13秒 | プロ野球・高校野球

今週の休みは、19日(日)、22日(水)と、見事に高校野球の日程とずれていました。壮絶な準々決勝、準決勝を見られませんでしたし、明日の決勝も見られません。

 

準々決勝は、大阪桐蔭対浦和学院戦が大差となった以外は、報徳対済美、日大三対下関国際、金足農対近江はすべて3対2という僅差で、しかも日大三は途中までノーヒットに抑えられ、8回での逆転、金足農も1点差で負けていたところで、9回裏2ランスクイズで、3回戦の横浜戦に続く劇的勝利でした。

 

そして、今日の準決勝は、当然西東京の日大三を応援する気持ちもあるものの、プロ注目の吉田投手を擁する秋田の公立校金足農も応援したくもあり、複雑な心境でした。いずれにせよ、観戦することも出来ませんでしたが、今日も手に汗握る僅差で、金足農が103年ぶりの秋田勢の決勝進出を決めました。

 

そして、もう1試合も中盤までは競ったものの、5回に大阪桐蔭が3点を追加し、5対2で済美に快勝しました。

 

これで明日の決勝は、優勝候補筆頭で春夏連覇を狙う大阪桐蔭対、今大会No.1投手吉田の熱投に応えミラクル連発で103年ぶりの秋田勢決勝となる金足農という高校野球ファンにはたまらない対戦になりました。KKコンビ時代のPL学園対取手二高、マー君とハンカチ王子の駒大苫小牧対早実戦くらいの盛り上がりになるでしょうね。

 

しかし、今日の準決勝まで、金足農の吉田投手と済美の山口投手がほぼ一人で投げ抜いたことは、先日も書いたように、本人たちのためには本当に心配になります。彼らは責任感もあり、勝ち進む中での高揚感、チームの絆などから、志願してでも投げるのでしょうが、本当にそれでいいのかと思います。元ロッテの里崎さんが、「大半の選手は、高校で野球は終わりと考えているのだから、別に無理したって構わないだろう」という主旨のことをコメントしていましたが、両投手は、まだまだこれから活躍できる選手です。決して一時の感情で、長い人生を棒に振ってほしくないと思います。

 

大阪桐蔭は、今日完投した柿木と根尾でしっかりと回していましたし、敗れましたが、日大三も複数の投手がバランスよく投げていました。

 

恐らく、明日の試合も手に汗握る試合になるのでしょうが、私はまだまだ吉田投手がこれからすごい投手になっていくところを見ていきたいと思います。くれぐれも無理をしないでと願うばかりです。

 

 

 

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高校野球三昧!

2018年08月15日 11時34分56秒 | プロ野球・高校野球

熱戦!

 

短い夏休みでしたが、カミさんの実家に行くと、高校野球を観るのが恒例となっています。休み前はずっと仕事だったので、第6日の8月10日から試合観戦をしています。10日は大差のゲームが多かったですが、第7日の11日は、熱戦が多かったです。

 

甲子園100勝を目指す強豪龍谷大平安に対し、こういっては失礼ですが、野球弱小県代表の鳥取城北難波投手の力投で接戦を演じましたが、最後力尽き3対2で平安が100勝を達成しました。第2試合も、延長に入る接戦となりましたが、八戸学院光星が9対8で明石商を下しました。公立の明石商ですが、惜しかったです。第4試合は、愛工大名電が10対0で白山(三重)を下しましたが。10年間1回戦負けが続きリアル・ルーキーズと言われた白山は、点差以上の印象を残して甲子園を後にしました。決して今回の出場は「キセキ」ではなく、今後に続いていくことでしょう。

 

