三田市議 肥後淳三のウェルビーイング(幸せ)日記

幸せな出来事、その日の思いをブログにしたためます。        皆さんと一緒に幸せを追求しましょう!

竹を見直そう!~丹波篠山市の取組み~

2023年04月16日 | 環境・都市計画

4月15日(土)朝から冷たい雨が降っています。
13時30分より丹波篠山市民センターで開催(主催篠山環境みらいの会)された「丹波篠山の竹林の現状と竹資源の活用方法」の講演会に参加しました。
講師は、神戸学院大学 現代社会部講師菊川裕幸先生、竹研究の第一人者でもあります。
竹は、古来から日本人の生活に欠かせないものでした。しかし、生活の傍にいた竹を見放したのは、現代の私達。
その結果、竹林が拡大(タケノコを採らなくなったこと、竹稈部分の未活用)し生活圏にまで入ってきています。

今回の講演会では、丹波篠山市が発行している「丹波篠山竹取物語」のパンフレットを素材にしたお話をお聞きすることができました。
*竹林拡大の防止は、何といっても竹林の整備・・・時間と手間がかかります
*竹の有効利用・・・竹そのものには栄養価が少なく、堆肥化するのには、他のものとブレンドする。
 炭をつくる。筍として販売・・中国産の安価な筍水煮などに押しやられているが、国産のものを重宝する動きも大切。
 菊川先生の研究で農業ハウスなどの骨材に使用したが、2年ほどで壊れたりしている。ただ、これも研究次第か?
 また、薪の代わりに出来ないのだろうか?との私からの質問に対しては、
 竹を燃やすと煙突などに油分等が付着し、室内火災の原因となりやすいため、薪としての普及が進んでいないとのこと。
*防災面・・・竹は浅く地下茎が拡がるため、斜面にある竹林は防災上効果がないとの研究もあるが、平地では確かに地震時の揺れには効果がある。そのため、一概に竹林自体は防災面で不利にはならないのではとの見解。
*放置竹林は何故悪い・・・枯れた竹が取り除かれなくなり、光が入らずうっそうとしている。景観が悪くなる。筍を餌として野生動物が入る(人の生活圏まで動物がやってくる)、生活圏(土地)への竹の侵入。
結局、人と共存していた竹を見直し、旬の筍堀、竹林整備は、地域でこまめにやるしかなさそうです。
例えばですが、私の住むウッディタウンの近くにも竹林があります。
竹林所持者で整備された竹林は良いのですが、放置された竹林は、私達タウン在住者が、春先の筍堀を目的に整備すれば、どうでしょうか。
竹林を持っている方とタウンに住んでいる方々とのこれこそ協働の取組みになるのではないかと思います。
なお、丹波篠山市では、地域の方々が竹林整備を行う際に竹粉砕機を貸し出す取り組みをしていました。予約殺到しているみたいです。

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