ひねもすのたりのたり 朝ドラ・ちょこ三昧

 
━ 15分のお楽しみ ━
 

『都の風』(15)

2007-10-17 10:14:34 | ★’07(本’86) 37『都の風』
脚本:重森孝子
音楽:中村滋延
語り:藤田弓子

   出 演

竹田 悠  加納みゆき:京都の繊維問屋「竹田屋」竹田家の三女
竹田 葵  松原千明 :竹田家の長女

沢木智太郎 柳葉敏郎 :沢木雅子の兄、医学部志望の一高生

忠七     渋谷天笑 :「竹田屋」の奉公人(番頭)
佐七     國村 準 :「竹田屋」の奉公人(番頭)、桂の夫になるか?
山岡     升 毅  :悠の婿養子候補。竹田屋にて仕込まれる
お康     未知やすえ:「竹田屋」の奉公人(悠付きの女中さん)
松川     寺下貞信 :「竹田屋」の奉公人(別家支配人)
三吉     井上義之:「竹田屋」の奉公人(丁稚)
長吉     安尾正人:「竹田屋」の奉公人

和吉     吉川和哉 :「竹田屋」の奉公人
利吉     當宮利一 :「竹田屋」の奉公人
直吉     向井直樹 :「竹田屋」の奉公人
輝吉     古川輝明 :「竹田屋」の奉公人
浩吉     竹末浩一 :「竹田屋」の奉公人

       キャストプラン

竹田 巴     宝生あやこ:三姉妹の祖母、静の母
竹田市左衛門  西山嘉孝 :「竹田屋」の主人、三姉妹の父(婿養子)
竹田 静     久我美子 :三姉妹の母、市左衛門の妻

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あらすじの前にキャストのクレジットでつっこみ~~ 

役名のなかった、竹田屋の丁稚たち(手代もいるのかな?)

話が進むにつれて、三吉、長吉 と名前が出るのは納得。
弥吉 ときたところで、あらぁ、吉づくめ かしらぁと予想

案の定! 

吉川和哉くんは、吉 
當宮利一くんは、
向井直樹くんが、吉 と続くじゃありませんか

『ごくせん』の生徒役も同じようなネーミングだったけど、
いや~、φ(.. )メモメモしながら、一人で笑ってしまった。

それとも、縁起をかつぐとか、めでたいようにとかで、丁稚は「吉」をつけるのが
ならわしなのかなぁ?


では、あらすじは しばしお待ちを


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「こんな楽しいお正月は初めて」と悠
「僕もだ。今度京都に帰ってきても、君とだけ会いたい」そして
「もう少し歩こう」と智太郎。

夕方、家に帰り、市左衛門が倒れたことを知る悠。
横になっている市左衛門の脇で、静からお小言をちょうだいする悠と桂。

「一体、2人とも今までどこで何しとった   初詣に一日中かかるやなんて」

お康と山岡はそれぞれ「うちが悪いんどす」「私がついていながら」と庇うが
「さがっていなさい!」と静にぴしゃりと言われてしまう

市左衛門は「山岡」と呼び止める
「どこで何をしとったかは聞かん。
 正式には決めてないが竹田屋の養子にしてもいいと思うてる男や。
 それだけは忘れんように」

悠は
「祇園さんで学校のお友だちと会うて、お家でずっとしゃべっとった」
と言い訳をする。

「あんたは跡継ぎ娘なんだから、そのつもりでいなさい」と静
市左衛門が「ワシを殺す気か、もうええやないか」ととりなしても
「気が収まらない」と。お小言を続ける。

「お店はいつなんどき、何がおこるかわからへん。
 桂も、佐七と結婚するのが決まっているのに、他の男の人と表、歩くなんて
 人目っちゅうもんがある、子どもやないんやから自覚せい」



部屋で話す、姉妹

「今、お父ちゃん死にはったらどうなるんやろ。
 でも、そうなったら山岡はんと一緒にさすんやろな。どっちにしても諦めなあかん」
「桂ねーちゃん?」
「うち、どうとも思っとらん。佐七と一緒になるのがいやなだけや」

「あの人と一緒やったんやろ? 好きな人と一緒にいると時間なんか忘れるもんな。
 お父ちゃん、弱気になって、春にでも‥って言い出すかもなー」

桂は急に智太郎との仲を応援すると言い出す。


翌朝、実家に帰っていた佐七が大慌てで帰ってくる。

別家支配人の松川に
「旦那さんはいかがですか。大事な時に留守してすんまへん」と挨拶してから
「ワシのことなんぞ、言うてはりませんでしたか?
 婿養子になる私がおらんとお困りだったのでは‥‥と」と
言い