第8日の12日は早くもUターンだったので、二松学舎付広陵を下し、浦和学院仙台育英をリードしたあたりでカミさんの実家をあとにしました。そして、多少の渋滞に巻き込まれ、帰宅した時には、済美星稜が9回9対9と壮絶な状況になっていました。そして、スコアボードを見てさらにびっくりです。初回に5点を入れ、8回表まで7対1と星稜がリードしていたのが、8回裏に済美が8点を入れ7対9とひっくり返し、さらに9回表に星稜が2点を入れ、同点とした状況のようでした。済美がエース山口が一人で投げ切ったのに対し、星稜は7回まで3人の継投で1失点に抑えていたのが、4人目・5人目が打ち込まれたようでした。そして、延長12回でも決着がつかず、無死一二塁から始めるタイブレークに突入しました。星稜がバントではなく強行策で結果的に走者を送り、一死二三塁としてからラッキーなボテボテゴロが三塁手の野選となり1点を奪い、さらに次打者が低めの球をスクイズし2点を奪いました。これで勝負あったかと思いましたが、済美は先頭打者が意表をつくセーフティバントで生きると、次の左打者がすくい上げるように打つと、ボールはゆっくりライトスタンドに飛び込む、史上初の逆転サヨナラ満塁ホームランとなりました。ものすごい幕切れでした。第4試合の慶應対高知商は、先制された慶應が初回裏相手投手からつるべ打ちで逆転すると、嵩にかかって攻めましたが、2度のバックホームでの補殺となり、2点どまりとなりました。この拙攻が流れを変えました。2回表に慶應は高知商にあれよあれよという間に7点をとられ8対2とされると、その後すっかり落ち着きを取り戻した高知商北代に余裕しゃくしゃくで完投を許しました。流れとは恐ろしいものです。

 

第9日の13日は、10対4と優勝候補大阪桐蔭に敗れましたが、沖学園(南福岡)はスーパー高校生根尾を相手に前半は互角に渡り合い、期待させてくれました。第2試合は、高岡商5対4佐久長聖、第3試合近江4対3前橋育英と、この日も1点差の好勝負が続きました。

 

 

賛否両論!

 

選抜大会から導入されたタイブレークですが、実際にそこまで突入したのは今大会からです。私自身は賛成はですが、相変わらず賛否両論があるようです(「タイブレーク!」)。

 

私自身はタイブレーク賛成派ですが、選手を酷使する現在の高校野球の問題をタイブレークがすべて解決するとは思っていません。現に、済美対星稜戦では、星稜が6人の継投だったのに対し、済美は山口が184球で完投しました。山口投手は初戦も109球で完投しています。プロ注目の金足農の吉田輝星投手も初戦157球完投、2試合目も154球で完投です。本当はこうした短期間での投げ過ぎを防止すべきだと思います。

 

賛否両論の中で、元ロッテの里崎さんが「大半の高校球児はプロを目指しているわけではなく、高校で野球を終わりにしようと思っている選手も多いのだから、思う存分やらせてもいいと思う。本当に選手のことを考えるなら、ドーム球場や試合日程などを見直さないと抜本的改善にはならない」というような主旨のことを述べていました。

 

大半の選手がプロを目指すわけではないというのはその通りでしょうが、現実にケタ違いの球数を投げるのは、松坂選手や安楽選手など、確実にプロ入りする好投手であり、それは今大会でも変わりません。ということであれば、何らかの規制は必要でしょうし、タイブレークはその一歩となるものだと思います(終わりではないと思います)。

 

では、里崎さんの言うようなドーム球場や試合日程などの根本的改善が出来るでしょうか。あるスポーツ紙が試合抽選会の時に各校選手に甲子園以外での試合開催などについてアンケートをしたそうです。すると、殆どの選手が「どんなに暑くても甲子園でやりたい」というものだったそうです。そりゃそうですよね。第100回を数える歴史の中で培われてきた聖地ですからね。こうした「感情」を合理的な「論理」だけでは説得することは出来ません。甲子園でやりたいということになれば、阪神球団との兼ね合いで、どうしても現在のような強行日程にせざるを得ません。

 

大阪桐蔭や横浜などの優勝候補は、毎試合一人のエースが先発というような作戦はとりません。先発出来る複数の投手を育ててきています。また、一つの試合の中でも継投策をとる高校も出てきています。こうしたところに一つの解があるのではないかと思います。WBCで球数制限が導入されているのは、たぶんにメジャーリーグの意向が大きいと思いますが、これもヒントになるような気がします。前回登板からの間隔と回数(または球数)に応じて、回数(または球数)が規制する、なんていうのも一つの方法のような気がします。タイブレークくらいでも、賛否両論があるので、簡単なことではないと思いますが、ぜひ選手ファーストで考えてほしいですね。確かに、松坂の横浜対PL学園戦や、田中将大と斎藤佑樹の駒大苫小牧対早実戦などは、人の記憶に残る大熱戦でしたが、やっている方は過酷すぎます。新しいやり方の中でも、新しい感動、熱戦はあるはずです。選手本位での改革を期待したいですね。

