覚えたばかりの忖度

ユーキャンの選考委員が
「増税メガネ」が流行語大賞のノミネートから外れた理由は、
「忖度とかではない」という記事を、ネットニュースで読んだ。

選考委員を務めている彼のことは、
博識な方なので好きだったんだけどな……。
記事を読んでがっかりした。

「忖度」という言葉を覚えたからといって、
軽々につかうんじゃない。ネットの愚民どもが。
と、ラジオで言ってたと記事に書いてあった。

Ｍも愚民どもの仲間だわ。
１１月３日に「ユーキャンがっかり」というタイトルで、
いつものウダウダしてるもんね。「忖度してるデショ？」って。

彼は知識豊富だもんね。
難しい漢字なんか沢山知ってるし、
一般人の知らないことも知っていそうだし。
愚民どころか、救いがたいくらい頭の悪いＭとは比べ物にはならないくらい、
彼は高い教養の持ち主だと思ってた。

でもなぁ……
忖度という言葉を覚えたから使いたいだけの愚民？
そこはどうかと思う。

今までの政治の流れをみていたら、
忖度だと思われても仕方が無いな。
……とは思わなかったのかな。

ラジオを聞いたわけじゃないので、
その辺のニュアンスが分からないままここに書くのもなんだけど、
最後の「ネットの愚民どもが」ってのは、残念な言葉だと思った。
彼が好きだっただけに余計。。

世の中の分断って、始まりはこんなカンジなのかな。
自分が賢者と自覚している者と、
その人から愚者だと決めつけられた者の分断。

って、大げさか。

賢くて好きだった人から「お前は本当に愚かで無知だ」と、
吐き捨てるように言われたような気になった。
やっぱ、がっかりするし、カナシイ気持ちになると思う。

ま、なんにしてもユーキャンの流行語大賞のときに、
「増税メガネ」が選ばれなかった理由を語るようだけど、
流行語大賞は数年前から興味は薄れていたし、
今年も増税メガネがノミネートされていない時点で、
どうでもよくなっていたんだけどね。

ただ、ラジオとはいえ少し言い方が……。
と、Mも散々ウダウダ言っといて、
「忖度」ってことでこれにて……。