丁稚たちにこっそりと「何ですか、もう婿はんになった気ぃでいらはるんどすな」と
陰口をたたかれてしまう。

別家支配人の松川は「目上の人の悪口を言うんやない」と注意をする。


佐七は、市左衛門の見舞いに部屋に行く

「ただいま戻りました。肝腎の時に店におらんですみません」と挨拶。
「(実家は)どうどした?」と市左衛門
「分家のこと話したら、涙を流して喜んで、一生おつかえするように‥‥と」

「秋のつもりだったけど、祇園さんの前に婿入りをしようと思う」と市左衛門の言うのを聞き
「早い分には、いくらでも」と嬉しそうな鼻高々な佐七。


山岡は、今日から店に出るので、丁稚の服に着替えていた
「似合うわぁ。しっかりがんばりよし。
 養子になるまで、みんながいびるやろけど、泣き言言ったらあきまへんえ」
励ます桂。

その2人で話しているところに、佐七が通りかかって見てしまった。

市左衛門は、朝ご飯の席で、
「佐七とは、春に結納、祇園さんの前に式あげます、よろしいな」と桂に宣言。
桂はうなづくしかなかった。
「家は、ぶっこん寺の借家を建て直して、店と住まいにして、
 竹田屋の暖簾をあげてもらいます」と静。
「一段、格下やけど、格式にとらわれた時代ではなくなる。
 よろしゅう」と市左衛門も加える。

悠は「私を分家にして下さい」と再度申し入れるが
「悠がこの店を継ぐのは、18の春。
 山岡は2年間、ワシが仕込みます。よろしいな」と市左衛門は言うだけだった。


店では、丁稚たちにまじり、山岡が反物を巻いていた。
佐七が山岡にイヤミを言う

「入店して1年は、掃除と使い走りから始まります。
 みんなが寝てから反物巻く練習したもんです。
 あんさんみたく最初から反物扱うのやったら、目につかんところでやっておくれやす。
 店の信用にかかわります」

「はい」と返事したものの、どうしていいかわからない山岡に
三吉がこっそり「蔵で練習せえと言っとるんです」と教える。
教えた三吉は、佐七に「うろちょろすな 」と反物で小突かれる。

蔵へ行く山岡を追う桂、 桂を追う悠。

蔵の中で桂は山岡に反物の巻き方を教えていた。
「お姉ちゃん! こんなところにいたらいかん!」
桂を連れ出す悠。

「奥のもんが、蔵に入ったらいかんちゅう家訓でもあるの?」と桂
「かんにんえ。悠‥。
 あの人があんなことさせられてんの、かわいそうでかわいそうで」と泣く桂‥‥


(つづく)
 

『ちりとてちん』(15)

2007-10-17 10:08:12 | ’07 77 『ちりとてちん』
作  :藤本有紀
音楽 :佐橋俊彦
テーマ曲ピアノ演奏:松下奈緒

語り :上沼恵美子

   出 演

和田喜代美  貫地谷しほり
和田糸子    和久井映見:喜代美の母
和田正典    松重 豊 :喜代美の父、一家で鯖江から小浜に戻り、塗箸職人に
和田小次郎  京本政樹 :喜代美の叔父・正典の弟

徒然亭草々  青木崇高 :元落語家・徒然亭草若の弟子
熊五郎     木村祐一 酒場「寝床」の店主
磯七      松尾貴史 散髪店の店主。酒場「寝床」の常連
菊江      キムラ緑子 仏壇店の女主人。酒場「寝床」の常連
和田清海    佐藤めぐみ:喜代美と同姓同名の同級生 エーコ。大阪の大学に入学
和田正平    橋本 淳 :喜代美の弟
咲       田実陽子 酒場「寝床」の店主・熊五郎の妻

        ホープユタカ :草若亭に来た借金取り

        劇団東俳
        劇団ひまわり

和田小梅    江波杏子:喜代美の祖母、もと芸者
徒然亭草若   渡瀬恒彦:元天才落語家。今はのんだくれている


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喜代美(貫地谷しほり)が出くわしたのは、元落語家の徒然亭草若(渡瀬恒彦)とその弟子・ 徒然亭草々(青木崇高)だった。師匠の方はわけあって今は落語を廃業しているらしく、二人は 食事をする金もないありさまだ。得体の知れない二人にかかわりたくない喜代美だったが、熱を出して 寝込んでしまう。一方小浜では、行方のわからなくなった喜代美の身を糸子(和久井映見)らが 心配していた。