 

 

余談ですが…

 

先日拙攻で相手にリズムを奪われ、10年ぶりの夏の甲子園を後にした慶應ですが、ここ数日、慶應型ユニフォームのチームが次々と登場しています。仙台育英、横浜は典型的な慶應型ユニフォームですし、13日の佐久長聖もチーム名は漢字ですが、カラーは慶應型でした。ちなみに佐久長聖に勝った高岡商は早稲田型ユニフォームでした。そして、愛工大名電は明治型ユニフォームと、各校のユニフォームも様々で面白いですね。

 

 

 

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高校野球予選たけなわです!

2018年07月29日 21時39分04秒 | プロ野球・高校野球

7月19日にダイワハウススタジアム八王子で西東京大会5回戦を観てから、9連勤だったので、更新できませんでしたが、その間に一気に予選は佳境に入っています。西東京予選も本来であれば、昨日決勝の予定でしたが、日本を直撃した台風12号の影響で、明日に順延されました。日大三高対日大鶴ヶ丘の日大対決です。今年は日大アメフト部の問題もあり、色んな雑音もあったのではないかと思いますが、よく頑張りました。明日は全力を尽くしてほしいですね。

 

東東京は今日が決勝でした。久しぶりの休みで神宮球場に行く元気はなく、テレビ観戦しました。準決勝で帝京を破った都立小山台が二松学舎を相手に途中まで健闘しましたが、最後力尽きて6対3で、二松学舎が甲子園進出を決めました。

 

そして、記念大会で二校選出される神奈川県の南神奈川も今日が決勝で、東東京と同時並行的にテレビ観戦しました。横浜と30年ぶりの決勝進出の鎌倉学園でした。王者・横浜が7対0とリードし、圧勝かと思われましたが、9回に鎌倉学園が3点を返し、横浜を少し慌てさせましたが、そこまででした。そして、明日は北神奈川の決勝です。選抜出場の東海大相模を破った慶應対桐光です。

 

と、そんな状況を見ながらふと思ったのは、記念大会で出場校が増えた府県の区割りの決め方です。神奈川県は、甲子園で勝つよりも、予選を勝ち抜く方が大変なため、なかなか甲子園で勝てないなどと言われるくらい激戦区です。その県内での強豪校は、かつては法政二高、Y高こと横浜商業などがありましたが、現在の強豪は、横浜、東海大相模、桐蔭、桐光、慶應といったところでしょう。しかし、そのうち、東海大相模、桐蔭、桐光、慶應の4校が北神奈川で、南神奈川は横浜のみです。

 

詳細は知りませんが、大阪府でも北大阪で大阪桐蔭が履正社相手に劇的勝利しましたが、まだ準決勝です。一方、南大阪の決勝では、近大付対大商大堺というあまり全国区ではない戦いとなりました。その他、出場校が増えた埼玉、千葉、愛知、兵庫、福岡がどうなるのか分かりませんが、どの県も県庁所在地に有力校が集まっているので、出場校増の効果が出ないような気もします。

 

東京の場合、東は帝京、関東一、二松学舎、西は日大三、早実、東海大菅生、国士舘など、バランス良く別れているように思いますが、東京以外の地域ではそうはいかない気がします。優勝して夏の甲子園に行くというのが、理想なのでしょうが、それぞれの地域の優勝、準優勝が出場するのが、もっとも納得性があるような気がします。

 

それはともかく、今年の夏は7月から暑すぎますが、これからまだまだ暑くりそうです!

 

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都立片倉、都立国分寺惜しかった!

2018年07月22日 21時22分29秒 | プロ野球・高校野球

昨日の5回戦で、都立昭和、都立八王子北とも一時リードしながら惜敗し、都立で残ったのは、片倉と国分寺だけになりました。そして、今日から神宮での準々決勝でした。仕事なので当然見られず、途中ネットでチェックです。

 

第一試合では、片倉が5回時点で5対3と第1シード日大三高をリードしながら、終盤逆転され、6対8で惜敗。第二試合も1点を争う好ゲームながら、4対2で国分寺が第2シード国士舘に惜敗しました。逃した魚はでかかったですが、都立高が第1シード、第2シードをここまで苦しめたのだから見事です。

 

これでベスト4の2校が決定しました。そして、明日が準々決勝の2試合です。

 

創価 対 日大鶴ヶ丘

東海大菅生 対 八王子

 

一昨年、八王子が甲子園初出場を決めたので、これからは甲子園経験組の戦いになります。圧倒的な力をもったチームもなさそうなので、どこが出てもおかしくないでしょうし、激戦が続きそうですね。

 

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高校野球西東京大会その2

2018年07月19日 16時15分31秒 | プロ野球・高校野球

8時から1時間弱ジョギングをして、シャワーを浴びてからダイワハウススタジアム八王子に出かけました。第100回全国高等学校野球選手権記念大会西東京大会の観戦です。明日が八王子での最後の試合ですが、明日から9連勤となるので、今日が今年最後の機会です。

 

日大三高 対 駒大高

10時ちょっと前につくと、ちょうど試合が始まったところでした。まだ、この時点では曇りでしたが、すぐに晴れてきて、気温がグングンあがってきました。

 

日大三高はセンバツにも出場した第1シードです。一方の駒大高も日大櫻丘を破り勢いに乗っています。応援ではブラバン、チアなしの日大三高を上回っているくらいです。

 

試合展開でも、日大三高が初回相手のミスに乗じて2点を先制すると、その裏駒大高もすかさず2点を返して、拮抗した試合になるかと思われました。

 

しかし、その後日大三高が毎回得点を挙げるのに対し、駒大高はあまり出来が良くなさそうな日大三高のエース中村から追加点を挙げられず、4回表までで9対2と点差が開きます。

 

すると、4回裏、中村投手が叩きつけるようにワンバウンドを投げると、右手を気にしながら、ベンチに戻っていき、選手も一旦ベンチに引き揚げます。何かアクシデントがあり、治療に戻ったようですが、結局、投手交代となりました。

 

代わった左腕河村投手は、元巨人でメジャーでも活躍した岡島投手のようなちょっと変則フォームですが、球威は中村投手よりもあり、駒大高を寄せつけません。

 

毎回得点の日大三高は、5回に3点を入れて裏を抑えればコールドですが、ここは駒大高佐々木投手も意地を見せ、初めて0点で抑えました。

 

しかし、6回表に日大三高が4点を入れ、裏も抑えて13対2でコールド勝ちしました。熱中症になりそうな暑さだったので、駒大高には悪いですが、正直ほっとしました。しかし、世田谷区の高校が西東京というのもちょっと違和感ありますね。

 

 

調布南 対 国士舘

熱中症になりそうなくらいですし、第一試合よりも力の差があったので、観戦はやめようかとも思いましたが、結局、一塁側奥の木陰の下で観戦です。

 

調布南は、八王子桑志、芦花、山崎、武蔵野北、武蔵村山、松原、成瀬という都立高校しかいない山を勝ち上がり、ベスト16に進みましたが、正直なところ、組合せに恵まれたと言わざるを得ません。第2シードの国士舘とは体格が違いすぎて、真っ向勝負はとても厳しいところです。

 

それでも初回にいきなりヒットと四球でチャンスを作り、少し期待を持たせましたが、残念ながらダブルプレーなどであっさり後続を断たれました。国士舘も10番をつけた左腕ですが、豆タンクのような体形から、力のある球を投げ、その後はまったく付け入る隙を与えませんでした。


一方の調布南も10番の左腕ですが、こちらは中学生に間違われそうな華奢な体型です。すると、国士舘の猛攻に合い、初回に6点を失いました。その後は、小刻みな継投で失点を最小限に抑えます。

 

4回にスリーベースからスクイズで何とか1点を奪ったことが幸いし、5回でのコールドは逃れましたが、6回にミスも出て、1対11のコールドとなりました。


力の差は歴然でしたが、調布南も意地を見せた試合でした。


 

ベスト8

ベスト8の半分が決まりました。

第1シード日大三高

第2シード国士舘

日野との都立強豪校同士の対戦を制した都立片倉

拓大一高を破った都立国分寺

 

明日の5回戦は以下のようにいつもの面々です。

東海大菅生 対 都立八王子北

専大付 対 八王子

創価 対 都立昭和

日大鶴ヶ丘 対 明大中野八王子

 

都立もまだまだ残っていますし、八王子も残っています。まだまだ楽しみです!

 



 

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第100回全国高校野球選手権記念大会西東京大会

2018年07月12日 22時04分45秒 | プロ野球・高校野球

今年の全国高等学校野球選手権大会は、第100回の記念大会となります。例年2校が出場する北海道、東京以外にも、準々決勝までに5回戦を行っている、埼玉、千葉、神奈川、愛知、大阪、兵庫、福岡の7府県も2校が出場し、史上最多の56校が出場する大会になるとのことです。

 

一方、硬式野球部員は4年連続減少の15万3184人で、前年より8389人減ったそうです。もちろん、少子化の影響もあるでしょうが、他の競技との競合もあるでしょうね。1993年のJリーグ発足後、やや低迷したものの、1990年代後半からは増加に転じており、サッカーの影響というよりは、マイナースポーツを含め、いろんな選択肢が増えてきたということでしょうね。それ自体は悪いことではないと思いますが、やはり野球経験者としては、やや寂しいものですね。

 

それはさておき、西東京大会も既に開幕しました。2010年頃から機会があれば、八王子市民球場(今はダイワハウススタジアム八王子ですね)で試合を観てきました。高山(阪神)、横尾(日本ハム)、吉永、畔上を擁し全国制覇した日大三、清宮がデビューした早稲田実などの試合も八王子市民球場で観てきましたが、この2年忙しさや家庭の事情で観ることが出来ませんでした。たまたま休みの今日、地元八王子高校の初戦があったので、観に行ってきました。

 

対戦相手は、都立東村山高ですが、何と選手10名でした。ベンチ入りは20名出来るところ、試合が出来るギリギリの人数です。都立井草が何と9名で本当にギリギリで、単独チームではそれに次ぐ少なさです。連合チームを組む学校も4校あり、ベンチ入り12~3名の学校も結構ありました。やはり、部員数減少の影響が出ている感じです。何とか頑張ってもらいたいものです。

 

 

八王子高校は、今回はシード校ではありまえせんが、一昨年甲子園に初出場した強豪です。予選終盤では、地元応援ですが、この段階では判官びいきで、東村山を応援です。

 

八王子は背番号11の控え左腕ですが、どんどん三振の山を築いていきました。東村山打線は、見逃しが多く、振っても振り遅れてバックネットへのファウルが多かったですね。散ドラだったら「振らなきゃ当たらないぞ~」と言いたくなる感じでした。一方、東村山も変則左腕で、エラーや外野が深く守り過ぎてのヒットなどで毎回失点しましたが、打ち込まれている印象はなく、4回を終わって0対5と健闘していました。



 

しかし、だんだんタイミングがあってきた八王子打線は、長打を連ね始め、5回に5点を入れて、コールド勝ちとしました。東村山は最後は力尽きましたが、立派に戦ったと思います。八王子高校が初戦からブラバン、チアガールを投入した大応援団だったのに対し、都立高校は当然授業でブラバンも応援の生徒もおらず、10人の選手の家族も多くはなく、そんな中でよく戦ったと思います。もっと同じレベルの高校と戦いたいという気持ちもあったかもしれませんが、練習試合も出来ないような相手と戦えるのも、いい経験です。あと1本が出れば得点出来る機会も二度作りましたし、爪痕は残したのではないでしょうか。これが高校野球の良さですね。


 

散ドラOBの夏もそれぞれです。まだ勝ち残っているもの、敗れたもの、スタンドから応援するものなど、さまざまです。しかし、それもこれも、それぞれの夏です。大事にしてもらいたいですね!みんな頑張れ!

 

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